
「人生で一番心に残っている本はなんですか?」と聞かれると、皆さんはどう答えますか?私は、司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』から大きな影響を受けました。一冊の本との出会いによって生き方が変わった経験のある人も少なくないかと思います。
実は岡山市は、日本で唯一「ユネスコ創造都市ネットワーク・文学分野」に認定されている都市です。これは、国連機関であるユネスコと世界の文学創造都市から、岡山市の取り組みが評価されたもので、2023年に「文学」の分野において日本で初めて認定されました。
岡山市には文学に親しむ機会がたくさんあります。公立図書館の貸し出し数や公立小中学校の司書配置率は全国でも上位に入り、また学校での朝読書の取り組みにも力を入れていて、子どもたちへの読書のサポートが充実しています。さらに、岡山市にはプロの作家を対象とした「坪田譲治文学賞」と、市民の皆さんを対象とした「市民の童話賞」があり、40年以上の歴史を誇っています。
現在では、国際的なネットワークを生かし海外作家の講演会などを開催しており、2月9日~12日は市主催の国際会議を開催します。期間中、イギリス・エディンバラの事例紹介や、作家の小川洋子さん、中脇初枝さんによる対談が行われるシンポジウムがあり、既に多くの市民の皆さんから参加申し込みをいただいています。また、春と秋に開催する「おかやま文学フェスティバル」では、全国から人気の書店が集まるイベントを行うほか、誰でも自分で作った作品を展示・販売できるなど、引き続き市民の皆さんのクリエイティブな活動をサポートしていきたいと考えています。
これらの取り組みを通して、多くの人に、自分にとって心に残る作品や言葉に出会っていただけたらと思います。
岡山市長 大森雅夫の大盛コラム(第15回)
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