アジア・太平洋戦争のさなかの1945年6月29日、岡山のまちはアメリカ軍の爆撃機B-29による空襲を受けました。これにより当時の市街地の63%が焼け野原となり、多くの人々が傷つき亡くなりました。アメリカ軍による空襲は日本の各地におよび、広島と長崎への原爆投下も含めて66の都市が大きな被害を受けました。そして、8月に終戦を迎え、焼け跡からの復興が進むなかで、連合国軍による日本の占領統治が始まりました。
これらの出来事は、今からちょうど80年前に起こったことです。
戦後80年という節目の年に開催する本展覧会では、大きく3つのことを紹介します。ひとつは、アメリカ軍による日本そして岡山への空襲はどのように行われ、どれだけの被害をもたらしたのか。もうひとつは、戦争が激しくなるにつれて当時の人々の生活はどのように変化したのか。そして、戦後のまちとくらしの復興と、進駐軍による占領はどのように進んだのか。
進駐軍の占領政策は、日本の生活様式や文化形成に大きな変化をもたらしました。なかでも、アメリカ軍にくわえてイギリス連邦軍も進駐した岡山は、全国的に見ても特異な状況だったことが最近の研究によってわかってきています。これらをさまざまな記録と資料をひもときながらご紹介します。
この展覧会をとおして、戦争と平和について、そして私たちがくらす岡山のまちの歴史について、改めて思いを深めていただければ幸いです。
1944年から1945年にかけて、日本全土において市街地を対象とした大規模な空襲が米軍によって行われました。
岡山市の場合は1945年6月29日に大規模な空襲を受け、当時の市街地の63%を焼失し、 少なくとも1,737*人の死者が出ました。 (*2,000人をこえるという説もあります。)
岡山シティミュージアム 4階・5階展示室、5階 岡山空襲展示室
2025年6月7日(土曜日)から7月6日(日曜日)まで
午前10時から午後6時まで(最終入場は午後5時30分まで)
6月9日、16日、23日、30日の月曜日
入場無料
岡山市
岡山市教育委員会
岡山県教育委員会
岡山県立図書館、岡山市立中央図書館、岡山大学文明動態学研究所、神戸大学国際文化学研究科・長志珠絵研究室、ノートルダム清心女子大学国際文化学部・貴志俊彦研究室
JR岡山駅西口むかいリットシティビル南棟 岡山シティミュージアム4階・5階展示室、5階岡山空襲展示室
岡山空襲展示室 電話番号 086-253-7070(開館日のみ応答します)
話者:岡山空襲体験者 聞き手:岡山空襲展示室学芸員
日時:2025年6月14日(土曜日) 午後1時30分から3時まで
会場:岡山シティミュージアム4階講義室 定員:80名
申込方法:当日先着順受付 事前申し込み不要
開場・受付開始は午後1時予定
講師:貴志 俊彦さん(ノートルダム清心女子大学国際文化学部教授、京都大学名誉教授)
日時:2025年6月22日(日曜日) 午後1時30分から3時30分まで
会場:岡山シティミュージアム4階講義室 定員:80名
申込方法:当日先着順受付 事前申し込み不要
開場・受付開始は午後1時予定
日時:(1)午前11時からの日:6月21日(土曜日)、6月29日(日曜日)
(2)午後2時から日:6月8日(日曜日)、6月15日(日曜日)、6月28日(土曜日)、7月5日(土曜日)、7月6日(日曜日)
会場:岡山シティミュージアム4階企画展示室
申込方法:開始時間までに4階展示室前におあつまりください。事前申込不要。
つぎのリンク先から、チラシの両面をPDFでダウンロードできます。
第48回岡山戦災の記録と写真展チラシ
所在地: 〒700-0024 岡山市北区駅元町15-1 [所在地の地図]
電話: 086-898-3000 ファクス: 086-898-3003