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【公益財団法人 福武財団】「瀬戸内海地域振興助成」「アートによる地域振興助成」

[2022年11月22日]

ID:44664

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それぞれの歴史や固有の環境を背景とした、大個性と魅力溢れる地域が日本各地で継続、発展していくことを期待し、そのための活動を行う団体、個人に助成を行っています。

福武財団助成部門セクションリーダー 内田真一さん

助成事業では、「地域振興」という共通の目的の下、地域に向き合い、その土地固有の魅力を見出し、地域住民と地域に関わる人々と協働した活動を行う団体・個人を支援します。

活動においては、社会情勢の移り変わりやコミュニティの在り方の変化を捉え、その地域らしい未来を描くことで、様々な表現や手法が考えられます。これまでの通例にとらわれず、創造的で文化的な表現・活動を期待しています。

事業を通じて、知見やネットワークを共有し、相互に協力しあえる関係を形成することで、各地における活力のあふれる個性豊かな地域社会の実現に寄与できることを目指しています。

瀬戸内海地域振興助成

瀬戸内海地域振興助成では、瀬戸内海地域の地域文化振興とそれによる関係人口の増加、移住・定住支援を目的とします。

「住んでよし、訪れてよし」の地、瀬戸内海地方の農・海産物や食の開発、地域を味わうことのできる宿、歴史・民俗・風土を感じさせる行事や伝統の掘り起こし、自然環境や景観の保全などの活動に助成します。

アートによる地域振興助成

アートによる地域振興助成では、現代アートのもつメッセージ性を軸としながら、地域住民や行政と協働し、その土地の独自性を生かした地域文化の振興に資する事業を助成対象としています。

日本国内におけるアートプロジェクトの立ち上げと継続的発展を目的として助成をしています。

助成金の特徴について

以下のような観点を重視した助成金です。

瀬戸内海地域振興助成

  • 瀬戸内の魅力の発見:活動によって、瀬戸内地域の魅力や固有の資産が掘り起こされ、磨かれていくか。
  • 実現性:事業計画実現のためのリサーチが十分行われ、実現性にリアリティがあるか。
  • 関係性:地域の中で活動が受け入れられ、協力関係を築いているか(広域・異業種間のネットワークも含む)。
  • 影響力:地域にどのような影響・効果・変化をもたらそうとしているか。

アートによる地域振興助成

  • 地域への洞察:活動を展開する地域の独自性や課題をどのように探究しているか。現在の行政区分にとらわれない歴史、風土、民俗に根差した、地域文化の掘り起こしや発見が期待できるか。
  • 新規性:アートプロジェクトならではの新しい表現への挑戦があるか。新しい発想にもとづく社会課題解決への試みがあるか。

共通

  • 継続性:単発のイベントではなく、継続的に地域に関わろうとしているか。そのためのビジョンや事業計画があるか。

過去の採択事例

瀬戸内海地域振興助成

「あらたな対話で継承をひらき、橋を架けていく」(助成先:一般社団法人ひばりエンタテインメント、実施期間:2021年度)

岡山県瀬戸内市にある長島愛生園は1930年にハンセン病患者の隔離施設として開園した日本初の国立療養所です。

かつては2,000人いた入所者は134名、平均年齢86歳となり、入所者自身による「語り部活動」の存続が近い将来困難になります。

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」はハンセン病の症状の一つの視覚障害を暗闇の中で体験するコンテンツで、歴史から人権や差別を考える場として、新しい視点を用いて来園者の増進と歴史の継承を図っていきます。

長島愛生園の施設の様子

アートによる地域振興助成

「空き家と耕作放棄地の利活用を通じた地域づくり」(助成先:くにとうの御船を守る会、実施期間:2021年度)

国頭地区に増えた空き家と耕作放棄地の解消に、地域固有の景観・町並み等の環境資源を活かしながら取り組むことで、地域の賑わいを維持向上させ、将来的に地域住民が一体となって、より良い暮らしのために行動できる地域を目指します。

空き家対策として、空き家を再生させた集いの場の運営と、移住定住促進のための相談対応拠点・体制づくりに取り組んでいます。

耕作放棄地対策として、体験観光農場の開設・整備の他、草の刈払いや雑木の伐採作業を通じた散策が可能な環境づくり、地域にあるトレッキングコースの維持管理などを行います。

空き家と耕作放棄地の解消に取り組む様子

関連リンク

お問い合わせ

公益財団法人 福武財団 助成部門
〒761-3110
香川県香川郡直島町2249-7
電話番号:087-892-4455
FAX:087-892-2022
メールアドレス:mail@fukutake-grant.jp