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ふらっと立ち寄れる、地域の居場所

[2022年11月22日]

ID:46837

「地域の居場所」でリフレッシュしませんか?

核家族化が加速している現代、一人で不安や悩みを抱えながら子育てをしているママ・パパが増えています。さらに、コロナ禍が追い打ちをかけ、外に出かけづらくなってしまいました。

気軽に訪れ、子どもの友だちをつくったり、親同士でコミュニケーションしたりすることで、心身ともにリフレッシュできる。そんな「親子のための地域の居場所」を、ピックアップして紹介します。

こちらの3つの居場所をご紹介します

まんなか1
ことこと1
たねっこ1

多世代交流 みんなの広場 まんなか

団体概要

まんなか6


2020年4月に旭竜幼稚園が閉園となり、未就学児から小学生までの子どもたちが一緒に遊んだり、近所の人たちと触れあったりしていた園庭開放の時間がなくなってしまいました。はるばる市外の児童館まで足を延ばしていた親子もたくさんいたといいます。

そこで「親子の居場所、多世代交流ができる居場所を、自分たちの手でつくろう」と、地域のママ・パパたちが「子育て広場まんなか」を立ち上げ、2021年1月に現在の「NPO法人まんなか」になりました。旧旭竜幼稚園跡を借りて活動しています。

NPO法人まんなか代表 岡田直子さんにお話を聞きました

「多世代交流 みんなの広場 まんなか」はどんな場所ですか?

イラスト1

雨天でも、暑い日・寒い日でも遊べる広々とした園舎があり、トイレや遊具など子ども向けの設備が整っていて、園庭には柵がある旧旭竜幼稚園は、親子が集う場所としてこれ以上ないくらい理想的な場所です。この場所で、親同士の交流を通して子育ての楽しさや大変さを共有できる支援の場づくりができたらと思っています。

普段かかわりの少なくなってしまった、おじいちゃん・おばあちゃん世代との交流も目指しています。「地域で何かできることがあればしたい」と思っている方は、実はたくさんいらっしゃいます。ママが講座に参加している間、赤ちゃんを抱っこしておいてあげる、園庭で野菜作りをして子どもと収穫体験をする、などいろいろな形で参加してくださっています。地域に顔見知りが増えれば、地域全体で子育てができますし、防犯・防災の観点からも大きな意味があると考えています。

具体的な取り組みを教えてください。

毎週火曜の午後と、水曜午前・午後の「自由広場」は誰でも参加していただけます。予約不要、来たいときに来て遊戯室や園庭で自由に過ごしてもらえます。おもちゃや絵本も用意していますし、カフェスペースや卓球台もあります。午前中は乳幼児親子が多く、午後は小学生が来ることが多いです。

月に1回「スマイルプログラム」という講座を開催しています。「離乳食講座」「抱っことおんぶ」など、プレママ、プレパパ、産後ママたちに聞いてほしいテーマを集めた講座です。妊娠中から地域やほかのママとつながることで、産後に社会から急に断絶されることをなくし、楽しく子育てができるようにとスタートしました。
そのほかにも地域の人と触れあえる「マルシェ」などのイベントや、ママが気軽に参加できるワークショップも開催しています。

今後取り組みたいことはありますか?

いずれ一時預かりができるようにしたいです。ファミリー・サポート・センターなど預かってもらえる仕組みはありますが、一日丸々ではなく、1、2時間ほど用事を済ませる間だけ預かってほしいことも多く、なかなかニーズと一致していません。ちょっと子どもを見ていてもらえる場所があると、ママは本当に助かると思います。

子育てママにメッセージを。

今はインターネットで検索すれば、情報は簡単に手に入りますが、経験者に実際に話を聞くことで不安感がやわらいだり、同じ悩みをママたちと共感しあうことで元気をもらえたりします。それはネットでは手に入らないものです。ぜひ気軽に来てください。

活動内容

[自由広場]

子どもたちが安心して遊べるスペースと、ママたちがほっとひと息できる居場所を提供。

  • 日時:火曜14時から17時 水曜9時30分から11時30分/14時から17時
  • 場所:旧旭竜幼稚園(岡山市中区中島50-1)
  • 料金:無料
  • 予約:不要
まんなか1
まんなか2

広々とした園庭があるから外で思いっきり遊べるのが魅力です

まんなか3
まんなか4

季節ごとのお楽しみも用意されています。そうめん流しは大好評!

[スマイルプログラム] 

妊娠前のプレママ・プレパパから1歳くらいまでの子どもを持つママ・パパが対象。

  • 日時:毎月1回10時から11時
  • 場所:旧旭竜幼稚園(岡山市中区中島50-1)
  • 料金:全6回3000円 ※1回のみの参加(500円)も可
  • 定員:各回5名程度
  • 予約:要予約

まんなか5

\講座は子連れでの参加もOKです!/

ぽっけ2

つながる@home ことこと

団体概要

ひとりひとりがまず自分の人生を楽しみ、価値を知り、自信をもって生きていくことができる社会。そして、「己と子とコト」のつながりを大切に、笑顔や温もりの循環が生まれ広がる社会になるよう願いを込めて、2020年に任意団体『cotocoto.coto』を立ち上げました。

「シェアリビングを通して つながり育ちあうきっかけづくり」をミッションとして活動しています。

cotocoto.coto 代表 楳溪奈美さんにお話を聞きました

『つながる@home ことこと』はどんな場所ですか?

さまざまな人が世代を超えて集い、つながり育ちあえる居場所でありたいと思っています。未就園児親子をはじめ、子育て世代の親御さん、子育てを卒業した親御さん、大人のおひとりさま、学生さん、学校に行きにくい子どもさん、地域の方々…幅広い方にご利用いただいています。

参加者が子どもの年齢で区切られているおやこクラブなどは、子どもが成長していけば卒業となり、また次の居場所を探さないといけません。子どもの年齢や、自身の世代・性別、置かれている状況などにかかわらず、「誰でも行ける、いつ行ってもそこにある」居場所、もうひとつの家庭のようなシェアリビングになればいいなと思っています。

具体的な取り組みを教えてください。

毎週金曜の10時から15時に『コミュニティスペースひとひと』でオープンしています。大人1人500円(1ドリンク付き)で、同日中の出入りは自由です。飲食の持ち込みも自由なので、ゆっくりくつろいでもらえたらと思います。月に約1回、「外の居場所」も開催しています。場所は不定なのでSNSをチェックしてください。

また2022年から「15チャージ」という取り組みを始めました。15分間お子さんをシェアリビングスペースでスタッフが見守りますので、2階で一人時間を満喫してください。子育て中のママたちは、子どもの安全を守るため365日24時間気を張っているのだから、引け目なんて感じなくてOK。ちょっとしたリフレッシュ時間を提供できたらと思っています。

新しい取り組みはありますか?

1回限りのイベントのサポート募集ではなく、『ことこと』を応援してくださる方々とつながりあった体制を整えました。名付けて「ことさぽ」です。看板づくりやメニューブックつくり、名札づくりなど、『ことこと』の活動において発生する作業をお手伝いしていただきます。メインスタッフとしてがっつり仕事はできないけれど、得意や好きを活かして何かできないかな。そんなふうに考えている方が登録してくださっています。
仕事を辞めて、家庭に入って、社会とのつながりが感じられなくなり、自分の存在意義が希薄になってしまう方も少なくありません。そういった方々にも「自分ができること」をやることで、自己肯定感を高められると思います。気軽にご登録ください。
また、本の物々交換ができる「ぶっくるん」というサービスも行っています。

子育てママにメッセージを。

子育てを終えた方から、「久々に赤ちゃんを抱っこできてうれしい!」「自分も周りの人に助けてもらったから、今度は自分が…」といった声を聞くことがあります。助け合いの循環、「恩送り」です。大変な時期は遠慮せずに助けてもらい、余裕ができたら今度は助ける側に回る。そんな気持ちを持って気軽に立ち寄ってみてください。

参加者さんの声

羽地さん(7か月の子どものママ)

2年前に広島県から引っ越してきて、まだあまり知り合いがいません。子どもと2人で家にいたらしんどいので、こういった親子で出かけられる場所があるのはとてもありがたいです。スタッフの方がいてくださるので、一瞬子どもから目が離せるし、何より大人としゃべれるのがうれしい。いい気分転換になっています。

活動内容

[つながる@home ことこと]

多世代の多様な人が集い、思い思いに過ごしたり、時には一緒に話やお茶をしたり、困ったときには助け合ったりできるシェアリビング。

  • 日時:金曜10時から15時
  • 場所:『コミュニティスペースひとひと』内(岡山市北区学南町2-5-55)
  • 料金:大人500円(1ドリンク付き) 大学生200円 中学・高校生、小学生、未就学児無料 ※11枚つづり5000円(1年間使用可能)の回数券あり
  • 予約:不要
ことこと1
ことこと2

親子で過ごしたり、スタッフが一緒に遊んだり。過ごし方は自由!

ことこと3
ことこと4

一軒家なので縁側も中庭もあり、ほっこりします

[つながる@home ことこと~外の居場所]

大人も子どもも一緒に自然を感じながら過ごせる「外の居場所」。

  • 日時:不定金曜10時から15時
  • 場所:不定 ※SNSにて確認を
  • 料金:大人500円(1ドリンク付き) 大学生200円 中学・高校生、小学生、未就学児無料 ※11枚つづり5000円(1年間使用可能)の回数券あり
  • 予約:不要
ことこと5

\みんなでピクニック気分。
 自然の中だといっそうリラックスできます/

ぽっけ2

たねっこほいくえん

団体概要

くらしのたね集合

「地域とひとをつなぐ」をコンセプトに、2015年、株式会社ミナモト建築工房が母体となる任意団体として「くらしのたね」が立ち上がりました。

「くらしづくり」「まちづくり」「家づくり」を応援するための、親子や地域の人が気軽に参加できるさまざまな催しを開催してきました。2022年からは自主保育の『たねっこほいくえん』をスタートさせました。

たねっこほいくえん スタッフ 林郁子さんにお話を聞きました

自主保育とはどのようなものですか?

イラスト3

同じ思いを持った保護者が主体となって、みんなでみんなを見るという保育スタイルです。保育士の資格を持ったスタッフがいますが、お母さんも一緒に子どもを見守ってもらいます。そして自分の子どもだけでなく、そこに集うほかの子どもたちも同様に見守ってもらう、というのが特徴です。泣いていたら声をかける。何かを訴えていたら耳を傾ける。自分の子どもにも、他人の子どもにも同様です。

とはいえ、知らない人に子どもを見てもらうのも不安ですし、子どもも警戒しますよね。なので、4月から半年間は、準備期間として参加者の「顔の見える関係」を育んできました。だんだん皆さん打ち解けてきて、自然によそのお子さんにも声をかけたり、「下の子に授乳してくる間、上の子をちょっと気にしておいてもらえる?」とほかのお母さんに頼んだりできるような雰囲気になってきました。そこで10月からは隔週で半分のお母さんは子どもと離れて、2階の別室でのんびりくつろいでもらい、残りのお母さんが1階で遊ぶ子どもみんなを見守る、という「預け合い」の仕組みを取り入れました。翌週は2階と1階のお母さんが交代します。

なぜ自主保育を取り入れようと思ったのでしょうか?

このあたりは転勤族が多いので、ひとりで子育てをがんばっているお母さん方が多いんです。さらにコロナ禍で、気軽によそのお宅に子連れで遊びに行ったりできなくなりました。ちょっと子どもを見ていてもらいたいと思っても、頼める人がいないんです。そんな親子が気軽に集えるのはもちろん、ほっとひと息つけるような場所にしたいと思いました。

ほかにどんな取り組みがありますか?

「ネウボラおかやま つながるおしゃべり会」を毎週開催しています。ネウボラとはフィンランド語で「相談の場」という意味です。
助産師、理学療法士が常駐し妊活中から妊娠・出産、子育てにかんしてのちょっとした「どうしたらいい?」を気軽に話し合ったり、相談したりできる会です。自由におしゃべりをすることもあれば、テーマを決めて話をすることもあります。妊娠中から就学前までの親子の継続した支援を目指しています。
また、毎週「ぬるま湯キッチンinくらしのたね」というカフェで、「まごわやさしい」がコンセプトのランチやスウィーツを提供しています。こちらは地域の人にもご利用いただいており、地域とのつながりをつくるきっかけにもなっています。

子育てママにメッセージを。

昔のように地域全体で子育てができたら、しんどい時に頼る「手」があったら、子育ては「しんどいけど、楽しいこと」になるんじゃないかと思います。いろんな大人に触れあうことで、子どもの視野が広がり社会性が育まれますし、親もまたいろんな子どもを見ることで、気づくこと、成長することがあると思います。気軽に参加してください。

参加者さんの声

白木さん(8か月と2歳の子どものママ)

結婚して岡山に来ました。同じくらいの子どもを持つお母さんと、困ってることなどを話したり聞いたりすることで、自分だけじゃないんだなと思えます。子どもを2人連れてくると、どうしても上の子から目を離してしまうのですが、ここはほかのお母さんが一緒に見守ってくれるので助かります。安心して授乳にも行けます。

活動内容

[たねっこほいくえん]

親子関係、スタッフ関係を超えた「斜めの関係」を大切にした自主保育を行う。3か月ごとに参加者を募集する。第1期は10月から12月で開催中。第2期の募集は問合せを。

  • 日時:金曜10時から14時
  • 場所:『くらしのたね』(岡山市北区辰巳14-101 くらしのたねビル1階)
  • 料金:1家族5000円/月(給食費込み、保険料別途) 
    ※1回1000円でスポット参加による体験可能(随時受付、1回限り)
  • 定員:親子15組
たねっこ1
たねっこ2
たねっこ3

この日は「手形・足型色紙」を作りました。ママ1人では難しいので、みんなで協力しあいます

たねっこ4

外で水遊びを楽しんだ子どもも

たねっこ5

スタッフと一緒に歌に合わせて手遊び

たねっこ6

給食の時間も見守り合っているので、ママも食事する余裕があります

[ネウボラおかやま つながるおしゃべり会]

お産の不安や子育ての悩み、子どもの発達で気になることなど、専門家を交えながら気軽に話し合える。

  • 日時:木曜10時から11時30分 
  • 場所:くらしのたね
  • 料金:1家族500円
  • 定員:5組
  • 予約:必要

[ぬるま湯キッチンinくらしのたね]

「まごわやさしい」食材を使った、身体が喜ぶ週替わりランチを提供。一般の方のランチ利用のみも可。

  • 日時:木曜11時30分から14時(OS13時) 
  • 場所:くらしのたね
  • 料金:ランチ1100円 ランチ(スウィーツ&ドリンク付き)1650円 スウィーツ&ドリンク660円 お子様サイズのミニランチ550円
  • 予約:なるべく予約を

    くらしのたね HPはこちら別ウィンドウで開く