岡山を代表するお菓子「きびだんご」はどうやって作られているの?
昔からの技術が今も受け継がれている工場見学を紹介します。
廣榮堂のきびだんご作りは江戸時代の終わりに現在の中区中納言町で始まりました。作り方は今も当時とほとんど変わらないそうです。
長年、岡山の名物として親しまれてきましたが、廣榮堂には「幼いころに添加物の入っていないお菓子の美味しさを体感するのは、食育としても大事なこと。自然素材で作られたきびだんごは、まさにそれを感じてもらえるお菓子なので、もっと子どもたちの身近なものにしたい」という思いがありました。
そこで誕生したのが「土産物を超え、日本中の子どもたちに喜んで食べてもらえる菓子として、きびだんごを育てよう」とデザインされた絵本作家・五味太郎さんのパッケージです。
もち米、きび粉そのものの美味しさをストレートに伝えられるきびだんごは、一部岡山市内の学校給食にもメニューとして取り入れられているそうです。
お店できびだんごを見たときに、見学したことを思い出して「こうやって作るんだよ」とお子様やお友達と話してくださると嬉しいですね。
見学に来られたお子様たちから、直接「ありがとうございました」と言ってもらったり、お礼のお手紙をいただいたときは、社員全員で喜んでいます。
「安全・安心なものを作っている様子をできるだけ全部見てもらおう」という考えで作られた“ガラス張りの工場”です。きびだんご作りの原材料投入から包装までを見ることができ、幼稚園や小学校の社会見学でも利用されています。子どもたちにとって、お店で売られているお菓子がどうやって作られているのかを知る良い機会になります。
全部機械化されていると思っていたので、ところどころで職人さんが手作りしていて驚きました。
子どもが一番興味を持ったのは、最初に見たビデオで紹介された紅白の上用まんじゅうで「これがほしい!」と言っていました。
見学では「おだんご、いっぱいできてるなぁ」と楽しそうでした。
息子は普段から和菓子が好きなので、「おだんごを作る所へ行く」と聞いてとても喜びました。
見学では、「調布」というお菓子が作られている場所で、きつね色の生地に求肥がくるんと包まれる様子に夢中!「食べたい~」と言いだして大変でしたが、実は私も食べたかったです。
工場見学には事前予約が必要です。
10名から60名での予約を受け付けています。希望日の一週間以上前にお申し込みください。安政三年創業、守り続ける本物の味
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〒703-8245 岡山市中区藤原60番地
電話 086-271-0001