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南方遺跡出土 銅剣形木製品

[2010年2月3日]

ID:5091

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収蔵品紹介 第37回

銅剣形木製品
  • 名称
    銅剣形木製品
  • 出土遺跡
    南方遺跡
    岡山市北区国体町
  • 時期
    弥生時代中期

南方遺跡では、多数の多様な木製品が出土しました。その中には、矢尻や刀剣など武器をイメージして作られたものがいくつか存在します。今回紹介する銅剣形木製品もその一つです。名前からわかるように、銅剣をイメージして木で作っています。この形の銅剣は、お墓に埋葬されたり、あるいは出雲の荒神谷のように多量に埋納されるなど、実用的利用より、祭祀的な利用のされかたがしばしばみられます。南方遺跡でも銅剣が出土していますが、先端のみがわずかに出土しているだけで、残念ながら全体の形がわかるものはみつかっていません。この銅剣形木製品はそのような銅剣を意識して作られていることから銅剣の代替品である可能性もあります。
代替品であったにせよ、あえて木材で作ることに意味があったにせよ、とにかく他の武器形木製品と同様に、儀器としての機能を有していたものと考えられます。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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