9月1日は「防災の日」です。岡山市は「晴れの国」のイメージから「災害が少ないまち」と思われることが多く、活断層がなく地震も少ないこともあり私もそういうイメージを持っていました。
その認識が一変したのが8年前の平成30年7月豪雨。私自身も被災地域に足を運び、浸水対策に加え自助・共助による迅速な避難の大切さを痛感しました。
この災害を受けて、市ではポンプ場建設などのハード対策に加え、用水路の事前水位調整の強化や自主防災組織の活動支援などのソフト対策にも力を入れてきました。
今年6月、同月として観測史上3番目の48時間降水量を記録した大雨の際には、今保・白石ポンプ場を運転して、81万立方メートル(小学校の25mプールで約2,300杯分)の雨水を河川に排水し、周辺の浸水被害を防ぐことができました。
また、7月には4区全てで集中備蓄倉庫の整備が完了し、迅速に避難所へ物資を届ける体制も整いました。
先の国会では防災庁の設置が決まり、「被災者の良好な生活環境の確保」が法律に明記されました。避難所の環境改善が急務となる中、市では今年度中に小中学校のトイレを全て洋式化、来年の夏前までに全ての中学校体育館に空調を整備していきます。さらにペットとの同行避難や外国人住民の避難支援に加え、これまで以上に女性の視点も取り入れ、多様な視点から災害対策を進めていきます。
災害時に身を守るには、一人一人の防災意識と命を守る行動が重要です。5月から気象庁の防災気象情報が大きく変わり、警報などの名称に「レベル」が付いて発表されるようになりました。レベル3警報が出たら「避難の準備」、レベル4危険警報で「危険な場所から全員避難」と覚えていただき、市からの避難情報に従って速やかな避難行動をお願いします。また、ハザードマップでリスクや避難経路を確認するなど、いま一度事前の備えを考えてみてください。
岡山市が「災害が少ないまち」から「災害に強いまち」になるよう、皆さんとともに取り組んでいきたいと思います。
岡山市長 大森雅夫の大盛コラム(第22回)
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