ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

岡山市立オリエント美術館ホームへ

記事ID検索

半角数字10桁以内で入力してください。

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

館蔵品展 シティ・ライフのはじまり、オリエント 2023年冬

[2023年3月11日]

ID:47981

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

シティライフ

随時展示品を入れ替えながら、都市文明の揺籃地オリエントのシティ・ライフを紹介します。

第1フロアでは、都市の日常生活、都市で華開く技術、都市生活者が感じる不安、都市を成立させる仕組みなど4つトピックを取り上げ、「テキスタイル」「化粧」「アクセサリー」「ヘアスタイル」といった親しみやすいものごとのはじまりを館蔵品から紹介します。
第2フロアではオリエント世界を西から東へたどりながら、地域ごとのシティ・ライフとその背景を紹介します。
過去の都市文明とのつながりを感じることができるでしょう。

会期、開館時間

2023年11月25日(土曜日)-2024年9月1日(日曜日)

午前9時から午後5時 *入館は午後4時30分まで

休館日

毎週月曜日

  • 月曜日が祝日の場合は開館し、その翌平日が休館日となります。
  • 2023年12月28日(木曜日)-2024年1月4日(木曜日)は、年末年始の休館期間です。

入館料

一般 310円(団体料金250円)
高校・大学生 210円(団体料金160円)
小中学生 100円(団体料金80円)

  • 小企画展「小さな石の世界」他も併せて観覧いただけます。
  • 団体料金は20名以上から対象となります
  • 館蔵品展+併設小企画展の入館料の減免適用がございます。詳しくは、「ご利用案内」ページの「入館料」の項目をご確認ください。

開催日程、内容が変更になる場合がございます。最新情報を確認のうえ、ご来館ください。

みどころ

第1フロア シティ・ライフのはじまり

現代のシティ・ライフでは当たり前の物事には、オリエントに起源するものが多くあります。私たちのシティ・ライフの様々な場面のはじまりを、オリエント世界から紹介します。

1. 専門技術のはじまり

楔形文字粘土板文書(土地の売買契約文書)

現代の都市社会を維持するうえで必須な技術の多くはオリエントでその基礎が開発されました。ここでは、パイロテクノロジー(加熱による化学変化を応用する技術)を用いた美術工芸の制作技術や、都市社会を運営する書記技術など、専門技術のはじまりを紹介します。

楔形文字粘土板文書(土地の売買契約文書)
メソポタミア、前2400年頃、粘土、縦7.5cm

2. 都市生活のはじまり

女性像

オリエントでは、約5000年前に都市が出現し、都市を舞台に最古の文明を育んできました。現代の都市生活の中で、疑問をもつことすらなかった「あたりまえ」のなかに都市で暮らした古代の人々の試行錯誤を垣間見ることができます。

女性像
メソポタミア前、前1-後3世紀、テラコッタ、高10.1cm

3. 都市が生み出す喜び

透彫獣形香炉

都市は人やモノ、情報が際限なくあつまる消費の場です。ここで役に立つのは、オリエントで発明された貨幣(お金)です。遠隔地から集まったモノ同士が結びつき合い、これまで存在しなかったモノが誕生する。都市の持つ創造的な側面は、さらに多くの人やモノを引き付けるのです。

透彫獣形香炉
イラン、9-11世紀、銅合金、高20.9cm

4. 祈りと信仰のはじまり

足:仏陀

都市住民にとって不安の種となったのは「見えない世界」です。また、狭い空間に人口が密集する都市では上司や主人、顧客、隣人などの人間関係も重要になってきます。キリスト教、イスラーム、仏教を生み出した西アジアから中央アジア地域の人々の心の中を少しだけ、のぞいてみましょう。

足:仏陀
ガンダーラ地方、2-3世紀、片岩、幅35.0cm

第2フロア オリエントのシティ・ライフを旅する

地中海地域から中央・南アジアにいたる広大なオリエント世界。それぞれの自然・地理環境と他地域との交流の中で独自の文化・歴史が展開してきました。オリエント各地のシティ・ライフをたどります。

1. エジプト、ギリシアのシティ・ライフ

アフリカ北西部を南北に流れるナイル川、定期的な氾濫で潤される川岸、その外側の砂漠地帯、東から上り西に沈む太陽。こうした地理的特性をうまく利用して古代エジプト文明は栄え、またその独特な世界観が生まれました。

エーゲ海の島々、ギリシア本土では紀元前3200年頃から繁栄、衰退を繰り返してきました。紀元前1200年頃からのいわゆる「暗黒時代」を経て、紀元前8世紀に都市国家(ポリス)が形成されました。ギリシア陶器には人々の暮らしや神話が描かれました。


2. 肥沃な三日月地帯のシティ・ライフ

グデア粘土釘

東地中海沿岸からトルコ南部、メソポタミア地域にかけての地域は「肥沃な三日月地帯」と呼ばれます。その北縁は野生ムギが生育できる降水量があり、初期農耕村落が興りました。やがて灌漑技術を身につけた人類は南メソポタミア沖積低地に進出し、エジプトと並び人類最古の都市文明を築きます。

ローマ・ビザンツ帝国はユーフラテス西岸まで勢力を広げ、西アジアは東西文明の接点となり、さまざまな民族・文化・宗教が行き交い、重層的で複雑な歴史や文化が形成されました。

グデア王銘入奉納粘土釘
イラク、ラガシュ 紀元前2100年頃
粘土 長12.0cm

3. イラン王朝時代のシティ・ライフ

銀杯

紀元前6世紀以降、オリエント世界はイラン高原に起源するペルシア諸王朝が君臨します。アケメネス朝時代にはエジプトからインダス川流域まで支配するという空前の大帝国となりました。広域支配するための交通システムを確立しました。この道路はローマ時代においても利用されていました。その後の諸王朝もユーフラテス川からインダス川を支配し、シルクロードを通じて東西の文明が交流しました。

ロータス文浅鉢
イラン 紀元前6-4世紀
銀 径16.0cm

4. 南・中央アジアのシティ・ライフ

紀元前2600-1900年頃、インダス平原に栄えたインダス文明は、洗練された都市をいくつも築きました。しかしインダス文字が未解明なため詳しいことが分かっていません。メソポタミア側の記録により、紅玉髄、メノウ、ラピス・ラズリの輸出が重要な経済源だったことが分かっています。

アレクサンダー大王の東征により、ギリシアやローマの文化がオリエント世界の奥地にまで広がりました。ガンダーラの仏教彫刻にはギリシア神話の神々が登場します。

インダス印章

インダス式印章
パキスタン 紀元前2600-1900年頃
凍石 2.2x2.2cm

アトラス

アトラス像断片
パキスタン、ガンダーラ地方 2-3世紀
片岩 高19.3cm

お問い合わせ

教育委員会事務局生涯学習部オリエント美術館

所在地: 〒700-0814 岡山市北区天神町9-31 [所在地の地図]

電話: 086-232-3636 ファクス: 086-232-5342

お問い合わせフォーム