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その27【株式会社果実工房】

[2022年3月31日]

ID:42888

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「いきいき社会貢献」では、のっぷとティアが社会貢献活動に取り組む岡山の企業を取材します。第二十七回は、株式会社果実工房におじゃましました。
なお、内容は取材当時のものです。

農業に雇用を生み出し、産業化による明るい未来

株式会社果実工房は、農業に雇用を生み出し、農業を産業化することで明るい未来づくりを進めています。

食品メーカーに勤めていた代表取締役社長の平野幸司さんは、市場で取り扱われない果物がもったいない、廃棄されることを何とかしたいと考え、フードロス解消と農業活性化を目指して2011年に設立しました。

従業員数は50人以上、奈義工場での障がい者雇用や設立当初から障がい者就労施設と連携しています。

写真1.工場での作業の様子

工場での作業の様子

凸凹があってもいいじゃない

2019年に岡山県備前県民局との協働事業「Ki-Bi Lab.」において、障がい者のアートを商品パッケージに活用したことで、その魅力と可能性を感じたことがHeart for Art(心で描いてもらったアート)プロジェクトをはじめたきっかけです。

コロナ禍で施設へ通所できない人の雇用づくりのため、それぞれのアーティストの個性を活かしたお土産などのパッケージデザインなどを行っています。
アーティストや家族の方からは、「商品が売られているのを見ることで仕事の役に立っていると感じる」「子どもの絵が店頭で販売されてすごくうれしい」と、とても喜ばれています。

写真2.商品パッケージ

商品パッケージ

また、パッケージの裏にはアーティストの紹介も記載しています。
同じ障がいを持った方がそれをみて「私にもできる」と感じ、勇気をもってもらえたらと思っています。

いろいろな人が社会と関われるプロジェクトを

今後はより多くの企業や団体と連携を行いつつ、地域の特産品のデザインにも活用されていければと思っています。

また、障がい者だけでなく高齢者によるデザイン、フォントを使用したチラシやポップの作成など、いろいろな人がもっと社会と繋がっていることの喜びや地域との結びつきを強める活動を行っていきたいと思います。

写真3.フォントを書いている様子

フォントを書いている様子

また、平成30年7月豪雨の際にも真備のピオーネを使ったチョコレートの販売などをしましたが、今後も自然災害等により農家が収穫した状態のままでは市場で取り扱いにくい果物等を活用するなど取り組みを拡大させていきたいと思います。

株式会社果実工房 代表取締役社長 平野幸司氏より

写真4.平野幸司さん

平野幸司さん

会社の利益を上げる活動が、社会の役に立ち、社会の困りごとを解決することにつながっています。

ただ美味しいお菓子を提供するだけでなく、心の負担を軽減できるように、自分たちがやっているビジネスやテイストを取り入れてより良いものにできればよいと感じています。

世の中の出来ることの選択が増えて、誰かが困っていることがあればチャレンジできるようになって欲しいです。

のっぷ1

いろいろな社会とのかかわり方ができるんだね。もっと取り組みが増えたらいいね。

株式会社果実工房

住所:〒701-0203 岡山県岡山市南区古新田1153-6
連絡先:電話番号 086-236-9576(代表)
ホームぺージ:株式会社果実工房別ウィンドウで開く

のっぷ2

次はどんな企業におじゃましようかな?楽しみだなぁ!

なお「いきいき社会貢献」では、「取材にきてほしい!!」という企業を募集中です。 希望される方はお問い合わせフォームより、企業名、社会貢献活動の内容を添えてご連絡ください!