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史跡岡山城跡本丸下の段出土の棹秤の錘

[2010年6月22日]

ID:5617

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収蔵品紹介 第86回

棹秤の錘
  • 名称
    棹秤の錘(さおばかりのおもり)
  • 出土遺跡
    史跡岡山城跡本丸下の段
    岡山市北区丸の内2丁目
  • 時期
    室町後半~江戸初期

棹秤とは、棹の一方に量りたいものを吊し、もう一方に錘を吊し、棹に沿わせて動かしながらバランスをとることで重量を量る装置です。江戸時代以前の棹秤は、各地で製作されたために、全国で統一した規格で製造されておらず、棹と錘を本来の組み合わせで使用しないと意味がありませんでした。出土した錘は81グラムでしたが、棹を伴っていなかったため使用することができません。同じ形のものが、福井県の一乗谷朝倉氏遺跡で出土しており、岡山城で出土した錘も室町時代後半~江戸初期に使用されたものと考えられます。
江戸幕府によって、棹秤の製作・修理が統制される中で、規格に合わない本資料も廃棄されたものと考えられます。

お問い合わせ

教育委員会事務局生涯学習部文化財課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1611 ファクス: 086-803-1886

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