ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

南方遺跡の生駒西麓産土器

[2010年2月3日]

ID:5393

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

収蔵品紹介 第18回

南方遺跡の生駒西麓産土器
  • 名称
    壺形土器(生駒西麓産)
  • 出土遺跡
    南方遺跡
    岡山市北区国体町
  • 時期
    弥生時代中期

生駒西麓産土器とは、大阪府と奈良県の境に位置する生駒山、その西麓、すなわち現在の東大阪市~八尾市のあたりで作られた土器です。頸の長い壺形土器の胴部の破片と見られます。
岡山周辺の土器とは異なり、特徴的な褐色の胎土をしています。また、文様も櫛描直線文の間に扇形の櫛描文を施していますが、これは流水文と呼ばれる複雑な文様が簡略化したものです。
南方遺跡では。ほかにも東九州や南九州など遠隔地から運ばれた土器や、大阪府と奈良県の境にある二上山産のサヌカイトで作られた石剣などが出土しています。弥生時代の遠隔地との交流や交易を物語る重要な資料といえるでしょう。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
Eメールでのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。