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南方(済生会)遺跡出土 貝製指輪

[2010年2月3日]

ID:5032

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収蔵品紹介 第79回

南方遺跡出土の貝製指輪
  • 名称
    貝製指輪
  • 出土遺跡
    南方(済生会)遺跡
    岡山市北区国体町
  • 時期
    弥生時代中期

弥生時代中期中頃(今からおよそ2200年前)の貝塚から見つかりました。完成もしくは完成間近の指輪で、サルボウやハイガイのように肋条を持つ貝の、大型個体を使っています。大きさは22.8×23.2cmのやや楕円形をし、厚さは4.2mmです。穴の大きさは1.5cmで、指輪のサイズで言えば7番、指の細い女性ならばかろうじて薬指に通すことができるくらいの大きさです。弥生人は日々の作業や労働のため、現代人よりも指の関節が太くかったと考えられます。南方遺跡からは貝製の腕輪(貝輪)も見つかっていて、大きさから子供用といわれています。弥生時代の岡山では、このような細い指輪や腕輪を若い頃に身につける習俗があったようです。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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