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わくわくボランティア その26|里山の自然を守り、生かす【里山ボランティア】

[2026年1月13日]

ID:77969

「わくわくボランティア」では、のっぷとティアがボランティア活動の現場におじゃまし、ボランティア活動の楽しさや大切さ・ボランティアに取り組む人たちの思い・各団体の思いについて取材しています。

26回目は「里山ボランティア」の活動について「操山公園里山センター」(岡山市中区沢田)の井垣亜希子担当所長と中原純加主査にお話をうかがいました。なお、内容は取材当時のものです。

井垣担当所長と中原主査

写真左から 井垣担当所長 中原主査

「里山ボランティア」とは?

操山公園里山センターで開催する自然観察やクラフト、染物や里山での体験活動など、年間約60回ある各種行事でリーダーとしてイベントを企画・運営するほか、里山農園の管理や操山の竹林の保全といった幅広い分野で活動するのが里山ボランティアです。

自然観察
竹の保全
歩いている様子

ボランティア活動の様子(写真提供:里山センター)

井垣担当所長:「里山ボランティアは1999年の里山センター開館と同時に発足。現在は岡山県内に住む88人がボランティアに登録をしていて、野鳥に詳しい人はバードウォッチング、工作が得意な人はクラフト教室など、それぞれ得意分野を生かし活躍しています」

中原主査:「自然に触れる活動だけではなく、里山の自然の中での音楽演奏、歌を歌うイベントを企画・運営しているボランティアもいます。一見、音楽と自然は関係ないように思えますが、自然の中で音楽を楽しむ趣旨が参加者の人気を集めています。
このほか、里山農園で栽培した藍を使った藍染体験や、綿から糸を紡ぐ体験などボランティアの活動は多岐にわたります」

藍の植え替え作業の様子

藍の植え替え作業

タマネギの植え付け作業の様子

タマネギの植え付け作業

(写真提供:里山センター)

井垣担当所長:「自然の中で体を動かすと心身ともに健康になるような清々しい気持ちになると言う人がとても多いです。竹を伐採する作業は重労働ですが、すごく楽しそうに作業をしていますし、手際もいいです」

中原主査:「『重労働で大丈夫かな?』と心配する作業もありますが、意外とそうした作業ほどたくさんの人が関わってくれています」

竹林伐採の様子

竹林の伐採作業の様子(写真提供:里山センター)

多くのメンバーが活動する「里山ボランティア」ですが、高齢者も増えており、今後も活動を継続していくためには「後継者」の育成が不可欠です。メンバー同士でも話をしているそうですが、後継者を育てるためには、仲間を増やしていくことが大切とのことです。

「里山レンジャー」とは?

「里山レンジャー」は、小学1年から中学3年までが対象で、「体験、探検、実験」を通して操山の〝博士〟になることを目指します。事業は岡山市、就実学園・就実森の学校、岡山市公園協会の3者協働事業で、操山や百間川など自然の中で活動しています。

中原主査:「2017年1月に活動を始め、これまでに27回取り組みました。2026年2月には小枝や雑木を集める柴刈りやシイタケの栽培体験などを行う予定です」

小枝や雑木を背負っている様子
こどもが学習している様子

「里山レンジャー」の活動の様子(写真提供:里山センター)

井垣担当所長:「里山レンジャーの活動でも里山ボランティアのメンバーが活躍してくれています。例えば、工作が得意なボランティアに竹でおもちゃを作る指導を依頼したり、鳥や昆虫に詳しいボランティアには、自然の中で生き物を見て回る活動の講師をお願いしています」

竹でおもちゃを作成している様子
こども達と昆虫を見ている様子

それぞれのボランティアが得意な分野で参加者をサポート(写真提供:里山センター)

中原主査:「活動では、子どもたちが『今日はこんなことを学んだ』など体験を発表する場を設けています。最初は恥ずかしがって話せなかった子が、回を重ねるごとに発言できるようになるなど、成長した姿を見ることができたときは、やっていてよかったと思います」

井垣担当所長:「操山には古墳がたくさんありますが、里山レンジャーの古墳見学をきっかけに古墳に興味を持って、自主的に勉強を始める子もいます。鳥が好きになった子は自分で鳥のことを調べてまとめています。このように、子どもたちの興味を広げることにつながる取り組みができているのは、活動の成果だと思います」

古墳を見学している様子

古墳見学の様子(写真提供:里山センター)

里山ボランティアをはじめ、さまざまな立場の方々が「里山レンジャー」の子どもたちを支えているのは、この地域に息づく豊かな自然の魅力に気づいてほしいという思い、そして、その自然を未来へ受け継ぐ担い手として子どもたち自身が守り育てていく取り組みへとつながってほしいという願いからです。

中原主査:「里山レンジャーに参加していた子どもたちが、レンジャーを卒業後、里山ボランティアのメンバーとしてイベントを手伝ってくれるケースが増えています。レンジャーの企画がきっかけで里山ボランティアの活動に携わりたいと思ってくれたことは、うれしいですね」

井垣担当所長:「若い世代がメンバーに入ると、先輩ボランティアもうれしそうに教えています。そんな光景は、こちらも見ていて元気が出ます。中高生もおじいちゃん、おばあちゃんぐらいの世代の人と話をするのはいい体験になっているのではないかと思います」

里山ボランティアの今後について

井垣担当所長:「ボランティアの皆さんは本当にすばらしい知識を持っているので、次の世代へと受け継いでもらいたいと思います」

中原主査:「ボランティア同士、横のつながりを広げていくことも必要だと思います。自分が関わっているボランティア以外の活動でも、興味があったら参加してほしいですね」

井垣担当所長:「里山ボランティアへの参加は常に受け入れています。『里山の自然を残していきたい』というのが活動に関わるすべての人の共通の思いですので、この思いに賛同してくれる人はぜひボランティアに応募してください。興味がある活動があったらまずは挑戦してほしいですね」

操山公園里山センターの外観

操山公園里山センター

関連リンク

操山公園里山センター

お問い合わせ:086-270-3308

ウェブサイト:https://www.okayama-park.or.jp/misao/別ウィンドウで開く