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岡山城三之外曲輪(中央中)の精錬炉

[2010年2月3日]

ID:5060

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収蔵品紹介 第83回

岡山城三之外曲輪(中央中)の精錬炉
  • 名称
    精錬炉
  • 出土遺跡
    岡山城三之外曲輪跡(中央中)
    岡山市北区蕃山町
  • 時期
    江戸時代

岡山城三之外曲輪は岡山城の最外郭にあたり、1600年~1602年のわずか2年の治世の間に小早川秀秋が整備したものといわれています。岡山中央中学校の地点は寛文9(1669)年に岡山藩藩学が開設される地点にあたりますが、この炉は藩学以前の遺構面から捨てられた状態で出土しました。
炉は銅を精錬したいわゆる「こしき炉」です。直径60cm強の筒状のもので、底は丸く、側面の下部にふいごの羽口をはめる孔があります。内面に金属や炉壁が溶けたガラス質のものがべったりと付着しており、所々緑青色のサビが浮いています。共伴遺物から江戸初期のものと見られますが、当時の記録は全くありません。三之外曲輪の造成や整備に関係する工房などが付近にあったのかもしれません。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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