ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

平成30年1月23日市長記者会見

[2018年1月26日]

ID:12316

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

平成30年1月23日市長記者会見議題

  • 平成30年4月1日の入園申込状況と保育の受け皿について
  • 坪田譲治文学賞の受賞者決定について
  • 広域的営業拠点の誘致について
  • 岡山市White+(ホワイトプラス)企業表彰の表彰者決定について
  • 岡山市表町三丁目10番11番23番24番地区における市街地再開発事業について

平成30年1月23日市長記者会見資料

市長記者会見動画

平成30年4月1日の入園申込状況と保育の受け皿について

記者会見する大森市長の様子1

 皆さん、おはようございます。
 まず、本日は平成30年4月からの認可保育園等への入園申し込み状況と今年度の保育の受け皿確保について現在の状況を報告させていただきます。
 保育園の入園申し込み状況ですが、まず新年度からの入園を希望する方の一次申し込みを昨年11月1日から21日までの間に受け付けを行いました。その申込件数ですが、資料の1をごらんいただきたいと思います。
 1月12日現在、1万7,568件と平成29年4月の一次申込数との比較で、557件増になっております。最終的な確定値ではございませんけれども、この1万7,568件という数字でありますが、子ども・子育ての支援事業計画の一部改定で見込んだ1万7,694人とほぼ近いものとなっております。担当者に聞きますと、今の段階での数字っていうのは、もちろん引っ越し等でこれから新たに申し込まれる方、逆に辞められる方もおられるとは思いますが、実際上の数値とそれほど乖離があるものではないというように聞いております。したがって、これをベースに議論をしていけば、ある程度は雰囲気は察知できるんではないかと思っております。
 少し懸念をしていたのが、国で検討されている保育・幼児教育の無償化の影響がどの程度あらわれるのかという点だったんですけれども、現在のところその影響は余りないのかなというのが率直な感じでございます。
 なお、今後この無償化の対象となる児童のニーズの増加が懸念され、それが将来的な見込みにどのようにはね返ってくるかまだまだ見えない部分もございます。来年4月から実施予定と聞いているところでありますが、無償化の影響については今後注視していかなければならないと思っております。
 次に、30年4月に向けた保育の受け皿確保に関する状況であります。
 昨年4月、待機児童が849人となったことを受けて、30年4月に向けて1,500人の保育の受け皿の拡大を目指して取り組んでまいりました。昨年11月のこの場で、1,500人のうち975人分の目処が立っていることを報告させていただきましたが、その後新たに企業主導型保育事業として、国の助成決定を4事業者、118人分受けております。その結果、1,093人の受け皿確保の目処が立っているというのが今の状況であります。
 なお、企業主導型保育事業の審査は、助成決定後地方自治体に通知されることとなっていますが、現在今年の4月開園予定でまだ審査中の事業所も多くあると聞いております。
 また、昨年11月に一定の基準を満たす登録保育施設について説明をいたしましたが、保育士の有資格者が2分の1を超える職員配置を行っている施設を新しく特認登録保育施設として認定し、現在までに16施設に補助決定しております。さらに、今年度中に3施設を補助決定できるよう進めてまいります。
 ちなみに、今までは登録保育施設で認可保育園に比べて2分の1を超える職員配置を行っている施設をこれから認めて待機児童の対策に当たってもらう、逆に言うとそういったところで保育をしていただいている場合には待機児童から外していこうっていうことを申し上げましたが、こういう表現っていうのをずっとやってるのはなかなかまどろっこしいところもありますんで、今日から新しく特認登録保育施設と呼ぶことにいたしました。
 この16プラス3の19の施設ですが、現在約600人のお子さんが通っておられます。平成29年10月では、認可保育園に入園できなかった子ども約130人が利用しており、そのうち6割の子どもが待機児童と見られております。したがって、単純に言えば約80人の方が待機児童からこういう特認登録保育施設に行くことによって、待機児童ではなくなるということになってくるということであります。
 今後の予定ですが、1月25日には最初に申し上げた1万7,568人の方を対象として、第一次利用調整の結果通知を行うこととしております。あさってです。現在二次募集、2月5日まででありますが、二次募集ということで今回新たに定員が増えた小規模保育事業5事業者95人の募集の受け付けを行っておりますが、あわせて定員に達していない保育施設についても二次調整を行う予定であります。
 また、今回一次調整の結果、利用が決まらなかった方に対して保育サービスの意向調査をお送りする予定です。これは、昨年度においては4月の未入園が確定してからお送りしていたものを2カ月程度前倒しし、少しでも早い段階から保育コンシェルジュによる支援を開始するために行うものです。引き続き、保護者の方の意向を丁寧に確認しながら、保育コンシェルジュ等を活用して定員に達していない利用可能な保育施設や企業主導型保育施設、特認登録保育施設などの保育サービスについて情報提供を行うなど、寄り添う支援を行ってまいりたいと思います。そして、最終的には4月までに一人でも多くの方がニーズに合った施設を利用できるよう全力を挙げてまいりたいと思います。

坪田譲治文学賞の受賞者決定について

 続きまして、第33回坪田譲治文学賞の受賞者が決定しましたので、発表させていただきます。受賞作は、上原正三様の「キジムナーkids」に決定いたしました。なお、受賞作は現代書館から出版されております。受賞作の概要と作者の略歴は、資料1のとおりでございます。
 選考の経過について、概要を説明させていただきます。
 平成28年9月1日から平成29年8月31日までの1年間に全国で刊行された単行本の中から、大人も子どもも共有できるすぐれた作品という観点で、小説家、児童文学者などの方から推薦のあった95作品について4回の予備選考委員会で審査し、受賞候補作4作品を選考しました。
 選考委員会は、平成30年1月16日午後3時から東京都内で開催されました。選考委員は、小説家の五木寛之様など7名でございます。選考委員会では、候補作を1冊ずつ審議した結果、上原正三様の「キジムナーkids」が受賞作品に選定されました。ご本人のコメントと選考委員のコメントは、資料1に掲載しております。
 坪田譲治文学賞については、資料2に掲載しておりますが、岡山市名誉市民の坪田譲治氏の名前を文壇にとどめ、顕彰する目的で昭和59年12月に条例を制定し、昭和60年度から毎年度優れた作品に贈られています。資料3では、これまでの坪田譲治文学賞受賞作の一覧を掲載しております。
 今年度の贈呈式は2月25日午後2時から、岡山市北区南方にある吉備路文学館で開催し、記念行事として受賞者の上原正三様、選考委員の森詠様、運営委員でノートルダム清心女子大学の山根知子様による鼎談も開催いたします。

広域的営業拠点の誘致について

 3点目でございます。企業誘致についてお知らせをいたします。
 岡山市では、本社・中四国支店等を対象とし、積極的な誘致活動を行っています。このたび、岡山市本社・中四国支店等立地推進事業補助金制度を活用し、オール電化システム、太陽光発電システム等の施工販売を行うリベラルソリューション株式会社が、平成30年2月3日、北区下石井1丁目1番1号、アーバンオフィスビル4階に中四国支社を開設されることとなりましたのでご報告いたします。
 このたび開設する支社は、中四国地方9県を対象とした広域的な営業拠点であり、目黒区の東京本社のほかに墨田区、横浜・さいたま・仙台・京都市に続く6件目の事業所となります。リベラルソリューション株式会社は、太陽光発電システムやオール電化システムの販売設置事業を行っており、中四国支社の立地については交通利便性のほかに晴れの日の多さや台風や地震の少なさ等を他の地域と比較し、岡山市を選定したとお聞きしております。また、今回の開設に伴い、新たに18名の常用雇用者の採用が見込まれています。今年度岡山市が企業誘致した件数が、今回のリベラルソリューション株式会社を含め、計7件になります。
 なお、現在交渉中の案件が約30件あることから、今年度の誘致件数については昨年度と同等以上としたいと、できるんではないかというようなことも今見込んでいるところであります。今後も引き続き中四国、さらには西日本圏域の拠点都市として本市への企業の立地を推進してまいりたいと考えております。

岡山市White+(ホワイトプラス)企業表彰の表彰者決定について

 続きまして、岡山市「White+(ホワイトプラス)」企業表彰制度の表彰者決定についてお知らせいたします。
 岡山市では、企業が従業員の健康管理を重視し、健康管理に組織的に取り組むことで従業員の健康維持・増進、ひいては組織の活性化及び生産性向上を図る健康経営と、従業員一人ひとりの仕事と生活の調和を図るワーク・ライフ・バランスの両方を積極的に推進する市内企業等を「White+(ホワイトプラス)」企業として表彰する岡山市「White+(ホワイトプラス)企業表彰制度」を立ち上げ、表彰の対象となる企業を募集したところ、14社から応募があり、書類選考の結果、次のとおり表彰者を決定いたしました。
 表彰者は、一般財団法人順風会健康管理センター、第一生命保険株式会社岡山支社、両備ホールディングス株式会社の3社で、本日午後1時半より岡山ロイヤルホテルにおいて表彰式を行います。
 また、広報紙やホームページ等の岡山市の広報媒体を通じて、企業名やその取り組み内容を広く周知し、広く市民の皆様にご紹介していくとともに、市発行の就職活動用企業情報集「岡山カンパニーガイド」に「White+(ホワイトプラス)」企業であることを掲載し、人材確保を応援いたします。また、惜しくも表彰対象とならなかったものの、選考の中で優れた取り組みを行っていると認められた6社についても、企業名やその取り組み内容について積極的に公表していくこととしております。

岡山市表町三丁目10番11番23番24番地区における市街地再開発事業について

 最後に、案件ではございませんが、新しい文化芸術施設の整備が予定されている岡山市表町3丁目10番11番23番24番地区市街地再開発事業につきまして、組合設立の認可を1月19日に行いましたので、ご報告をいたします。
 昨年11月27日に組合設立発起人5名から岡山市に対して都市再開発法に基づく組合設立認可申請があり、申請内容を審査したところ、認可基準を満たしているため認可を行ったもので、平成33年度末の施設建築物の完成に向けてほぼスケジュールどおり今動いている状況でございます。

質疑応答

  • 記者
     4月1日の入園申し込み状況と保育の受け皿について、今回一次申し込みで前年比で557人の増加ということなんですが、改めて増加している要因とか、年齢、何歳児のところで申し込みが増えているか。保育の受け皿で今年度目標1,500人に対して残り2カ月ちょっとで、残り、枠まで400人足りてないと思うんですが、確保ができるのかという現状での見通しと、確保の方策は。
     新しく特認登録保育施設で待機児童の受け皿としていくということなんですが、待機の受け皿としてカウントしているところが他市の例であるのかというのと、いかにそこで保育の質を担保していくか。
記者会見する大森市長の様子2
  • 市長
     認可外保育施設に市の単独費用で助成をして、一定の基準にして、そこを受け皿として待機児童から外していく、これは国のほうもそういう、これは通達といいますか、国の方針としてもそうなっておりますし、各市の例、さまざまな市の例を伺っているところであります。
     我々も同じように、やはり保護者の皆さん方にとってみると、やっぱり我が子を安全に預けたいっていう要請が一番大きいんじゃないかなというように思ってまして、そういう面では、最も重要なのはやっぱり保育士さんですよね。だから登録保育施設、いわゆる認可外保育施設も、認可保育所に比べて例えば保育士さんが3分の1ぐらいのところもあるんですけれども、そこはだから2分の1まで、半分までは是非お願いをしたいと、そういったところについては助成措置もやって外していく、国の方針にも合致してますし、他市の例も多くあるというように思っております。
     それから、1,500人の考えですが、先ほど1,093人っていうのを申し上げました。1,093人から、また新たに企業主導型の保育事業の今審査を行ってるって申し上げましたよね。それによってプラスも出てくるだろうと思います。
     それから、これをどういう形でカウントしていくのかっていうのはもう少し後で整理をしてお伝えをしたいと思いますが、今のその特認登録保育施設も逆に今19の施設を認めようとしているたわけであります。それもある面受け皿にはなってくるだろうと思います。ただ、受け皿を先ほど600人お子さんが通ってるから600人受け皿としてプラスするっていう議論もありますし、それは待機児童の方がそこで解消された、その分をカウントすべきだっていう議論もあるでしょうし、間をとって未入園で認可保育所に申し込みをしたけども、それがうまくいかなかって、その特認の登録保育施設に通っているというようなものをカウントするっていうようなこともあるでしょう。それが、どうするのが一番いいのかっていうのは、もう少し検討していきたいと思いますが、そういう面で、1,500人というふうに申し上げたところでありますけども、私は、全体としては、相当数の受け皿は確保できたんではないかなあというように思っております。ただ、それが後は、例えば企業主導型でいっても、待機児童の受け皿として、どこまで本当に機能していくのかとか、実質的なところをよく見ていかなければならないなあというように思っております。
     それから、要因については、今、一人ひとりのを聞いているわけじゃありませんから、今の女性たちが働きたいという欲求が増えている、また企業側の要請も増えているっていうこともあるでしょうし、非正規の問題等々もあると思います。それらが総合的に絡んでいるんだろうというように思っております。これからも、分析については逐次やっていきたいと思います。
     一次申込数の17,568人の内訳です。ゼロ歳児が1,176人、1歳児が3,082人、2歳児が3,280人、3歳児が3,414人、4歳児が3,367人、5歳児が3,249人というようになっております。
  • 記者
     まず、一次募集ですけど、当初の市の定員だと1万5,900人ぐらいだったかと思うんですが、まだ一次の段階とはいえ、決まらなかった人と残りの受け皿では厳しいと思うんですけれども、どのようにお考えなのかという点と、市が示したスケジュールでは、2019年度末までに待機児童ゼロを目指すということだったんですが、現時点で市長がこの辺をどのようにお考えなのかという点と、あと保育士確保が難しいと思うんですが、今後、新年度に向けて新たな取り組み等あれば教えてください。
  • 市長
     まずは、要は待機児童が4月段階でどうなるかっていう質問ということで。
     これから、実際上整理をしてみないと何とも言えないんですけれども、昨年4月段階では849っていう待機児童だったんです。その前提として、認可保育園に申し込んだけど入れなかったっていうのが1,495人おられたんです。それで、新たに557人が加わっていく。だから、マックスで見ると、1,495人プラス557人っていうのがマックスであるわけです。ただ、そのマックスはそうなんですけど、1,495人の中には、もう既にいろいろと手当てをされている方もおられると思うんです。だから、実際上は、それよりも相当圧縮されるだろうと、いわゆるニーズの面は。
     それから、今度は供給の問題ですけど、今、1,093って言いました。そして、かつ新たに企業主導型の保育施設も今審査中であります。これが4月に動き出すでしょう。これがどのぐらいのオーダーになるかっていうことがありますが。そして、今申し上げました特認の登録施設、それが相当数動き出すと。これが今度、供給側になってくる。今度はそっちの供給側も、本当に保育士さんが全部集まって、4月から稼働できるのかっていう問題はあるし、それから待機児童を吸収するっていう以外に、企業の関係者の方を優先的に入れていくっていうこともあるでしょうから、何とも言えないんですけれども、ただ供給のほうは相当のペースで動いてますから、私はある程度、待機児童が少なくなるんではないかなあという期待はしているところであります。
     それから、数合わせって言ったのは、自分が1,500と言って、1,500守れなくてもいいわといった意味ではありません。今も、1,093プラス企業主導型が一つの受け皿にはなってくるだろうと思います。特認の登録保育施設もある面、これは受け皿になってきます。そういう面からいって、1,500っていう数字に対してどう数字をつくっていくのかっていうのは、これからやっていきたいと思いますけれども、そこそこそれに近い数字は、私は到達はできるというように思っています。
     申し上げたのは、数の問題だけで一喜一憂、それが1,500例えば到達したからといって、待機児童の方が出てくるんであれば、そこはやっぱり申しわけないという気持ちは持たなければならないと思いますし、これは31年度末の待機児童解消に向けて動いていかなければならないというようには思っているっていう意味で、申し上げたところであります。
     保育士の確保については、昨日も私、園長会で議論しました。保育士の確保が非常に難しくなっているっていう話も伺っているところであります。そういう面では、処遇改善で市の単独の費用として、予算で2%アップさせていただきました。私は、今年もそれは続けたいというように思っているところであります。そのほか、今、これから市長査定ということで、岡山っ子育成局と議論を交わしながら、子育て環境の整備については充実を図っていこうというように思っております。具体の政策については、もう少しお待ちいただいて、2月中旬には発表させていただきたいと思います。
  • 記者
     文化芸術施設の組合について質問なんですけども、準備組合の段階だと、41の地権者全部が入っていなかったと思うんですけど、それについて現状と、文化芸術施設の中身を含めてのことだと思うんですけれども、現状でどういう施設になるか、あと今後直近のスケジュールがあれば教えていただけますか。
記者会見する大森市長の様子3
  • 市長
     スケジュールについては、今の予定ですが、今年7月には権利変換計画の案を関係権利者へ縦覧をしていくっていうことが予定されているようであります。それが予定どおりにいけば、この秋にも認可をし、そして来年早々ぐらいから解体工事、文化財の調査を行っていくというような予定と聞いております。そして、来年10月ぐらいから工事に着手をして、34年3月に施設建築物の完成を目指していくという予定でございます。
     権利者の同意状況ですが、34の土地所有権利者のうち26の権利者の同意、76.47%ということになっております。7借地権者のうち6権利者の同意、85.71%。土地所有・借地面積の合計9,557.26平米のうち8,532.21平米、89.27%。全て3分の2を満たしているということで、認可をさせていただきました。
     もう一つは、ソフトの関係ですか、どんな施設を目指しているのかっていうことですよね。これは、今の市民会館っていうのが、いわゆる貸し館的なものであったわけです。したがって、魅せるっていう、そういったことは今もやらせていただいているんですけれども、そういう魅せる行為、魅せるっていうのは魅力の魅って書いたほうがいいと思いますけど、そういったのは続けて機能を維持し、また拡充していきたいと思いますが、それとともに、貸し館だけじゃなくて、そこで例えば演劇をつくっていく、音楽をつくっていく、こういう市民がみずから文化をつくっていく、こういったつくる機能っていうのを持たせたいと、そのためにはスタジオ等もその中につくっていきたいというように思っています。それとともに、集うっていう要素も私は必要なんじゃないかと、市民の方々がそこに自然と集まるような、そういう要素、魅せる、つくる、集う、この3つの要素が非常に重要なんじゃないかなというように思っているところであります。
     これらを踏まえて、なかなか我々素人ではわからない点が多いんで、関係の先生方と一緒になって今議論をさせていただいているところであります。そういった議論を経て一つ一つ、34年度のオープニングまで、さまざまな段階をきちっと踏みながら、岡山の市民に親しんでよく使っていただけるような、そんな施設にしていきたいというように思っています。
  • 記者
     その貸し館的っていうのは、どういうところから思われておられますか。
  • 市長
     貸し館は今でもさまざまな、例えば演劇も音楽もあると思います。そういったいわゆるイベント、そういった機能を果たしていくということだと思いますが。
  • 記者
     坪田文学賞で、上原さんの生年月日、お住まいは。また、取材のスケジュール調整は。
  • 担当者
     「昭和12年2月。出身は沖縄ですが、現住所は確認してお伝えします。また、贈呈式以前に取材をしたい場合はそれぞれにしていただき当日お越しいただいた時のスケジュールは調整させていただきます。」
  • 記者
     待機児童の話で2点、一次申し込みで入園先が決まらなかった人というのは何人いるのか、二次募集が始まっているが、改めて第一次募集で決まらなかった人たちに対しては、こういうふうに行動してほしいとかあれば伺いたい。
  • 市長
     一次募集で決まらなかったっていう数字は、まだないそうであります。
     今のご質問なんですけど、去年はそういうコンシェルジュ的な機能っていうのが、完全に3月末から動き出したんです。したがって、お子さんを早く入れたい、4月1日から入れたいけど、で、事実上相談を受けるのはもう4月以降になってきているんで、4月1日にはそういうコンシェルジュによってどこかほかのところに入ったっていうのがあまり、そういう機能が事実上動かなかったということがあります。したがって今も、今回の一次募集では入れなかった人にはアンケート調査もやらせていただいて、もうコンシェルジュの機能をできるだけ早く動かしたいというのが我々の率直な気持ちであります。
     そういう面では、今回、うまく保育所に入れなかった方、もうその段階からどんどんご連絡をいただいて、定員の余っている保育所はどこなのか、そして企業主導型の保育所、近くにどういうものがあるのか、それから特認登録施設がどういうところにあるのか、また緊急一時預かりとかもやっていますから、そういったところに是非、我々もいろんな情報を提供したいと思いますんで、我々のコンシェルジュのほうにご連絡をいただきたいというように思います。
  • 記者
     今回の1万7,568人は、過去最多になると思うが、増加は想定の範囲内だったか。また、この数字を踏まえて、平成31年度末の解消の見通しは。
  • 市長
     まずは、想定の範囲内だったということであります。懸念していた無償化の影響が、それほどなかったのかなあというように思っています。
     ただ、来年ですよね。来年4月1日から、今の政府の考えによると、無償化が始まっていく。例えば、3歳、4歳、5歳無償化って言っていますよね。4歳、5歳の子どもたちは、大体保育園か幼稚園に通っているということで、そんなに急にキャパは増えない可能性はあると思うんですけど、ただ、じゃ3歳児っていうと、幼稚園も岡山の場合、3歳児教育をやっている幼稚園っていうのが限られているっていうところがあって、今、自宅にいる子どもたちが保育に多く手を挙げられる可能性もあるんではないかなと。ゼロ歳から2歳については、これは所得水準を決めて一定の所得以下の方に無償化っていう、報道ベースでしか知りませんけどね私も、ただそういった方がもう少し流れてくる可能性があるかなと。その流れ方によっては、31年度末っていうものがどうなっていくのかっていうのを我々もちょっと今後考えていかなきゃいけないということだろうと思います。ただ、皆さん方がよくおっしゃるように、急に保育士の方が多く出てこられるわけでもないのでですね、私はそう簡単にいく話ではないんじゃないかなというようには思っております。
  • 記者
     関連で、この特認施設については、ホームページで公開されている一覧表やコンシェルジュのほうで紹介することになるんでしょうか。
  • 市長
     コンシェルジュは当然ながら認可保育所がだめなとき、希望の所がだめならほかの認可保育所がどういう所があいてるかっていうのをお話しするとともに、企業主導型、そして今おっしゃった特認の登録施設、そういったところをご紹介していくっていうことになります。
  • 担当者
     ホームページについては、25日に更新した形で、特認施設と認可外保育施設と、分けた形でPRしていきたいというふうに考えております。
  • 記者
     あわせて、数字上の基準では配置が2分の1以上ということなんですが、今回これを特認という形にして補助を出すと決められたのは、こういった配置であれば一定の質が確保できると市としても判断されたということなんでしょうか。
  • 市長
     おっしゃるとおりです。一つの考え方のよりどころっていうのは、企業主導型の保育施設、この施設も認可保育所に比べて2分の1以上の保育士さんを要求しているところであります。そして、そこは国のほうも待機児童から外すようにという指導がなされています。ということはですね、2分の1っていうのがいわゆる最低限の基準として認めたというように我々も認識しており、それが満たされたものは待機児童から外していきましょうと整理させていただいたということであります。
  • 記者
     4月1日の時点では少なくとも待機児童は残るという見通しか。
  • 市長
     ゼロにはならないとはもちろん思いますよ。ただ、今のいろいろな計算からいって少しは減るんではないかなとは思ってるんですが、先ほど言ったようにですね、昨年の未入園の1,495人と新しく557人がいるわけですね。その2,000人超えている人たちがどのようになっていくのかっていうのがちょっと読めないところがありまして、ちなみにこの2,000人の中で相当数の人が先ほど言った特認の登録施設にいたり、企業主導型に入っていったり、新たに緊急一時預かりに対応していただいたり、そういうことで分母自身も相当数減ってるんですね。減ってるのがどのくらい減ってるかっていうのが実態がよくわかりにくいんです。受け皿を今度つくります。これが今度は、受け皿も100%機能するかどうかがここもわからない。ということで、変数が多い。だから、一体どうなっていくのかっていうのはちょっとよくわかりにくい。ただ、ずっとやっている岡山っ子育成局の担当者からの話を聞くと、少しは保護者の皆さん方のニーズにもお応えはできるんではないかというのが今の感じでありまして、変数が多過ぎて、実際のところはよくわかりません。5月にはきちっとした形でお話ができるようにいたしたいと思います。
  • 記者
     企業関係で来年度以降さらに強化というのは考えてられるんでしょうか。
  • 市長
     予算とも関係する話なんで、まだ確定した話は申し上げられないんですけれども、今回の太陽光システムは、一つの要素に岡山っていうのは晴れの日が多い。太陽光ですからね。という要素が出てきてるんですが、ただ一般論からいって、交通の至便性っていうところを多くの企業の方が言われてる。特に、四国に対しての岡山の交通の至便さっていうのが割と強調されている感じがいたします。そういう面では、この交通の至便性っていうのをもう少し生かせるような、そういう企業誘致システムを考えてもいいんではないかということを思っているところであります。
     具体的には、流通系とか、いわゆる物流系とかっていうのが出てくるんではないかなというように思っているところでありますが、これは全体の予算、大きな枠をどれだけ設定してどうやって使っていくのかっていうことをこれからやっていかなきゃいけないんで、何とも言えないんですけども、この機を逃すということもないんじゃないかというように思っております。やはり、経済というのは重要でありますからその点十分考えていきたいと思います。
  • 記者
     White+(ホワイトプラス)に今回14件応募という実績をどう思うか。
  • 市長
     14件が多いか少ないかっていう率直な感じはよくわかりませんが、ただ「健康経営」という、新しい言葉ですよね。いわゆる健康っていうのが、いわゆる生産性を上げていく。そういう大きな要因として捉えるべきだっていうことで、生産性を上げるためには働いている人の健康をまず重視して考えていこうということであります。後は、ブラック企業に対して、ちょっとホワイトって、何だ、ちょっと話がそれましたけど、ワーク・ライフ・バランスみたいな話もあわせてあるんだろうと思うんですけれども、そういう視点っていうのは私はある程度新しい概念なんじゃないかなというように思っているんですが、14件の応募、応募するぐらいだからっていうところもあるんですけども、3社が表彰され、7社もなかなかなもんだっていう評価が出てるっていうのは、やはり傾向としてそういう会社の経営、マネージをするに当たって、健康に意を払うべきだっていうのがどんどんやっぱり浸透してきたということにはなるのかなというようには思いました、率直に言って。それが私の感じであります。

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: (広報担当)086-803-1024 (広聴担当)086-803-1025 ファクス: 086-803-1731

お問い合わせフォーム