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ユネスコスクール(竹枝小学校)

[2014年1月17日]

ID:38207

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世界と、そして未来へとつながる~ユネスコスクール

竹枝小学校の写真

木造のぴかぴかな校舎で子どもたちは学んでいます。

学校データ

竹枝小学校は岡山市北区建部町にあり、豊かな自然に囲まれた環境で全校生徒29人※が学んでいます。子どもたちにふるさとの自然や文化を伝え、未来につないでいきたいという地元の強い思いから2006年(平成18年)に「竹枝を思う会」が結成され、竹枝小学校を中心に様々な活動が行われています。2012年(平成24年)には、ESD活動の拠点として、ユネスコスクールにも認定されました。

身近な生きものについてのコーナーの写真

校内の身近な生き物についてのコーナー

毎週水曜日のふれあいタイム・生活科・総合授業では、「竹枝を思う会」有志メンバーの協力により、子どもたちと一緒に昔の遊びや、食農体験活動などが行われています。活動は一年を通じて行われ、田植え、七草粥作り、里山めぐりなど校舎の外へ子どもたちが飛び出し、自然や地域の方々と触れ合う体験をしています。

※2014年1月現在

地域のつながりが育まれる総合授業

「おかやまESDなび」取材陣が竹枝小学校を訪れた際には、ふれあいタイム・生活科・総合授業で、学校のキウイ畑での収穫作業が行われていました。子どもたちは、収穫のコツを学びながら楽しくキウイを収穫していました。活動の中で、地域の方々と子どもたちの会話も弾み、地域とのつながりも育まれています。さらに高学年が低学年を抱き上げてキウイをとる手伝いをしてあげたり、子どもたち自ら大人の手伝いに駆けつけたりと、活動を通じて地域の中での自分の役割を考え、行動する力を身につけています。

また、月に一回「水辺の楽校」を開催しています。そこでは子どもたちが自然の中で遊ぶ楽しさや、身近にすむ生きものについてなど、多くのことを学んでいます。秋には、岡山理科大学と連携して地域の川の調査を行い、魚の生態や種類についての大学生によるレクチャーも行われました。

キウイを収穫する子供達

夢中でキウイを収穫する子どもたち

キウイの収穫を学ぶ子供達

キウイの収穫方法について学んでいる様子

身近な自然や地域の文化を未来へ引き継いでいくために

このように、竹枝小学校を中心に様々な活動に取り組む中で、生本校長は子どもたちに「地域や自然の中で、大人になっても土台となる多くの体験をしてほしい」と語ります。ひとつの食べ物でも食卓に並ぶまでに、農家の方の苦労や思いがどれくらい込められているか、どのような命の営みの上に自分が立っているかなどについて、地域と直接触れ合うことで子どもたちは体感しています。そして身近な自然や地域の文化を未来に引き継いでいくために、どのように行動していくことが大切か考える力も育まれているのです。

生本校長先生の写真

生本校長

竹枝小学校では活動をマンネリ化させないため、大人も子どもも楽しく活動に取り組めるよう、毎年新しいアイディアを活動内容に取り入れています。また活動の舞台となる地域で暮らす住民の方々へも、丁寧な気配りや連携が行われています。地域の方々や先生に支えられ、今後竹枝小学校の子どもたちは、どのような未来をつくっていくのでしょうか。
とても楽しみですね!

ESDマンとサステナちゃん