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離乳のポイント

[2013年12月20日]

ID:45482

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離乳とは

母乳や育児ミルクから幼児食へと進んでいく過程で、食事に慣れ親しんでいくための準備期間です。
「食べ物を口に取り込む」「飲み込む」「かたまりをかみつぶす」という食べるための口の機能を発達させる役割があります。

離乳開始のサイン

  • 赤ちゃんの首のすわりがしっかりしている
  • 支えると座ることができる
  • 食べ物に興味を示す
  • スプーンなどを口に入れても押し出すことが少なくなる

このような様子が見られると、離乳を始めていきましょう。月齢の目安では、5か月から6か月頃です。

離乳食の基本

おぼえておこう!4つのポイント

  1. うす味が基本
  2. 脂肪の少ない食品を
  3. たんぱく質はゆっくり少しずつ
  4. 衛生面には細心の注意を
ぽっけ

初めて食べさせる食品は、
1日1品1さじから始めようね!
できるだけ午前中に与えるのがいいよ。

離乳初期―5か月から6か月―

離乳初期

口に入った食べ物を「ごっくん」と飲み込むことを覚えさせていきましょう。慣れるのが目的なの離乳初期で、栄養のことはあまり考えなくてもよいです。はじめのうちは、おかゆに混ぜたりせずに単品で食べさせていきましょう。

  • 固さの目安
    ポタージュ・ヨーグルト状
  • 回数
    開始1か月は1日1回、慣れてくると1日2回
  • 量の目安
    2回食に進む頃には、全部で赤ちゃん茶碗3分の1杯くらい
  • 食品例
    米、パン、いも、野菜、絹豆腐、白身魚など 

  「赤ちゃんへの食べさせ方別ウィンドウで開く」のページもご覧ください。

離乳中期―7か月から8か月―

離乳中期

口の前の方を使って食べ物を取り込み、舌と上あごで「つぶす」動きを覚えていきます。いろいろな味や舌ざわりを楽しめるよう食品の種類を増やしていきましょう。食べやすくするために、とろみをつけたり、“あえる”と飲み込みやすくなります。

  • 固さの目安
    舌でつぶせる固さ
  • 回数
    1日2回(午前と午後)
  • 量の目安
    全部で赤ちゃん茶碗半分くらい
  • 食品例
    魚(青魚以外)、鶏肉、納豆、ヨーグルト、卵黄、うどん、野菜、果物など

離乳後期―9か月から11か月―

離乳後期

手づかみ食べをさせ、前歯でかじりとることや、自分の一口の量を覚えさせていきましょう。自分で食べることで、食事への意欲や五感の発達につながります。食があまり進んでいないお子さんには、フォローアップミルクなどを上手に組み合わせて使いましょう。

  • 固さの目安
    歯ぐきでつぶせる固さ(完熟バナナくらい)
  • 回数
    1日3回
  • 量の目安
    全部で赤ちゃん茶碗1杯くらい
  • 食品例
    (様子を見ながら)青魚、(鶏肉が問題なければ)牛肉から豚肉、全卵へ。
    海草、少量の油も使用可。

※お母さんのおなかの中で蓄えられていた“貯蔵鉄”が減ってくるので、鉄分不足になりがちです。赤身の魚や肉、ひじきなどで鉄分の補給を心がけましょう。

離乳完了期―12か月から18か月―

離乳完了期

ひとくちの量を覚えたり、手づかみ食べが上手になってきます。フォークやスプーンを使離乳完了期 った食べる動きを覚えさせていきましょう。「おいしいね」などと話かけるなど、家族との楽しい食卓を体感させて、食事の楽しさを大切に育ててあげましょう。

  • 固さの目安
    歯ぐきでかめる固さ(肉団子くらい)
  • 回数
    1日3回(+おやつ)
  • 量の目安
    全部で赤ちゃん茶碗1杯強くらい
  • 食品例
    ほとんどの食品が可。(生野菜や肉などは食べにくい)

離乳は「あせらず、楽しく、ゆったりと」

栄養だけでなく、食の大切さや食べる楽しさを学ぶスタートの時期です。家族一緒に楽しく食卓を囲んだり、笑顔で「おいしいね」「楽しいね」など声かけを大切にしましょう。

赤ちゃんの発達には一人ひとり、個性があります。ほかの子と比べず、その子の成長・発達の様子をよく見て、その子に合わせたすすめ方をしましょう。楽しい食体験を増やしていくことが、「食べる力」を育みます。