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企画展「歴史家・山田貞芳の旧蔵書 ~岡山市立図書館に伝わった藩政期の学問と文化~」

[2020年11月3日]

ID:25263

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企画展「歴史家・山田貞芳の旧蔵書 ~岡山市立図書館に伝わった藩政期の学問と文化~」

戦災をくぐり抜けた珠玉の書物

岡山空襲の直前に疎開させて罹災を免れた約300冊の岡山市立図書館の蔵書の中に、第一期の岡山市史の編集委員長を務めた歴史家、山田貞芳(やまださだよし)の旧蔵書88冊が含まれていたことが近年に判明しました。

明治2年に生まれた山田貞芳は岡山藩士の家で育ち、歴史学者、木畑道夫らの導きで池田家の家史編纂事業へ参加する中で、歴史家としての基礎を築きました。

やがて彼は養忠学校と旧制金川中学(現在の岡山県立御津高等学校)で教師をする一方、社会への適応で問題を抱えていた少年を保護・教育する備作恵済会岡山感化院の院長を嘱託され、熱心に取り組みます。

山田貞芳は池田光政や熊沢蕃山などの、岡山藩の歴史に登場する人物について研究を重ね、そのために多くの書物を集めていましたが、大正9年に彼が享年52歳で病没したとき、書物は散逸の危機に見舞われました。

そこで少年の頃に彼の私塾で学んだことのある大蔵省官僚の公森太郎が、恩師の旧蔵書約3500冊を私財で買い取り、昭和3年にはそれらが岡山市立図書館(当時の名称は岡山市立岡山図書館)へ寄附されて、特設山田文庫として大切にされました。

昭和20年の戦災でその多くは失われましたが、現存する山田文庫の書物には江戸時代の岡山藩で活躍した学者や文化人の著作が多く含まれていて貴重です。

藩学校で教え、牛窓港で朝鮮通信使を迎えた儒学者たちの史書や漢詩文集など、藩政期の岡山で華開いた絢爛たる学問と文化を今に伝える書物の全貌を、このたび初めて展示公開します。

開催概要

開催場所

岡山シティミュージアム 4階 展示室

会期

令和2年10月3日(土曜日)から令和2年11月1日(日曜日)

開館時間

午前10時から午後6時(入館は午後5時30分まで)

休館日

10月5日(月曜日)、10月12日(月曜日)、10月19日(月曜日)、10月26日(月曜日)

入場料

料金表
 対象 個人(1人)団体(有料対象者20名以上の場合)
の料金・1名あたり 
 一般  310円 250円
 大学生・高校生 210円

 160円

中学生以下無料

無料

以下の方は免除となります。

  • 65歳以上の方
    (注意 シルバーカードなど年齢を確認できるものをご提示ください)
  • 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、自立支援医療受給者証、心身障害者医療費受給資格者証、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証又は介護保険被保険者証を有する人とその介護者1名
    (注意 いずれも身体障害者手帳等を入場の際にご提示ください。)
  • 保育園児、幼稚園児、小学生、中学生を学習活動のために引率して入館する場合の引率者
    (注意 入館料減免申請書の事前提出が必要です。)

主催

岡山市(岡山シティミュージアム)

問い合わせ

岡山シティミュージアム 電話 086-898-3000(休館日を除く)

展示内容

  • 山田文庫の書物 88冊(うち1冊は復刻本)
  • 「山田文庫図書目録」(昭和3年、岡山市立図書館が発行したもの)
  • 山田貞芳の著書(『備前軍記』等の校訂書、吉備文庫『山田貞芳集』の初版本など)
  • 木畑道夫、沼田頼輔、羽生芳太郎、蔵知矩ら、山田貞芳と関係のあった人物の著書
  • 岡山市史(山田貞芳が編纂委員長をした大正時代の全1巻本から、昭和初期の6巻本、戦後の10巻本まで)
  • 金川高等学校八十周年記念誌『臥龍』(坪田譲治による金川中学の教師たちの追想文)
  • 小原大丈軒、木畑道夫、山田貞芳の書(軸装)

お問い合わせ

市民生活局スポーツ文化部岡山シティミュージアム

所在地: 〒700-0024 岡山市北区駅元町15-1 [所在地の地図]

電話: 086-898-3000 ファクス: 086-898-3003

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