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史跡岡山城跡本丸出土 焼けた天守の瓦

[2010年2月3日]

ID:5042

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収蔵品紹介 第28回

焼けた天守の瓦
  • 名称
    焼けた岡山城天守の瓦
  • 出土遺跡
    史跡岡山城跡本丸
    岡山市北区丸の内2丁目
  • 時期
    江戸時代~1945年6月29日

「岡山大空襲の証人」
昭和20年6月29日未明、アメリカ軍の爆撃機B29の編隊は岡山上空に侵入し膨大な数の焼夷弾を投下、岡山市の中心部を焼き尽くし、2000人を越えたともいわれる尊い命を奪いました。
岡山城天守は宇喜多秀家によって慶長2年(1597)によって建てられたもので、戦前には国宝に指定され、岡山の都市繁栄の象徴として市民に親しまれていました。この歴史遺産も、岡山大空襲により無惨に焼け落ちてしまったのです。
紹介する瓦は、史跡整備事業の一環として行った平成9年度の発掘調査によって、天守台の北側石垣の下から出土したものです。高熱で表面があばた状に膨れ、あるいは元の形をとどめないほど変形したり、他の瓦と溶着していて、空襲の凄まじさを物語ります。
なお、本丸内は空襲当時、県立岡山第一中学校の校地となっていて、焼けた校舎の建材や溶けたガラス製の理科教材なども出土しています。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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