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平成29年6月28日市長記者会見

[2017年6月28日]

ID:12205

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平成29年6月28日市長記者会見議題

  • 中四国支店及び本社機能の誘致について
  • 「岡山丸ごと!健幸ポイントプロジェクト」参加者募集について
  • 「第12回食育推進全国大会inおかやま」の開催について
  • 「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」参加について
  • 指定都市市長会を代表した国への政策提言について

平成29年6月28日市長記者会見資料

中四国支店及び本社機能の誘致について

会見する大森市長の様子1

 本日は、まず最初に2件の企業誘致が決定いたしましたのでご報告いたします。
 まず初めに、中四国支店の誘致決定についてですが、岡山市本社・中四国支店等立地推進事業補助金を活用し、医療事務業務受託の最大手で全国ネットワークを武器に介護分野に関しても民間シェアの首位である株式会社ニチイ学館が中四国支社を5月15日、北区本町6-36第一セントラルビル8階に開設いたしました。
 このたび開設した中四国支社は、岡山支店、また広島支店、高松支店と中四国内の12の支店等の統括機能を持つものであり、今までは西日本支社、大阪市で近畿及び中四国エリアの統括を行っていたものですが、中四国エリアの営業強化を図るため、今回岡山市に支社を開設したものであります。
 この開設に伴いまして、新たに22名の常用雇用者が見込まれております。なお、今までこの補助制度による中四国支店等の立地は8件目になるんですが、今までは中四国を営業範囲とする広域的な営業拠点を岡山市に立地しようとするものでした。今回は、今申し上げましたように、12の支店を統括する機能のある支社の立地であり、これは平成26年度のこの制度創設以降、今回が初めてとなるものであります。
 次に本社機能の誘致決定ですが、岡山市本社・中四国支店等立地推進事業補助金制度を活用し、金属加工品製造や計測評価機器開発などを行う株式会社山本金属製作所が、市内に研究開発センターを新たに増設することを決定されたのでご報告いたします。
 山本金属製作所は、市内に重要な研究開発拠点を既に立地していただいているところで、そこでは企業の核となる精密加工技術及び計測評価技術の研究開発が行われていますが、新たに研究開発センターを増設することでさらなる拠点強化を行い、技術の発展を図るものとお聞きしております。
 今回の増設に伴う固定資産投資額は約1億7,000万円、新たに6名の常用雇用者の採用が見込まれております。岡山市は今後も引き続き中四国、さらには西日本圏域の拠点都市として岡山市への企業の立地を推進してまいりたいと考えております。

「岡山丸ごと!健幸ポイントプロジェクト」参加者募集について

 続きまして、岡山まるごと健幸ポイントプロジェクトについてお知らせ申し上げます。
 ここに出ておりますけれども、日々の歩数や健康受診などに応じてポイントを付与することにより、多くの市民の健康づくりを促すことを目的とした岡山まるごと健幸ポイントプロジェクトの参加者を募集します。従来の健幸ポイントプロジェクトは、平成26年度から平成28年度まで国の補助金を活用した実証実験として行った結果、参加時からの歩数が約2,000歩増加したり、BMIが改善するなどの効果が得られました。この効果を市民の皆様に広めていくために、今年度は国の地方創生推進交付金を活用し、参加者を5,000人に増やして実施いたします。
 そのほかの変更点として、まず幅広い年代の方に取り組んでいただくために対象年齢を40歳以上から35歳以上に下げ、職場で参加できるよう法人枠も新設いたしました。また、活動量計を差し上げるだけでなく、活動量計以外に専用スマートフォンアプリでも計測できるなど、参加しやすい工夫を加えています。
 インセンティブとしてのポイント上限は2,400ポイントに下がりますが、ポイント以外にダブルチャンスとして民間企業からの協賛金、協賛品などを取り入れ、多彩なものとしております。募集期間や申込方法など詳細は添付のチラシをごらんください。運動しようという思いがあるのにできていない、運動を始めてみたものの続かないという方もこの機会にポイントをためながら楽しく健康づくりに取り組んでいただければと考えておりますので、友達や職場の同僚をお誘い合わせの上、多くの方の参加をお待ちしております。

「第12回食育推進全国大会inおかやま」の開催について

 次に、開催が迫ってまいりました「第12回食育推進全国大会inおかやま」についてお知らせいたします。
 平成29年、この6月30日金曜日、そして7月1日土曜日の2日間、大会テーマを「食育は人づくり!みんなでええ『食』を次世代へ~桃太郎のまち岡山から未来へつなげる食と健康~」ということとして、岡山コンベンションセンターとジップアリーナ岡山で開催いたします。
 両会場では、全国から行政関係団体や企業、学校、ボランティア団体など約150団体の出展をいただき、食育に関する各団体の取り組み事例の紹介展示や体験イベントが実施されます。事前申し込みが必要な公演やシンポジウムでは、多数の申し込みをいただき抽選を行ったプログラムも既にございます。こちらは参加証が必要ですが、当日は入場無料で料理や栄養測定などが体験でき、展示やキッチンステージをごらんいただくことができます。屋外では県内グルメの飲食販売も多数あり、大会限定のオリジナル米粉パンやジェラートの販売など食を楽しむイベントとなっているところでございます。是非ご参加をいただければと思います。

「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」参加について

 次に、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」への参加についてお知らせいたします。
 岡山市は7月1日から「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」に参加いたします。このプロジェクトは東京都オリンピック組織委員会や環境省の実施事業で、家庭にある使用済みの携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラなどの小型家電を全国から集め、含有されている金属で東京オリンピック・パラリンピックで使用する約5,000個のメダルをつくるという国民参加型プロジェクトであります。
 岡山市では既に平成27年1月から小型家電を拠点回収しリサイクルしておりますけれども、この7月1日以降の回収分からはメダル材料となる品目を選別し、プロジェクトに提供していきます。市内の回収場所として、各市役所と市施設8カ所、電器店など小型家電リサイクル協力店105カ所の計113カ所で受け付けます。メダル材料として提供する小型家電は、携帯電話、デジタルカメラ、ポータブルビデオカメラ、携帯音楽プレーヤー、携帯ゲーム機、ポータブルカーナビ、電子辞書、電卓、これらに附属のACアダプター・ケーブルになります。ご家庭で使われなくなった小型家電がありましたら、材料提供という形ではありますが、是非東京オリンピックに参加してみられたらどうかと思います。なお、メダル材料とはならない品目の小型家電もご家庭にありましたら、金属資源としてリサイクルしていきますので、この機会にお持ち込みをいただければと思います。

指定都市市長会を代表した国への政策提言について

 以上が予定された案件でございますが、1点、政令指定都市の市長会からの提言についてお知らせいたします。
 この市長会では、3つの部会を設置しているところでありますが、私はその中の一つであるまちづくり・産業・環境部会の部会長を拝命しているところでございます。昨年12月のまちづくりに続き、産業に関する国への政策提言について、先月23日に広島で開催された市長会議において議論を行い合意が得られましたので、7月4日にこの市長会を代表し内閣府、文部科学省、スポーツ庁、経済産業省、観光庁に対して提言を行っていく予定でございます。
 地方創生に向けて日本を牽引していく指定都市の役割を果たすため、スポーツビジネスの成長化に向けて有望産業であるスポーツビジネスを通じて地域経済の活性化を図れるようスポーツコミッションへの支援や、スタジアム、アリーナ整備等に関する支援について、また東京一極集中是正に向けて東京23区以外での創業、第二創業を後押しする税制に関する優遇措置等について提言を行ってまいりたいと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

会見する大森市長の様子2
  • 記者
     企業誘致について1点教えてください。ニチイ学館が今回立地を決めたということで、職員の地道な努力の成果ではあったかと思いますが、最大の決め手というのは何かあったのでしょうか。
  • 市長
     まずは、今話されたように、ここのポイントの一つは、職員がさまざまな機会に出会った企業に対して1社ごと、その後具体にフォローアップしていっている、そういう努力の成果だろうっていうように思います。そして、このニチイ学館について言えば、彼らから聞いているこの岡山に開設する理由ですけれども、一言で言うと交通の利便性にすぐれているということだと聞いております。
     実はですね、ニチイ学館でいきますと、支店が12支店あるんですね。先ほど言ったように岡山、広島、高松、高知、徳島、松山、福山、倉敷、徳山、宇部、松江、鳥取。この12の支店を統括するっていうことになると、やはりそれらの交通アクセスっていうことを考えていった場合、岡山が中四国で最もすぐれているんではないかというようなご判断をいただいたというように思っております。
  • 記者
     市の補助事業については、今回の誘致で魅力となったのでしょうか。
  • 市長
     私が伺ったのは以上でありますけれども、何かありますか、補助事業に対しての。
  • 担当課長
     当然、今回の本社・中四国支店等立地推進事業補助金制度っていうのがあるんですが、これも進出の決め手の一つになったというふうにお聞きしております。
  • 記者
     健幸ポイントプロジェクトのことについてお尋ねしたいんですが、前年度末に終わって、今回新しく始められる、新しく仕切り直しという形だとは思うんですけれども、インセンティブの部分が前回よりは下がっている、ただ間口は広くされて法人枠を設けたり、35歳にされたりということで、そこは広くされているということがありましたが、インセンティブが減った分、どのように魅力を高めて参加を促すような工夫をされたのかというところを教えてください。
  • 市長
     確かに、インセンティブの部分は相当下がってます。そこは、以前は筑波大学の久野先生が中心となって6カ所の市で、岡山市はその中で最も大きな市として活動していたわけですが、国からの助成金、補助金が大きくあったのでできたっていうところがあります。
     今回、それをどうするかっていう判断を我々迫られたわけですけれども、一定の結果も出てるし、やはり健康寿命を延ばしていくっていうのは、後の医療費の削減っていうのもあるんですけれども、それだけではなくて、市民の皆さん方が健康で長生きするっていうのを願っておられる。それを何とか我々として後押しをしていかなきゃいけないんじゃないかということで、これは継続していこうと。したがって、今、おっしゃったように地方創生の交付金は使うものの、それほどポイント分っていうのがセットできなかったわけであります。ただ、だいぶもう市民の皆さん方にもそういう意識がついているっていうところもありますし、先ほど言ったような民間の協賛品みたいな物もこれに加えて、できるだけ魅力あるものにしていきたいと思っておりますけれども、だいぶそういう意識っていうのも出てきてるんではないかなというように思っております。市民の意識変化とともに我々もそれに対応したいろんなサポートを、できるだけのことをしていきたいというように思っています。
  • 記者
     ちょっと外れて、6月定例市議会のことをお伺いしたいんですけども、所信表明の分での出馬表明に始まって、議長の不信任案議決とか、あと最終的には一般会計というか、補正予算の可決を含めて無事閉会したんですが、そこら辺を全て踏まえて今回の定例市議会に対して一言総括する言葉があればお願いしたいんですが。
  • 市長
     6月議会は我々の提案したものについては、全て可決をしていただきました。それは一定の例えば税制優遇措置等については否定的な方もおられたことは事実でありますけれども、私としては、市執行部が提案したものを全体として受け入れていただいたっていうのは非常にありがたいことだというように思っております。
     我々執行部側としても、議会とのコミュニケーションはやってるつもりでもありますし、今後も引き続きそういった意見交換といいますか、そういったことをやりながら岡山市の発展につなげていければというように思っているところであります。
     先ほどの議長人事については、もう何度もこの場でもお話は出ましたけども、私の見解は、執行部と議会っていうのは権能も違ってまいります。そういう面では、我々が議会のそういう人事に関してコメントする立場にはまずないというのが一つであります。ただ、そういう議会内の問題が岡山市民の生活に影響を与えるようになったら、そこは問題と我々としても言わざるを得ないかもしれませんけれども、今の段階ではそういう市民生活に何らかの影響が出てきているということとは私は思ってないところであります。
  • 記者
     昨日、株式会社池田動物園から要望がございました。改めて市長にお伺いしたいんですけれども、今後の市の対応も含めて受けとめというところをお聞かせいただけますか。
  • 市長
     昨日も動物園側との話し合いの後に、少し記者の皆さん方には岡山市の考え方を申し上げたと思います。まず、実は、彼らの主張の第1点目が市営化をしてほしいと。そして、経営の安定を図りたいということがあったんで、この市営化ってどういう意味なんですかっていう質問をさせてもらったんですね。非常に従前から経営が厳しい、赤字が出てるっていう話がございました。そこで私のほうから、「従前の赤字を市に補填してほしいという趣旨なんですか」っていう話を申し上げました。そうならば、やはり市民から負託を受けている私としては、「はいそうですか」っていうことといいますか、「それに対していかがなものかというふうに言わざるを得ないですよ」っていうふうに申し上げたんですね。そしたら、過去の赤字分を補填してくれという趣旨ではない、今後の話なんだっていうことになりました。
     話の争点は、今後どうするかという議論に移ったわけなんですが、確かに今、毎年赤字が出ている実態があることは私もよく承知をしているところであります。ただ、岡山市側に動物園に関するエキスパートがいるわけでもありませんし、それは彼ら、株式会社の池田動物園のほうに多くの専門家もおられるわけであります。その会社側が本当にこれからどうしようとされているのか、そこのところを明らかにしていただかなければ話は進まないんじゃないでしょうかっていうように申し上げました。
     会話の中で私が、昨日お話ししなかったことを申し上げると、一つは4つの視点で彼らは経営を行ってきたというふうに言われています。1つが、いわゆる「情操教育」、もう一つが「種の保存」、3つ目が「調査研究」、4つ目が「レクリエーション」。そういう4つの視点でやってきたという。
     ということから見ても、我々が全てに言及できるような話でもないわけであります。これからどうされるのか、そこは彼らのほうで是非考えてもらいたいと。考えるに当たっては、当然今、株主も、いろんな経済界の方も入っておられるわけですし、関係する方もおられるわけで、その経済界の方、そして動物に関してのさまざまな専門家の方もおられますよね。そういう方が将来像を整理して、その中で我々として何ができるのかということを考えていく、我々っていうのは岡山市っていうことですけどね。
     だから、岡山市にそのメンバーの中に入れという話ならば、それは我々としても入らせていただきますというように申し上げたところでありまして。あとは、とりあえず検討されるというように伺ってますんで、動物園側のこれからの動きを見て岡山市のほうも対応をまた検討させていただきたいというように思っているところであります。
     これも6月議会で、先ほど記者さんが6月議会の話をされましたけど、2人の方から質問が出ておりました。以前からも幾つか質問が出たりしています。議会側も視察に行かれたりしたということも伺っているところであります。議会としても非常に関心を持っておられるんだろうというように思っております。すぐにこれから何かが、明日に意思決定っていうことには当然これ、ならないわけでありますから、そういう中で今後、さまざまな議会での議論、こういったものを通じながら我々のコンセンサスっていうのも固めていきたいなっていうように思っております。よろしいでしょうか。
  • 記者
     池田動物園の関連でなんですが、議会でもあったと思うんですけれども、改めて岡山市として動物園に関して調査もしくは検討をされているっていうことは、現時点ではないということでしょうか。
  • 市長
     ありません。ただ、これは前回からも、前回、支援をする会でしたっけね、正確な表現忘れましたけど、あのとき申し上げたんですが、我々も子供の情操教育っていうところに関して言うと、そこは関心を持ってます。そういう関心は持ってるっていうのは事実でありますけれども、我々として岡山市側としてこれから動物園をどうしていこうかっていうようなことを勉強している段階ではありません。
  • 記者
     これから岡山市側が入るような勉強会や検討会のご予定について何かあるっていうことはありますか。
  • 市長
     ちょっと今申し上げたつもりだったんですけど、要するに会社側にこれからの将来像の検討をされたらどうですかっていうサジェスチョンをさせていただいたつもりなんです。もし、そういう検討会をやられるんであれば、岡山市としてその中に入って議論することはやぶさかではございませんっていうことでありまして、私としてはボールを株式会社池田動物園側にお渡しをしたつもりではあります。
  • 記者
     食育推進全国大会が今週ございますけれども、全国から2万人参加者が見込まれ、いろいろにぎやかな行事になると思います。食育推進大会をやることによってどのような市民にいい影響をもたらすのか、どのように市の食育が推進するのかという点について、期待の部分になるかとは思うんですけれども、一言いただければと思います。
  • 市長
     一番の狙いは何なのかっていうと、大きな面で健康っていうか、食育っていうのは幾つかの視点が多分ありますよね。子供たちの食育であったり、一般成人の食育であったり、例えば高齢者の食の問題であったり。例えば、高齢者の食の問題でいくと、生きがいとスポーツと運動と3本柱で我々考えてて、そういったところの食、食っていうものの啓発ができれば、より健康寿命が延びていくっていうことになっている。
     また、子供たちに関していっても、それらがさまざまないい効果を持っている。ここでは私自身、数字はちょっと今手元にありませんけれども、朝御飯を食べると食べないのとでは大きな差があるというのは、これは教育大綱をつくるそういう会議の中でも数字的には出てきているところがある。そういった我々にさまざまな面でプラスとなる食の啓発っていうものが行えるっていうのが、これが最大であります。
     また、あと2万人も来ていただけるんですから、大きな経済効果もあるかなというように思っているところであります。

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