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平成29年11月22日市長記者会見

[2017年11月27日]

ID:12295

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平成29年11月22日市長記者会見議題

  • 平成29年10月1日の保育園等の入園状況について
  • 岡山県市町村合同公売会in岡山の開催について

平成29年11月22日市長記者会見資料

市長記者会見動画

平成29年10月1日の保育園等の入園状況について

 皆さん、おはようございます。
 まず今日は、本年10月1日現在の岡山市の保育園等の入園状況と待機児童の状況についてお話し申し上げたいと思います。
 まず、資料1をごらんください。
 認可保育園や認定こども園等の入園申し込みは、4月に比べて428人増加し、1万7,516人、定員は29人増加し、1万5,310人となりました。そして、認可園等に入園できたお子さんは611人増の1万6,204人になり、待機児童は197人減の652人となっております。

会見する大森市長の様子1

 詳しくご説明をいたします。
 これが今年の4月1日。そして、これが10月1日でありますが、入園申し込み428人増えて1万7,516人となっております。そして、入園児童は認可保育園に入っている児童ですが、611人増えて1万6,204人。この611人の内訳を申し上げたいと思います。
 611人の内訳は、先ほど申し上げましたように定員は29人増えております。これは地域型保育事業の新設であります。ゼロ歳から2歳児の対応をしている小規模なものであります。そして、残りの582人ですが、これは認可保育園等における定員を超えての児童の受け入れということになっております。
 次に、このオレンジ色をごらんいただきたいと思いますが、42人増えて137人となっております。ここに少し用語を書かせていただいておりますが、「緊急一時預かり事業」、幼稚園等の空き教室を利用した預かり事業、いわゆる保育の事業ですね。この「公立・私立の幼稚園の預かり保育」、これは幼稚園児として入っていただき、午後に預かり保育をしていく、実質的に保育機能を持たせるものであります。「認可化移行事業」、認可外保育施設が認可に向けて準備をしているもの。「企業主導型保育事業」、企業が従業員の多様な働き方に対応できるように整備した保育園に、これは国が直接整備費等を保育所に助成しているもの。42人に増えて137人になっております。
 これらのサービスでありますけれども、岡山市のホームページ等で情報を提供するとともに、保育コンシェルジュによる丁寧な寄り添う支援を行うこととしており、もう現に行っております。4月に比べて今申し上げたように42人の増となっております。
 そして、この白色の部分、これが求職活動を休止している方、または特定の保育所等を希望している方、これは待機児童とはなりませんので、これを引いた残りが652人ということになっております。
 では、この652人、197人減少したっていうことをどう評価していくかということでありますが、今申し上げましたオレンジ色の部分、保育の受け皿として企業主導型等々の部分でありますけれども、ここが増えてきております。そういう面では、一定のコンシェルジュ等々による効果などもあらわれてきているんではないかなというように思っております。
 一方、昨年と比較しますと認可保育園の定員を超えての受け入れ、いわゆる弾力化でありますけれども、4月から10月の伸びが鈍くなっております。ちなみに平成28年度は710人受け入れていたわけでありますが、今年度は全体として611人ということになっております。
 全体として710が611になってますから、約100人の減となっております。これだけ需要が多いときにどうして定員の弾力化っていいますか、定員外で受け入れることが難しいのかっていう分析を担当のほうでやっていますけれども、やはりひとつには保育士の確保が難しいというところに起因しているんではないかというようなこととして私は聞いているところであります。そういう面では、今も報道でも随分保育士の確保問題が言われておりますけれども、岡山市としても2%の単費での処遇改善などを行っておりますが、今後も引き続きこの保育士の確保のためのより一層の努力が必要だと考えております。
 ちなみに、この表の中に出てこないものがあるんです。これは今年度の当初予算の際にも申し上げましたけれども、認可外保育施設のうち一定の基準を満たすもの、我々登録保育施設と呼んでおりますが、今年度補助を充実させた一定の基準を満たす、一定の基準というのは保育士が通常の認可保育園に比べて2分の1は、いていただくという基準を満たす登録保育施設に行っているお子さん、このお子さんも我々の助成がされ、一定の質が図られるということで、待機児童から外していく方針でありますが、現在のところは外しておりません。なぜならば、今の登録保育施設が今年度開始事業であるとともに、現在まだ申請の手続途中であります。したがって、この数字には反映しておりませんけれども、一定の質が確保されるということですから、申請手続が終了した段階で待機児童からは外していきたいというように思っております。

会見する大森市長の様子2

 そして、最後に、これから年度の後半の保育の受け皿の拡大をどうするかということでありますが、認可保育園1園が12月に開園予定で、これは定員120人でございますけども、46人がもう既に入園を予定しております。
 また、公立幼稚園の空き教室を活用した緊急一時預かり事業を、年度内に1園の開園を目指して整備中であります。
また、企業主導型保育事業で2園47人が助成決定され、年度内に開園予定となっております。合計113人がこの年度の後半でも入れる予定となっているところであります。
 次に、30年4月、来年の4月であります。この入園の申し込みが今1万7,516人ですが、これがどうなるかというのが、我々の受け皿をどれだけ増やしていくかっていうこととも大きく関連していることでありますが、申し込み自身は昨日締め切られました。正確な集計がまだ全くできておりません。ただ、担当から聞いている話では、今年度を上回る申し込みがあったのではないかということであります。来春に向けて年度内においても、一人でも多くのお子さんが入園できるよう引き続き最大限の努力を行ってまいりたいと思います。
 この待機児童の問題、今日お越しの報道の皆さんほとんどの方が従来からこの問題を扱っていただいている記者の皆さん方ばかりだと思うんですが、万一この場に来られて間がない方がおられたらという危惧のもとに少し経過だけ申し上げたいと思います。
 実は平成27年度までは、周辺部に定員の余裕ある園があることをもって、自宅から30分以内に通園できる園があると判断し、待機児童には含めない取り扱いをしてまいりました。したがって待機児童ゼロという時代が非常に長く続いたわけであります。しかしながら、昨年の4月、市民感覚に合った見直しをしようということを意思決定いたしまして、結果として第3希望の園まで市が利用調整をしても入園できなかったお子さんを待機児童とするということにさせていただき、昨年4月の時点で待機児童は729人となりました。
 この解消を市政の最重要課題の一つと掲げ、この解消を目指して昨年度1,029人、これは今までの最高の受け皿確保を行ったところであります。しかしながら、増加する保育ニーズに追いつくことはできず、今年4月の待機児童は逆に849人と昨年に比べて120人の増となっているわけであります。そして、先ほど説明しましたように、この半年間の動きによって197人減り、652人となったというところでございます。
 最後のところは、若干余談でございます。

岡山県市町村合同公売会in岡山の開催について

 続きまして、案件ではございませんが、「岡山県市町村合同公売会in岡山」についてご案内申し上げます。
 岡山県内各市町村が滞納処分により差し押さえを行った動産等の公売会を、平成29年12月3日に東区の体験学習施設百花プラザで県内市町村計19団体が参加し、開催いたします。この公売会は今年で3回目となりますが、岡山市で初めての開催となります。出品数は11月16日時点で入札380点、競り売り3点、そのうち岡山市分は入札100点、競り売り3点で来場者は約1,000人を見込んでおります。
 滞納者が所有をしている動産等を差し押さえ、売却することで滞納している市税を充てるとともに、納税意識の向上の場としても期待しておりますので、是非ご来場をいただけたらと思います。
 また、市民の皆様には、市税等の納期内の自主納付のご協力をお願いしたいと思いますが、もし納期内に納付できないときは、このような滞納処分を受ける前に早目にご相談いただきたいと思います。
 報道機関の皆様方にも是非啓発にご協力をいただければと思います。

 ちなみに、先ほどの待機児童関係で1つだけつけ加えさせていただいたほうがいいかなと思います。
 今年度、来年の4月に向けて1,500の受け皿をつくるということを申し上げてまいりました。これが、どのような状況になるかということの今の見込みを私のほうから申し上げたいと思います。
 この10月までの半年間に新たに開園した小規模保育事業や、企業主導型保育事業などで215人の受け皿が確保されております。来年の4月の開園を含めて、4月までに新たに開園する認可保育園、小規模保育事業、認定こども園への移行による定員増、緊急的な一時預かり事業の拡大、企業主導型保育事業などによってさらに760人、合計975人の受け皿の目処が立ったところであります。
 29年度に申請を行っている企業型保育事業所の助成が審査中のものも多くあり、まだ我々のところにこれが決定するかどうか届いておりません。したがって、これらが企業主導型保育事業所が動き出すということを含めて、全体として1,500の受け皿確保を目指していきたいというように思っております。
 今、1,500の大体3分の2については、目処が立ったということを申し上げたいというように思います。

質疑応答

会見する大森市長の様子3
  • 記者
     10月1日時点の待機児童について、今なおまだ652人がこの時点で待機児童としているということ自体をどう受けとめられているのかということと、あと先ほど、今年度中に今のところ975人の目処が立ってて、これはまだ今の現時点で500人、あと4カ月ちょっとで確保できる見通しがあるのかというところをお聞かせ願いたい。
  • 市長
     1点目ですが、まず我々としては、待機児童は本来ゼロであるべきだというように思っております。197人減ったといっても652人もの待機児童の方がいること自体非常に申しわけなく思っているところであります。
     コンシェルジェ等によって一定の成果は出たと申し上げましたけれども、これについては、私としてもまだまだと言わざるを得ないというように思います。早期の解消、31年度末と申し上げておりますけれども、解消に向けて全力を尽くしていきたいというように思います。
     ただ、あと保育については国の動きも大きく変わっております。これらが、今後保育の需要をどのように押し上げていくのか、そういったこともいろいろと勘案していかなきゃならない問題が多いんで、我々としては常時情報収集に努めながら、我々としてできることを最大限やってまいりたいというように思います。
     それから、1,500に対して975、残り500どうなんだっていうところでありますけれども、企業主導型の保育施設の申請もこれは我々が全部つかんでいるわけではございません。したがって、数としてどうだっていうのはなかなか言えないところではあるんですけれども、我々として情報収集の範囲内でひっかかっているものは相当数ございます。それらができるだけ多くの数になり、待機児童ができるだけ解消するように動いていただければありがたいなというように思っております。
  • 記者
     待機児童解消のためにさまざまな手を尽くしていただいたと思うんですけども、その残り652人というところで、今後の伸び幅としてどういったところを伸ばしていきたいとお考えでしょうか。企業主導型など認可外に力をいれるということですか。
  • 市長
     認可保育園も伸ばしていきたいと当然ながら思ってますよ。それとともに企業主導型ももちろんあるでしょうし。先ほど申し上げた認可外保育施設についても、保護者の皆さんにとっては、子供を預けるっていったら何といっても安全・安心に預けられるかどうかというようなことであります。したがって、認可外の保育施設についてもできるだけ水準を上げていただいて、一定の水準に達したならば我々としても助成をさせていただいて、そこは一定の質が確保されたということで待機児童から外させていただきたいなというように思っております。その数も一定の数にはなるだろうというように思っております。まだ手続の審査中でもありますんで、数についてここでお話し申し上げることはできませんけれども。そういうことで、総合で、何か1点ということではないと思います。
  • 記者
     保育士の確保がやはり難しいというところで、市も2%の処遇改善を行われたが、これについて一定の効果があったとお考えなのか、また、今後保育士を確保するためにどういうことをやっていきたいか。
  • 市長
     そうですね。実は2%を上げたからこういうプラスとなって働いたっていうのは、まだ私のところには情報としては入ってきてません。今年度からやり始めたところであるわけですから。ただ、これは確実にはきいてくると思うんですが、そのほかもただ、今国の動きもございます。そういったことを全体を見ながら来年度に向けてどうしていくのかっていうのは、ちょっと今思案中ということでありまして、来年度の予算要求、予算の設定に向けて考える1つの材料だろうというように思っております。
     すいません、はっきりした答えができなくて申しわけありませんが。
  • 記者
     やはり受け皿の拡大には保育士の確保が必要であるというお考えなのでしょうか。
  • 市長
     そうですね。昨年が約700、今年が約600がいわゆる定員の弾力化で子供たちが入っていただいている数なんですね。これだけ需給ギャップがあるときには、やはり保育園は本来であればマックスのお子さんを受け入れていただくようになると思うんですが、それがマックスにはなっていないというところは、保育士の問題があるということは間違いないだろうというように思っております。ただ、保育士不足ってのは全国的な話ですから、もちろん潜在保育士の発掘っていうのは、処遇との関係で出てくることは間違いないと思いますが、それがどれだけきいてくるのか、難しい問題ですね、これ。ただ、保育士の確保っていうのは非常に重要な問題だろうというように思ってます。
  • 記者
     来年4月の1,500人の受け皿拡大なんですが、今日から2次募集が始まり、2月には3次募集という形の、保護者にとってはスケジュールがあります。これから上積みを目指していくところとしては、できれば2次募集なのか、それとも3次募集なのか、その後の随時募集なのか、このスケジュール感についてのお考えをお伺いしたいと思います。
  • 事務局
     2次募集、3次募集についてのご質問ですが、企業主導型保育事業等で申し上げますと、これはカテゴリーとしては認可外保育施設ということになりますので、岡山市が募集して調整するということはございませんので、判明したところから周知させていただくという手続になろうかと思います。
     ただもう一点、小規模保育事業でこの10月に来年度4月から開園するところ、これが5事業者ありますので、これについては2次募集なりにきちんと間に合うような形で周知していきたいというふうには考えております。

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