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平成31年3月26日市長記者会見

[2019年3月29日]

ID:13066

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平成31年3月26日市長記者会見議題

  • 旧岡山市立福谷小学校・幼稚園跡地活用事業優先交渉権者決定について
  • G20岡山保健大臣会合カウントダウンボード除幕式について
  • ご当地ナンバープレート交付状況について

平成31年3月26日市長記者会見資料

市長記者会見動画

旧岡山市立福谷小学校・幼稚園跡地活用事業優先交渉権者決定について

会見する大森市長の様子1

 皆さんおはようございます。
 それでは、今日は旧岡山市立福谷小学校、幼稚園の跡地活用事業優先交渉権者の決定についてお話を申し上げたいと思います。
 当該跡地の公募型のプロポーザル方式による売却の事業者募集について、去る1月9日から募集を行っていたところ、このたび1者からの応募があり、その企画提案について審査を行った結果、農業法人株式会社D&Tファームを優先交渉権者として決定いたしました。
 D&Tファームは、熱帯性の植物の種をマイナス60度という極寒の環境下に置き、耐寒性遺伝子を発現させるという品種改良の手法、これを凍結解凍覚醒法と呼ぶようでございますが、この手法により植物の成長が早く、耐寒性また耐暑性を高めた農作物をつくっておられます。これにより輸入に頼る農作物の国内栽培を可能とし、自社で生産した苗を販売したり、無農薬の「もんげーバナナ」を販売したりされているとのことです。
 D&Tファームは、そうした農作物の栽培方法によって消費者に安全・安心を、栽培者に儲かる農業を提供し、日本の農業を元気にすることを理念とするアグリバイオベンチャーを標ぼうしておられます。
お手元の資料の1ページをごらんいただきたいと思います。
 これが全体の配置計画でありますが、まずは具体的な提案内容ですけども、小学校の跡地を本社機能とするとともに、バナナを中心とした農作物の苗を育てる施設や、販売した苗を育てるための人員を養成する研修施設、果物をジャムや青汁などに加工する6次化工場とし、幼稚園跡地では旧園舎をそのまま活用し、食を学ぶことをコンセプトとした食育カフェとするものであります。
 施設改修に当たっては、景観保持、環境保全、地域の連携、農地活用、雇用創出をポイントとし、福谷小学校、幼稚園跡地を国内農業の変革の中心地にしたいとの志を持った、意欲的で地域の実情にも配慮した提案となっております。
 今後のスケジュールですが、来月中には岡山市と優先交渉権者D&Tファームとの間で基本的事項に関する覚書を締結し、その後、地域住民の皆さんとも具体的な協議を行っていただき、事業内容について十分な理解を得るとともに、開発許可手続など幾つかの手続を進め、売買契約の締結に向けていきたいと思っております。
 私としても、足守地域の活性化に大いに期待を寄せることのできる提案であると考えており、今後地域住民の方々との協議が進み、双方の理解が深まることによって地域の皆さんに歓迎される事業として本契約に至ることを願っております。
 前回の会見でも、地域の未来づくり推進事業の5件について、ここでお話をさせていただきました。周辺地域にも力を入れていかなければならないというように努力をしておりましたけれども、だんだんと農業法人ではないですけど、種が芽となって、花を咲かせつつあるのかなというような気がしているところであります。

G20岡山保健大臣会合カウントダウンボード除幕式について

 次に、G20の岡山保健大臣会合までちょうど200日前となる4月2日にカウントダウンボードを設置するにあたり、岡山駅後楽園口広場においてカウントダウンボードの除幕式を開催いたします。
 カウントダウンボードは、岡山市役所、岡山県庁のほか、ももたろう観光センターや岡山空港の合計4カ所に設置いたします。市民、県民への会合開催について周知を図り、市民、県民のおもてなしの機運を醸成するのはもちろんのこと、観光、出張等で岡山を訪問された方にも、G20岡山保健大臣会合開催をPRしていきたいと思っております。
 除幕式では、協議会の副会長でもあります菊池岡山県副知事のほか、ミコロ・ハコロ、ももっち・うらっちも登場するところであります。
 岡山駅前という公共交通での来場が容易な場所での開催ですので、多くの方にお集まりいただきたいと思っております。周知、広報についてご協力をお願いしたいと思います。
 会合に伴って開催されるさまざまなイベントを通じて、健康づくりは社会全体の、そして世界的な関心事となっていることに気づいていただくとともに、ご自身の健康について関心を持っていただく機会になればと期待しております。

ご当地ナンバープレート交付状況について

会見する大森市長の様子2

 ご当地ナンバープレートの交付枚数についてという資料を配布させていただいていると思います。
 2月4日から交付を開始したファジアーノ岡山、岡山シーガルズのロゴ等をあしらった新たな原動機付自転車用ご当地プレートについて、交付開始から1カ月が経過しました。少し交付状況についてもご報告させていただきたいと思います。
 50cc以下では、桃太郎、岡山城バージョンを上回り、最多の交付枚数となっております。また、これまでご当地プレートがなかった50cc超90cc以下、黄色のナンバーと、90cc超125cc以下、桃色のナンバーでは、約7割の方に選んでいただいております。これは地元のトップチームを応援しようという気持ちがあらわれているということで、大変うれしく感じております。
 なお、利用者のコメントとしては、キャラクターがかわいいということも言われているようでございます。
 今後もより多くの市民の皆様が地元トップチームを応援し盛り上げ、それによって岡山市が一層元気なまちになることを願っております。
 今日は以上です。

質疑応答

  • 記者
     旧福谷小学校、福谷幼稚園の跡地活用の件でお尋ねいたします。
     廃校後、長年活用をどうしていくかというのをずっと議論されていた場所だと思うんですけれども、今回事業者1者絞られまして優先的に交渉していくと。改めて、この場所で地域とのかかわりとか事業の展開について今どのような期待をされているのかお聞かせいただければと思います。
  • 市長
     ある程度の事情がおわかりいただいているみたいですけども、実はこれ平成27年ぐらいから動いているんです。さまざまな企業から提案をいただいたり、そしてそれをどうするかっていう受け手としての検討を行ったりしていたんですが、なかなか地域ニーズとの関係であるとか、学校をどれだけ使っていただけるかという資産の活用という面とか、折り合いがなかなかつかなかった。でも、今回そういう学校全体を使っていただいて、かつ、バイオベンチャーという新しい付加価値を持った、そういう企業が乗り出していただいています。
     先ほど簡単に言ったのでお分かりいただけなかったかもしれないですけども、育苗施設をこういう校舎の中に建て、そして校庭にそれを育てていく施設、そしてその後、耕作放棄地にそれを植えていくという、そういうことを考えているので、福谷小学校だけではなく足守地域全体にいい効果を及ぼしていただけるんじゃないかということで、私としては早く成就して、具体の動きが出てくると足守地域の振興につながっていくんじゃないかなというように思っています。
     足守地域に関して言うと、前回古民家の話、足守キッチンとか、古民家とか、そういったことをここでお話を申し上げたと思います。それも複数の施設で動かしていこうという動きも出てきていますし、そもそも木下家のこういう伝統のある地域が、何となくいい面でにぎやかになっているっていうような感じがして非常にうれしいところであります。
  • 記者
     福谷小の件でD&Tファームさんの提案ですけれども、例えば今後の開設時期とか、あるいは事業規模とかその辺の話というのはもう出て…。
会見する大森市長の様子3
  • 市長
     出てはいます、もちろん。出てはいるんですが、まだここで明確にいつからスタートというところまでは言えないんですが。事務局が用意してくれたものがありますから、言えるところまで。
     要は、まだ開発手続とか、あと地元との具体的な話をやっていかなきゃならないので、今はいつとまでは言えないのですが、若干我々の希望的な観測を申し上げると、今年の秋には契約を締結したいなと。そうしていけば、来年3月ごろには育苗施設の稼働ができるのではないかと。となると、来年の今ごろには具体的に動いているということであります。その後、順次、ジャムなどの加工場やカフェの開設、こういったことに結びついていくというように考えているところであります。
  • 記者
     福谷小学校の跡地活用の件なんですけれども、足守地区の雇用促進というところもあるとおっしゃっておりました。例えば、先ほどの事業計画に一部かぶるかもしれないんですが、雇用が計画の中で出されているものなのか、教えていただけますでしょうか。
  • 市長
     地元雇用は15人程度を予定しているということであります。
  • 記者
     ありがとうございます。
     あと、D&Tファームさんというと、パパイヤ、バナナっていうので先進的に取り組まれていると思いますが、足守地域にはメロンがありますよね。そのあたりって絡みが、影響というか、お考えになっているところがあれば教えてください。
  • 市長
     そこまで考えたことなかったんですけど、とりあえず中心はバナナということで考えておられるということだと聞いております。
     メロンはなかなか後継者不足もあって、実は今話題となっているふるさと納税でも、足守メロンの個数をきちっと確保するっていうところが結構なかなか大変なので、私はそういう面でも充実を図っていただきたいなというように思っております。岡山市は地元産品多いですから、今国で議論されているような話はあまり関係ないかなというように思っています。
  • 記者
     この発表に関してじゃないんですけども、西日本豪雨の関連で公費解体ですね、この延長を決められた理由をお話いただければなと思うのと、あと間もなく豪雨災害から9カ月になりますけども、今現在の課題みたいなものをお感じになっていることがあればお話いただければなと思います。
会見する大森市長の様子4
  • 市長
     公費解体の延長ですよね。話を伺っていると、実際上の相談件数は結構あるんですけど、なかなかそれが全て申請に結びついていないというところの中で、具体的にやっぱり所有者の方が悩んでおられる。かつ所有者の方も必ずしも一人じゃなくて、複数の所有の場合もありますし、そのあたり公費解体でいくのか、また自費解体でいくのか、それとも違う形でいくのかというのが決めきれないケースっていうのが結構あるというふうに伺っております。したがって、とりあえずは6月まで延長させていただくということにさせていただいたということであります。それが1点。
     2点目は、今回の人事を見ていただいても、災害に強い岡山にしようという我々としては意欲を表したつもりであります。一つは何といってもソフトの問題。岡山市はやはり災害が少ないということで、若干あぐらをかいていた面があると思います。単位町内会レベルでいくと、自主防災組織が50%を切っている、こういう状態であるわけですから、やはり顔の見える避難を考えていくためには、単位町内会レベルでの自主防災組織の結成というのは不可避だろうというように思っています。そこの充実が必要であります。
     あと、ハードの面でいくと、我々としてはやっぱりポンプ施設の整備が必要です。砂川の改修は国、県のほうにお任せをして、協力はするにしても、海抜ゼロメーター地帯が非常に大きいわけですね。干拓によって出来ている部分が多いですから。やはり汲み出していく行為が必要になるわけなので、そのポンプ施設の整備、これに万全を費やすとともに、ポンプ施設ができない間の暫定措置についても、今ポンプの貸し出しなどをやっていますが、地元の町内会からは多くの要望が上がってきています。これに対しても対処していかなきゃならないなというように思っています。
  • 記者
     まず、福谷小学校についてなんですけども、市長がおっしゃったように、土地活用自体が全国で課題となっている中で、こういった施設も今後少子高齢化に向かってこういう活用が出てくると思うんですけども、3年かけて今回受け付けたわけですけども、一連のスキームというのは、今後岡山市にとって一つのモデルケースといいますか、一つの今後の土地活用の模範となるものでしょうか。
  • 市長
     模範っていうか、何と答えていいかよくわかんないですけど、やはり岡山市が持っている施設で遊休施設ですね。そこは私としてはできるだけの活用をしていく。市での公での活用ができないときは、やっぱり民間にお願いをしていくっていうのが基本だろうというように思います。そういう原則がありますよね。
     岡山市の周辺地域は、ある面恵まれているところがあるんですね。何が恵まれているかというと、岡山、倉敷という大きな消費地をすぐ近くに抱えている。したがって、結構需要があるということですよね。そういうところへの供給っていうのが非常にコストを安くできるっていうことで、私はまだまだやりようがあるんじゃないかなというように思っています。
     その一押しというのをどうしていくかというのが重要だと思っていたので、この前の未来づくり推進事業というものをセットさせていただきました。ハード、ソフトとも3分の2から5分の4という非常に通常よりも大きなインセンティブでありますから、損益分岐点そのものも相当下がっていくんじゃないかなというように思っております。
     今、申し上げたような点を総合的に使っていただいて、できるだけの活用を、活性化を図っていきたいなというように思っています。
  • 記者
     あと、ナンバープレートのほうですけども、この数、大体半分、5割弱がスポーツチームを選んでいただいたんですけども、この数については市長、単純にどう思われますか。
会見する大森市長の様子5
  • 市長
     岡山城なんかを抜いちゃっていますからね。でも、一つはやっぱり大きくはスポーツチーム、(Tリーグの)リベッツが決勝で東京と戦ったなんていうのを全国放送で見ていると、気持ちいいものがありますよね。そういう面で、結構岡山のプロスポーツが話題となっているんじゃないでしょうか。この前のファジアーノが柏レイソルに勝ったのも気持ちよかったですよね。そういう面で、みんながそういうチームを押していこうっていう雰囲気が出ていると私は思うんですよ。そういうあらわれというのが一つ。それにしてもちょっとパーセンテージ高いんじゃないかっていうのは、確かキャラクターが出ていましたよね。ああいうのがかわいいっていうのも、特に女性たちにとっては意味があるのかなと思ったりもします。質問にストレートに答えるんだったら、思ったよりも交付率高いですね。
  • 記者
     こういったプレートをつけてたくさん走り回ってもらって、どうなればいいなという市長の思いを再度お願いしたいのですが。
  • 市長
     当然プレートというのは、自分が走っているとき見えないわけで、周りから見えるんです。周りから見えると、もちろん岡山の人間も、岡山の市外、県外の人間も見ていく。何となく岡山市みんなでファジアーノを応援しているんだなと、シーガルズを応援しているんだなっていう感じになりますよね。そういうことによって、より盛り上がってくればいいなと思いますね。
  • 記者
     耐寒性遺伝子、そのことの市長の関心、魅力と、あともんげーバナナというのはおいしいんですか、どんな味。
  • 市長
     まず、氷点下60度、マイナス60度で種を凍らすと、もとの温度に戻ってきたときに、これ遺伝子のゲノム編集じゃないと言われましたけども、要は持っている耐寒性とか、暑さに耐えるとかそういうものが出てくるらしいんですね。だから、普通バナナって暑いところじゃないとだめじゃないですか。それが新たにそういうのが発現、そういう耐寒性遺伝子みたいなものが発現して、岡山でもできる。こういうことらしいんです。私はそれ以上の説明ができませんから。もしあれだったらD&Tの社長さんは田中さんという方ですから、ぜひ伺っていただいて。特許取っていますからね。もんげーバナナは食べましたか。
  • 記者
     食べました。
  • 市長
     1回食べてみないとわからないですけども、おいしいですよ。そんなに多く売っているわけじゃありませんけども。天満屋では売っているよね。ぜひ一度食べていただいて、記事にしていただければありがたいと思います。

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