ロタウイルスは主に5歳未満の乳幼児に多くみられる急性胃腸炎の原因ウイルスです。主な症状は下痢・嘔吐・発熱などで、ときに脱水、けいれん、肝機能異常、腎不全を引き起こす可能性があります。年齢に関わらず何度でも感染、発症します。
飲む生ワクチンです。ワクチンの種類が2種類あり、接種回数が異なります。それぞれの安全性や効果に差はありませんが、接種回数が異なるので、他のワクチンとの接種スケジュールや予防接種を受ける医療機関・かかりつけ医と相談して選択してください。原則として途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、最初に選択したワクチンと同じワクチン2回目以降も接種します。初回接種は、生後2か月から生後14週6日までに実施します。
種類 | 標準的な接種年齢 (接種可能な年齢) | 接種回数 | 標準的な受け方・その他 |
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ロタリックス | 出生6週0日後から24週0日 | 2回 | 27日以上の間隔をおいて2回接種 |
ロタテック | 出生6週0日後から32週0日 | 3回 | 27日以上の間隔をおいて3回接種 |
ロタウイルスの接種を受けてから約1週間から2週間の間は、腸重積症のリスクが通常より高まるとする研究報告があります。腸重積症とは、腸の一部が腸管にはまり込み、閉塞状態(ふさがる状態)になってしまう病気です。発症後、早く治療すればほとんどの場合、手術せずに治療が行えます。以下のような症状が見られた場合やいつもと違う様子が見られた場合は、速やかに医療機関を受診してください。医療機関を受診する場合は、ロタウイルスワクチンを接種したことを医師に伝えてください。
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