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【吉備まちづくり事業】

[2015年9月8日]

ID:40424

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吉備まちづくり事業防災講演会の写真

※吉備まちづくり事業防災講演会の様子

実施団体

吉備まちづくりの会

実施区域(小学校区)

概ね吉備小学校区

事業の概要

事業の目的

先年の3.11「東日本大震災」や、30年発生確率が60から70%とされている「東南海・南海地震」、および台風12号のような集中豪雨の自然災害に対し、災害知識および対応策を学ぶことにより、減災が実現できるように努力していくこと。
また、災害が発生した後に、より短期間で効率的な復興を成し遂げるための知識やネットワークを構築する。
これらの実現には、地域のつながりが不可欠であるため、各種地域活動を通じて地域のつながりを高めていくものである。あわせて、地域の文化的遺産を広く公開することにより、保護・保全に努める。

事業の必要性

当地域は現在6,000世帯、16,000名の方が住んでおられるが、近年人口増加の著しい地域ではある。古くから住んでおられる方には、高齢者世帯や一人暮らしの方も多い上、地域防災マップ(岡山市試算)では、全壊率30%以上と示されている地域である。そのため、災害時には要救護の必要性が高いと考えられ、被災時の自助・共助の活動を高めるためには、この活動が有効であると考える。

事業の内容

活動の一環として、2010年2月14日(日曜日)吉備学区連合会の支援を受け、「岡山ボランティアネットワーク」を立ち上げ、活動の頻度を2か月に1回、年間6回の予定で開催します。2011年度の活動の中で、「第一回防災のつどい」を開催しました。また、2013年度には公民館を利用して、宿泊を伴う「避難所体験会」も開催いたしました。
防災意識向上のため、2014年度は出張講座を10回開催して、良い評価をいただいた。南海トラフ大地震を念頭に被災地の支援の在り方についても検討したい。
また、「撫川・庭瀬城址周辺整備推進協議会」や「庭瀬かいわい案内人」等の団体と連携することにより、防災活動だけでなく防犯や環境分野に広く活動の範囲を広げていきます。
以下に要約した活動内容を示す。

  1. 安否確認カードの普及に努める。
  2. 防災出張出前講座を行う。
  3. 各種団体と協力し、地域内清掃活動を行う。
  4. 歴史的、文化的な遺産をガイドブックにまとめ地域資源を広く公開していく。
  5. 古代ハス(大賀ハス)の繁殖・育成と共に、広く広報していく。

以上を主な活動として展開していく。

関連資料

のっぷの「区づくり推進事業(地域活動部門)におじゃましました」のコーナー

「明日は我が身!」防災の講演会が開かれました

2015年8月30日(日曜日)に吉備小学校で「吉備まちづくり事業」の目標である災害時の地域の自助・公助活動を高める事を学ぶために、東日本大震災語り部「釘子 明さん」よる講演会が開かれのっぷもおじゃましてきたよ!

取材に行くのっぷ
講演会の打ち合わせをする西村代表の写真

講演会の打ち合わせをする西村代表(左)

災害時に地域が効率的に復興するために必要な自助、地域としての共助活動を「3.11東日本大震災を風化させない!~私は命を守るために伝えます、あの時被災地で何があったか!」というテーマで、釘子さんが約150名の地域の方々の前でスライド写真を観ながら語られました。震災当時の陸前高田市の様子に、どの方もその内容に胸が張り裂けそうな気持で涙を流して、聴かれていました。

西村代表は「明日は我が身!この現実を我が身に置き換え、どの様に地域に活かしていくか、また教育の現場を通じて未来ある子どもたちにいかに伝えていくかを、真剣に考えなければならない。その事が団結力のある地域づくりに重要なんです。」と力強く語られていました。今後の活動は、引き続き防災出張講座や地域の子どもたちを交え、歴史的地域遺産のガイドブック作成事業、各団体と連携した地域全体清掃活動、安否確認カードの普及などを行っていくそうだよ!

ESD・市民協働推進センターからコメント

防災に強い地域づくりと地域の文化遺産の保護を目指して7年間継続されている事業であり、防災キャンプ、防災出前授業は多くの住民参加のもと行われ、学区内での防災意識の向上と備えの一層拡充が期待されます。地域観光マップは地元の高齢者の聞き取りを細かく行うなど、充実した内容になったと思います。(センター長 高平 亮)

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