子どもの口は、乳児の頃は母乳やミルクにより「吸う力」を育て、歯が生え始め離乳食が進むと「口を上手に使う力」が育まれてきます。口の使い方をしっかりと身につけることで、この先の生活で欠かせない『食べる力』や『しゃべる力』へとつながっていきます。
みなさんのお子さんは、しっかり食べたり、正しい発音でおしゃべりができていますか?
お子さんの食べ方、話し方を観察してみましょう。
口がポカンと
開いている
同じようなものしか食べない
食べ物をすすれない
発音できない音(言葉)がある
例えば、いつも口が少し開いている、麺などがすすれない、サ行が言えない、ペットボトルの口を全部くわえないと飲めない・・など、こんなお子さんはいないでしょうか?
これらは、口腔機能が未発達なために起こったり、今後さらなる機能低下の原因となる可能性もあります。
口腔機能の発達は、口を鍛える訓練をすることにより改善が見込めます。
子どもが楽しみながら、気軽に口を鍛えることができる8つの遊びを紹介しますので、ぜひご家庭で実践してみましょう。
「食べる力」は、離乳食期の子どもの発達に合わせた適切な食事の形態や方法によって身につきます。
離乳食は、唇で食べ物を取り込む動きや、舌で押しつぶす動き、歯茎で押しつぶす動きや飲み込む動きなど、成長段階(月齢)に合わせて、口の使い方を学び、口腔機能の発達を促すことができる最高の時期なのです。
この時期に、スプーンで食べ物を流し入れるように与えてしまったり、月齢が進んでもやわらかいものや同じような食べ物ばかりになってしまうと、口腔機能の低下につながってしまいます。
適した時期に、適した形態の食べ物で、子どもが自ら学べる環境を作ってあげましょう。
スプーンを引き上げて流し入れるのではなく、
子どもが自分から食べ物を取り込めるようにすると◎
離乳食期を過ぎてしまったお子さんも、日々の生活の中で訓練することで、今からでもまだまだ十分に発達を促すことができます。
遊びの中で口の発達を助ける(高める)動きを実践してみよう!
動画と同じようにまねっこできるかな?
岡山市保健所 健康づくり課 母子歯科保健係
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