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その7【両備グループ】

[2015年8月7日]

ID:40504

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「いきいき社会貢献」では、のっぷとティアが社会貢献活動に取り組む岡山の企業を取材します。第七回は、両備グループにおじゃましました!
なお、内容は取材当時のものです。

学校に行くとき、会社に行くとき、買い物に行くとき、旅行に行くとき、日常生活の様々な「移動」に欠かせない、バスや電車等の公共交通機関。

51のグループ会社から成る「両備グループ」(以下、両備)は、交通をはじめ様々な分野で私たちの生活を支えています。今回のいきいき社会貢献では、両備が取り組む「地方創生プロジェクト」についてお話をききました。

岡山電気軌道のMOMOの写真

岡山電気軌道のMOMO

「地方創生プロジェクト」とは?

「地方創生」とは、各地方が自立した経済活動を行っていくことができるように、様々な事業を行ったりしくみを整えたりすることで、日本の豊かな未来をつくることを目指す政策です。現在、「地方を元気にしよう!」と日本全国の自治体で政策が進められています。両備はそんな動きを民間から大きなうねりにしていこうと、「地方創生プロジェクト」を始めました。

備前焼販売ブース1

「地方創生プロジェクト」は、「みんなで地域を誇りに、そして全国にアピールしていく」ことを目指し、岡山に暮らす人々が地域の伝統文化を「地域の魅力」として誇りに思い、県内外に向けて発信する活動です。
その第一弾として、両備がスポットをあてたのが日本六古窯の一つである備前焼。まずは岡山の人々が備前焼の素晴らしさを知るきっかけをつくるために「ひがしやま備前焼市''BIZENYAKI marché 2015''」を開催しました。

ひがしやま備前焼市’’BIZENYAKI marché 2015’’

2015年6月6日(土曜日)から6月7日(日曜日)に東山公園で開催された「ひがしやま備前焼市''BIZENYAKI marché 2015''」(以下、備前焼市)におじゃましました!
備前焼市では、16名の備前焼作家と5つの窯元(かまもと)、岡山電気軌道株式会社の路面電車沿線にある飲食店が連携し、備前焼の魅力を発信するとともに岡山のまちを盛り上げました。
メイン会場となった東山公園では、備前焼を見て・ふれて・使って・楽しめる様々な催しが行われました。お皿や湯のみだけでなく、ビールグラスや風鈴等、備前焼の用途が広がる様々な作品があふれ、会場は活気に包まれていました。

備前焼販売ブース2

備前焼市は、作家や窯元から作品についてのお話を直接聞けることが魅力。
「備前焼のビアマグにビールを注ぐと、きめ細かい泡が立って、口当たりがなめらかになるんだよ」。
「窯で焼くときに、器のまわりに藁を巻くと赤いたすきのような模様がつくんだよ」。
備前焼の魅力を知ることで、「伝統工芸品」・「高級品」というイメージのものから、ぐんと身近なものに感じられます。

出店した作家の声

16男性(左)

普段は『備前焼まつり』※以外、多くの作家や窯元が集まって作品を販売する機会はほとんどないので、岡山市中心部で備前焼市のようなイベントが始まって嬉しいです。家族連れや学生さん等、若い人たちに備前焼を見ていただける貴重な機会なので、これからも続いてほしいと思います。

備前焼まつり:毎年秋に岡山県備前市で開催される、備前焼の展示即売イベント。

備前焼を使う・楽しむ

デコレーションされた備前焼の作品の写真

デコレーションされた備前焼の作品

子どもが電動ろくろを体験している写真

子どもが電動ろくろを体験している様子

キラキラした石で備前焼をデコレーションするワークショップや電動ろくろでの作品づくり体験も行われ、子どもたちも真剣なまなざしでチャレンジしていました。子どもや若い女性も備前焼を楽しむことができました。

飲食ブース

会場では、備前焼の産地である岡山県備前市の地元グルメも大集合!
さらに、路面電車の沿線にある13の飲食店では、期間限定で注文された料理を備前焼で提供し、「備前焼を使って料理を食べる」企画も開催されました。

備前焼市では、一連のPR活動として「備前焼と路面電車のコラボレーション」も実現しました。
期間限定で、路面電車内に備前焼の作品が展示されたり、当日は備前焼でつくられた切符が販売されたりして、備前焼が「器」という枠を飛び出し、わくわく感と一緒に岡山のまちに広がっていきました。

両備の社員さんにお話を聞きました。

両備の社員さん

実行委員を務めた社員の皆さんに、備前焼市に込めた思いを聞いてみました!

両備タクシーセンター 大賀直央さん(写真右下)

「2014年秋に東京で開催された『ツーリズムEXPOジャパン別ウィンドウで開く』に、岡山県内の企業と協力して、岡山ならではの商品や食を集めてブースを出展したことがありました。今回の備前焼市でも、『ツーリズムEXPOジャパン』を通じてつながった方々に呼びかけたところ、備前焼の作家さんや飲食店を集めてくださるなど、たくさんのご協力とご支援をいただきました。
この備前焼市が、岡山の伝統工芸品である備前焼を『身近に感じるきっかけ』になってほしいと思います。日常生活のどんなシーンに備前焼を取り入れられるかについて知り、実際にふれて使ってみる。そのきっかけとなる備前焼市の会場までを、岡山電気軌道の路面電車やバスが導く。このように、両備の事業分野と地域活性化の取り組みをかけあわせることで人・もの・金の循環を生み出し、助成金や補助金に頼らない持続可能な取り組みをつくることができると思います。
今後も、岡山県内の色んな地域にある伝統文化にスポットをあてて、備前焼市のような取り組みを広げていきたいと思います。」

地域が元気になる

岡山の代表的な「伝統工芸品」である備前焼で、路面電車、公園、お店、作家、窯元をぐるっとつなぐ、このプロジェクトが岡山のまちの魅力となって続いてほしいですね。これからもまちの魅力と公共交通をつなげて発信することで、幅広い「まちづくり」の活動につなげて地域を元気にする、両備の「地方創生プロジェクト」に注目です!

岡山電気軌道株式会社

のっぷ

次はどんな企業におじゃましようかな?楽しみだなぁ!

なお「いきいき社会貢献」では、「取材にきてほしい!!」という企業を募集中です。希望される方はお問い合わせフォームより、企業名、社会貢献活動の内容を添えてご連絡ください!