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南方遺跡出土の分銅形土製品

[2010年2月3日]

ID:5072

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収蔵品紹介 第33回

南方遺跡の分銅形土製品
  • 名称
    分銅形土製品
  • 出土遺跡
    南方遺跡
    岡山市北区国体町
  • 時期
    弥生時代中期

南方遺跡は、弥生時代中期の木製品が多量に見つかったことで有名です。木製品以外にも、他の地域からもたらされたと考えられる品々がこのコーナーでも何度か紹介されています。今回は、瀬戸内沿岸地域に広く分布する「分銅形土製品」を紹介します。
分銅形土製品は、具体的に何に使っていたのかよくわかっていません。これまで縄文時代の土偶のように、呪術的な用途に用いられたのではないかと考えられてきました。用途はよくわかっていなかったものの、分銅形土製品には、しばしば人面が表現されていたことから、研究者に関心がもたれていました。写真の分銅形土製品には、人面の表現はみられず、列点と櫛描きの紋様が施されていることがわかります。また左上の分銅形土製品には、端部に小孔が開けてあります。分布域は、主に中国・四国地方ですが、吉備地域に集中して分布します。従って、この地域の弥生時代を代表する、特徴的な遺物といえるでしょう。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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