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平成27年9月25日市長記者会見

[2015年9月30日]

ID:12363

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平成27年9月25日市長記者会見要旨

議題

  • 瀬戸内4県都市長会議の開催について
  • 第2回県庁通り・西川緑道公園筋回遊性向上社会実験の実施について
  • 「まちなか健康スタンプラリー」の開催について
  • ミズベリング岡山旭川の開催について
  • 生涯現役応援センターのオープンについて
  • 水源林事業開始50周年について

瀬戸内4県都市長会議の開催について

 皆さんおはようございます。
 本日は、まず最初に瀬戸内4県都市長会議の開催についてお知らせをいたします。
 近年、1つの自治体の枠にとらわれない広域的な取り組みの必要性が高まる中で、岡山市としても岡山都市圏連携協議会をはじめ、さまざまな連携の取り組みを行っているところであります。そうした中、瀬戸内の中心都市である岡山市、広島市、高松市、松山市の4市が連携して共通の課題に取り組み、互いの長所を生かして相乗効果を発揮することを目指して、瀬戸内4県都の市長会議を開催することといたしました。第1回の会議は、10月2日金曜日に松山市で開催いたします。会議の内容は、観光振興や販路拡大などの課題について、4市で連携して取り組む事項に関する意見交換を行うよう予定しています。この会議を皮切りに課題をしっかりと共有し、4市で連携して実施する取り組みを具体化してまいりたいと考えております。

第2回県庁通り・西川緑道公園筋回遊性向上社会実験の実施について

 2つ目でありますが、第2回の県庁通り・西川緑道公園筋回遊性向上社会実験についてお知らせをいたします。
 10月10日、11日に行う第2回の社会実験に向けて県警等の関係者と協議を行ってまいりましたが、このたび実施内容が確定いたしました。その内容ですが、お配りしている「まち歩きのチラシ」をご覧ください。
 まず県庁通りでありますが、区間を表町商店街までの約900メーター区間に拡大するとともに、市役所筋から農業会館までの約500メーター区間において北側1車線を交通規制し、歩行空間として開放いたします。来場された方々にまち歩きを楽しんでいただくため、音楽イベントや飲食ブース等の設置をいたします。また、沿道の店舗等と連携して、前回好評だったスタンプラリーも実施いたします。途中には休憩用のベンチを設置いたします。イオンモール岡山からは、敷地内へのラリーポイント設置、地下駐輪場の無料サービスに加えて、スタンプラリー達成者への公共交通利用100円補助券の配布やクーポン利用店舗への参加をいただいております。また、天満屋からも敷地内へのラリーポイント設置、クーポン利用店舗への参加をいただいているところであります。
 続きまして、西川緑道公園筋であります。こちらは10月11日のみでありますが、県庁通りから桶屋橋までの北行き一方通行の市道、約270メーターを歩行者天国といたします。沿道店舗と連携したオープンカフェを実施するほか、今回新たにNPOのタブララサの協力により飲食関係のテントブースを出店するとともに、西川緑道公園では青空ヨガ教室を開催いたします。
 社会実験当日は交通量調査を行い、交通への影響や回遊性の効果等を検証します。あわせて、社会実験への来場者や地域住民等に対してアンケート調査を行い、今後の施策推進の参考としていきたいと思っております。社会実験を行う10月10日、11日は、市内中心部ではさまざまなイベントが予定されています。是非、当日は社会実験を実際に体験していただきながら、まち歩きを楽しんでいただければと思っているところでございます。
 なお、交通渋滞対策として、この市役所の東側の貯金事務センター跡地を臨時駐車場として開放いたしますが、社会実験当日に県庁通りや西川緑道公園筋で深刻な交通渋滞が起きないよう、ご来場には是非、公共交通機関などのご利用をお願いしたいと思っております。

「まちなか健康スタンプラリー」の開催について

 次に、3番目の議題に移ります。
 まちなか健康スタンプラリーの開催でございますが、岡山市では昨年末にスマートウエルネスシティ総合特区の認定を受け、実証実験として「健幸ポイントプロジェクト」を実施しており、現在、4,450人の市民の皆様にご参加いただき、健康づくりに取り組んでいただいているところであります。ある公民館の体操教室では利用者が意識して歩くようになっており、自動車で通っていた人が自転車に変わり、また自転車で通っていた人は歩いて来るようになっているというような話も聞いております。実際に、相当のいい効果が出ているような気がいたします。
 この広報連絡資料の最後の折れ線グラフをご覧いただきたいと思います。岡山の場合、ベースライン、要するに始まったときは1日平均が6,300歩だったものが、5カ月後には8,400歩になっている。1日当たり2,100歩増加していると。これはすばらしい数字だろうというように思っているところであります。一定の成果が表れているのではないかなというように思っております。
 そういった状況の中ではございますが、より多くの健康無関心層に健康づくりに対する意識づけを図ることを考え、また、まちなかのにぎわい創出と回遊性の向上を目的に、10月10日、11日にまちなか健康スタンプラリーを実施いたします。当日は、岡山のまちなかで先ほど申し上げました回遊性向上社会実験をはじめ秋のおかやま桃太郎まつりやおかやま国際音楽祭など、さまざまなイベントが開催されております。そうしたイベントにお越しの方々がスタンプラリーへ参加し、複数のイベント会場を歩いて回っていただくことで、まちなかのにぎわいに繋げることはもちろん、一人でも多くの方が健康に意識を向け、さらには歩くことなど健康づくりを始めるきっかけになればと考えているところであります。
 ちなみに、回遊性の向上実験のスタンプラリーとこっちの健康ポイントのスタンプラリー、あまりこんがらがらないように一応、場所の整理とか区分けなどもさせていただいているところであります。

ミズベリング岡山旭川の開催について

 次の議題でございますが、10月31日に開催するミズベリング岡山旭川についてお知らせをいたします。
 旭川水辺再生の取り組みは、昨年11月に岡山城や岡山後楽園を中心とした旭川周辺エリアの魅力づくりと回遊性向上に取り組むプログラムとして、「-集う・憩う・楽しむ水辺-「旭川再生!」」として国土交通省と共同で発表いたしました。これは、このたびの関東、東北での豪雨災害で改めて重要性が認識された洪水対策とあわせて、水辺を生かしたにぎわいの拠点づくりを行うものです。日ごろから川への関心を高めることで、災害への備えを図っていただくという意味でも重要な取り組みと考えております。今年5月には水辺再生の取り組みの具体化に向けて、産学官が一緒になって今後の河川整備やまちづくりに資する戦略を検討する旭川水辺再生戦略会議を立ち上げました。
 今回は、市民や岡山を訪れる皆さんに岡山城や後楽園周辺の旭川に親しんでいただくために、産学官、NPOなどの9団体で構成する実行委員会主催のミズベリング岡山旭川を開催いたします。具体的な事業ですが、オープニングイベントとして旭川さくらみちで桜の植樹式を行います。これは、昨年度に国が行った旭川左岸の第1期護岸工事が完成し、桜の植え替えが可能となったことにより、桜並木の維持保全に向けて今回初めて桜の植樹が実現するものです。旧内山下小学校では、市民や学生、NPO団体など多様な方々に水辺の利活用の自由なアイデアを出していただく機会となるよう、トークセッションとワークショップを開催いたします。体験イベントとして、旭川かわまちウォークとカヌー体験を行います。また、石山公園一帯ではNPO団体、ENNOVA OKAYAMAによるパークマーケットなど、旭川の水辺空間を楽しんでいただきます。
 なお、先ほど申し上げましたワークショップなどにつきましては、今日9時半から参加申し込みを行ったところであります。詳細は、添付しているチラシの裏面をご確認ください。石山公園のイベントは参加自由でございますので、ご家族そろって楽しんでいただければと思っております。

生涯現役応援センターのオープンについて

 次に、生涯現役応援センターのオープンについてお知らせ申し上げます。
 超高齢社会において、活動する意欲のある高齢者が現役引退後も培った知識や経験を生かして社会参加することが地域社会を支えるとともに、健康寿命を延ばすことにつながるものと考えております。この社会参加を応援するための相談窓口として、生涯現役応援センターを本日オープンいたします。当センターは、高齢者の方々が有償、無償ボランティアなどの地域活動を通して生きがいのある豊かな人生を送れるよう応援する相談窓口です。この窓口は、岡山市社会福祉協議会への委託により、ひまわり福祉会館内に開設し、2名の常勤職員を置いて生涯現役応援員として高齢者と活動先のコーディネートを行っていきます。活動を希望する高齢者が相談に来られた際の具体的な流れとしては、生涯現役応援員が相談者のこれまでの経歴や希望などを個別に伺った上で登録を行い、経験や特技を生かすことができる活動の場を提案し、社会参加に繋げていきます。オープン初年度は、「高齢者の生活支援分野」と「子育て支援分野」を中心に始めてまいります。具体的な活動例としては、高齢者の生活支援分野では、特別養護老人ホームやケアハウス等での話し相手や施設内外の環境整備などです。また、子育て支援分野では、保育園、幼稚園等での保育補助や縫い物、また花壇のお世話などがございます。市内の高齢者や活動の受け皿となる事業者、活動の団体の皆様方にも当センターを積極的にご利用いただくとともに、岡山市の生涯現役社会の推進に向けてご理解とご協力をお願いいたしたいと思います。

水源林事業開始50周年について

 最後でございますが、水道局が行っている水源林事業が50周年を迎えることについて申し上げます。
 水道局では、自然との共生の中で将来にわたって健全で持続可能な水利用の構築を目指すとともに、安定した水源及び良好な水質の確保に役立てるため、水源林事業を行ってきました。この事業は、岡山市の水道の大部分を旭川の恵みにより給水していることから、旭川の東の支流域である苫田郡鏡野町富地域において昭和40年から開始したもので、本年で事業開始から50年という節目の年を迎えることとなりました。
 これを記念し、岡山市、鏡野町、両自治体から関係者をお招きし、鏡野町において記念式典を執り行うとともに、両自治体からボランティアを募り、事業地での保育作業を行います。今後も水源を守るための間伐、枝打ち等の作業を継続していくとともに、水源地域の方々とも交流を深めていこうと考えているところでございます。
 私からは以上でございます。

質疑応答

会見する大森市長
  • 記者
     瀬戸内4県都市長会議のことでお伺いしたいんですけど、この会議を持つきっかけですね、どういうところから声が上がってとか、詳しく聞きたいのと、あと成果として何を狙っていくかというところをもう少し詳しくお聞かせください。
  • 市長
     まずは、5月に京都で指定都市の会議がございました。そこで、私のほうから広島市長に瀬戸内でのこういう中心都市ですね、一緒になってやることができないだろうかっていう相談を持ちかけました。文化的にも、また地理的にも一体感のあるこういう瀬戸内地域でいろんなことをやっていけば、例えば単独で行うよりも4市が連携して行えば、相乗効果として大きな効果を得られるものも出てくるのではないかっていうようなことをお話しして、広島市長もそのとおりだというように対応していただいたわけであります。そして、私から高松市長に話を申し上げ、広島市長からは松山市長に話を持ちかけていただきました。そして、高松市長も松山市長も快諾をいただき、そしてこの10月2日の運びになったわけであります。
     具体的なアウトプットは、当然これは会議の中で議論されていくことだと思いますが、私としては、例えば岡山市だけで販路拡大、時々、海外でもやらせていただいてますけれども、どうしても対象物も限られてきますし、効果としてもちろんないわけじゃありませんが、広島、高松、そして松山と一緒になればインパクトのあるものも展示もできますし、そういうものが相まっていけば、より販路拡大にも力を得ることができるんではないかなというように思ってます。そういったことを当日は申し上げようというように思っているところであります。広島市長、そして高松市長、松山市長もいろんなことを今考えられていると思います。その結果として当日、議論をし、当然、松山でやるわけですから松山市長が進行役をやっていただけるもんだと思っております。アウトプットを松山市長のほうから発表いただけるんではないかなというように思います。
  • 記者
     瀬戸内海での連携っていうのは、県単位でも海の道構想であるとかやられてまして、市の単位でやるその違いであったり意義っていうのはどの辺にあるんでしょうか、その点お願いします。
  • 市長
     私はいろいろな形があっていいんじゃないかなというように思っているところであります。我々も岡山県がやっているものに対して一緒にやっていくっていう場合ももちろんあるわけですが、それぞれの県都の中心都市っていうのが表に出て、そして観光であったり販路拡大であったり、そういったものが4市の連携のもと動いていくっていう形もあってもいいし、そういうものが4市の発展に大きく繋がっていくんではないかなと思っているところであります。そういう面で、4市の連携っていうのができれば、いい形になるんではないかなって思っております。
  • 記者
     2回目の社会実験についてお尋ねしたいんですけれども、2日間でどれぐらいの人が訪れるのかという、もし当局のほうで想定をされている人数があったら教えていただきたいのと、今回また新たな取り組みもされるということで、改めて市長の期待感をお聞かせください。
  • 市長
     この社会実験は、昨年もやろうとしてなかなか完全にはうまくいかなかった面もあったんですが、市民の皆さん方も全体として言えば、この前の春やらせていただいた社会実験では非常に前向きな評価をいただいたというように思っているところであります。今回の社会実験も、警察とも十分協議をさせていただいて、お互いの了解のもとに動いていくということで、一つの形にようやくなることができたなあと思っています。前回の反省を踏まえて、若干、周辺の商店街の方、NPOの方ともより連携を深めてやることができることになったということは、まず非常にうれしいことだと思っております。交通規制も行って、1車線、自動車交通が遮断されるということになるんで、実際上どれほどの入場者が出てくるかっていうのは少しまだわからない面もありますけれども、前回以上の来場っていいますか、来ていただければというように思っております。そして、何といっても何のためにやっているのかっていうところを忘れてはならないと思うんですが、岡山市に来られる方々がこういう中心街を回っていく、また岡山市に住んでおられる方も歩いて楽しんでいただく、そういう回遊性の向上がこの社会実験を通じて図られていけばうれしいなと思っています。こういうのはこの1回で終えるとか、そういったもんじゃなく、複数回、回数を重ねていきながらどう定着していくのか、そのあたりも行方を見ながら今後の施策を展開していきたいというように思っております。
  • 記者
     前回の反省を踏まえてということがありました。前回の反省、具体的にはどういったところの反省があったんでしょうか。
  • 市長
     例えば、飲食ブースっていうか、飲食を提供するようなところが少し足らないとか、そういう話もありましたんで、若干そういった面では飲食の提供などもスムーズにやっていただくように調整をしているということです。それからあとは、交通渋滞なんかのお話も少しありましたんで、今回は今ご指摘のように来場者がもっと増えていくかもしれないということで、この市役所の東側の郵便貯金センターの跡地についても開放して駐車場にするとか、さまざまな手は打っているつもりであります。それらをまた今度はアンケート調査とともに検証しながら、次回以降の取り組みに役立てていきたいというように思っております。
  • 記者
     今回の社会実験ですが、実験という側面もありながら、それ自体が施策として回遊性向上に資するっていうところもあると思うんですけども、実験っていうことで恒常的にやるかどうかは別にしても、ちょっとチャレンジングな取り組みっていうのは市としてはどんなところがあると考えてますか。その辺の実験の第2回の位置づけ、あくまで実験なのか、それとも恒常的に実施していくようなことも視野に入れた中での2回目なのかっていう、その辺の位置づけってどういうふうなんでしょう。
  • 市長
     ご指摘のように、実験という名を打っているのはどういう意味かっていいますと、これを今まで常態化しているわけではないわけです。今回、県庁通りと西川緑道公園筋、これを歩行者が歩きやすい、そしてそこで楽しみやすい、そういう環境をつくっていこうと、それ自体が施策であるわけで。ただ、それをやることによってどういう影響が出てくるか、また参加していただいた人々がどう感じていただけるか、そういうものを我々なりにチェックして次の施策に生かしていく。そういう面ではある面、実験的な面もあるわけであります。将来的には、それらを踏まえてどこまでのものをやるのが岡山市民にとって、今の岡山にとって最も望ましいのかっていう姿を追求していく、そういう意味合いが私はあると思います。ただ、先ほども言いましたように、じゃあ10月10日、11日で全部終わるのかっていうと、それだけで判断するのっていうのはちょっとおかしいところがあって、こういう実験をある程度続けていけば、本当に岡山市民の気持ち、そして岡山市の中でのさまざまな実際の動きなどもわかってまいりますから、これを例えば土日だけは常態化したらいいんじゃないかとか、こういう議論が出てくるわけであります。そういったことを検証するという意味で、実験というふうに言わせていただいているという理解をしていただければと思います。
  • 記者
     別件で、生涯現役応援センターのオープンなんですけども、この背景っていうものはどんなところにあるんでしょうか。
  • 市長
     まず、背景は、健康寿命っていうのが岡山市、必ずしも高くないんですよ。数字的には、男性68歳で女性が72歳強ということで、政令市のトップは浜松市なんですが、浜松市に比べて男女とも3歳以上引き離されている。そういう問題があるんです。じゃあ、健康寿命を延ばしていくにはどうするか、何が必要かと。これ必ずしもきちっと整理されているわけではないんですけども、よく言われているのはやっぱり運動をしたほうがいいんではないかと。それから、食べ物とか飲み物とかそういった飲食をどう考えていくのか。あとは、口腔ケアだとか、そういう議論がある。それとともに、やはり生きがいづくりだという話があるわけですよ。生きがいっていうのは別の言葉で言うと、この健康寿命の延伸にも繋がるけども、地域社会にとってもプラスになるということを追求していこうと。今も職に、就労に繋げていくとなればハローワークとかあります。それから、シルバー人材センターとかいうものもあるわけですが、ただ具体的にそういう職に必ずしもつながらない、非常に低賃金の場合もあるでしょうし、全くのボランティアなんかもあるかもしれない。いったいどこに行けばそういった具体的なボランティアができるのか、そして就労に至らないようなそういった社会参加ができるのかって。ボランティアは社協なんかがありますけれども、必ずしもワンストップでの相談窓口はないというようなことがあって、我々としては今回、この生涯現役応援センターというものをつくらせていただいて、そこが窓口になっていこうじゃないかと。だから、そこへ来れば、就労であればハローワークに繋いでいくとかっていうこともあるし、そこまで考えておられない方であれば、子育ての関係だったらここの保育園でどうでしょうかとかっていう話もあるだろうし、そういういろんなバリエーションにお応えできるような、そういう相談窓口をつくらせていただいた、そんな位置づけであります。
  • 記者
     2点ありまして、先に1点目の市長会議について伺いますが、開催の趣旨の点、施策的なことでいうと観光振興と販路拡大と2つあげてらっしゃるんですけど、これ将来的にもこの2つのテーマがこの会議の主要な目標になるのか、あるいは今後さらに拡大していこうとか、そのあたりはどのように思っていらっしゃいますか。
  • 市長
     まず第1回目をそれに限定しているわけではない。これから4市の市長が10月2日までにいろいろ考えてこられることになるんだと思います。それらを踏まえて、じゃあ具体的にどう施策を構築していくかっていう議論をさせていただくということであります。とりあえず今、観光と販路拡大の話を出させていただいていますが、当然ながら議論対象となるものはその2つではない、今後としてもっともっと広がる余地はあるだろうというように思っております。具体的にどんなものかは、会議の場での議論に委ねるということになると思いますが。
  • 記者
     あと一つですが、いよいよ10月9日で市長が2年目の折り返しを迎えられます。市長ご自身の言葉でこの2年間の総括と、あと今後の2年に向けてこういうことをやっていきたいなという思いを伺わせてください。
  • 市長
     早くも2年経過したかという感じではありますが、私は岡山市の発展のため、岡山市民の生活がよくなっていくために何ができるかということをまず考えてまいりました。そういう面では、できるだけ市民の声を聞いていく、また市民に情報発信をしていくっていうことを一つの課題として考えていったわけであります。このような記者会見も就任当初から月2回させていただき、また「大盛トーク」と称して市民の方々から直接話をお伺いする、私は非常に意味があったなっていうように思っているところであります。
     一昨年の10月でありましたが、当時の話題っていうのは、一つはイオンモールが1年後に開店するという話でありまして、幾つかの課題があったんですが、その一つが先ほど来、出ている回遊性の向上の議論だったと思います。魅力づくりと回遊性の向上、この点については今回発表させていただいてるように、一つの社会実験もスムーズにできるようになったと思っていますし、また後楽園と岡山城が一つの協議会として一体としての運用ができるようになり、多くの方に来ていただく、今後はその周辺の旭川再生のようなこともやらせていただくという面での一定の成果は出てきてるのかなというように思っております。
     それから、医療、社会福祉、子育て系に関して言うと、子供の医療費助成っていうのが来年の4月から具体的に動き出します。それから、女性が輝くまちづくりっていうのは、これはまだ道半ばっていうか一歩踏み出したところでありますが、隗より始めるということで、市役所の幹部職員も多くの女性、ここにいる広報広聴課長もそうですし、政策局の課長もそうです。一線で女性が本当に多く働いているようにはなったと思います。これは市役所内のことで、まだまだ全体としては本当に一歩を踏み出したにすぎないところがあるわけですが、ただできるだけ女性に活躍をしていただくっていう面からの子育て支援、保育園の充実等々、認定こども園の話もありますが、そういう保育環境の整備っていうのには努めさせていただいたと思っております。それから、新市民病院の開院とか、福祉系でいっても寄り添いサポートセンターのような生活保護一歩手前の方々にいろいろ手を差し伸べていくというようなことも一定の動きは、私はできてるんじゃないのかなっていうように思っております。
     それから、就任のとき、先ほど言ったイオンの問題とともに大きな問題として言われてたのがESDの話でありました。ESDの昨年の会議の成功っていうのはもちろんあるんですけれども、私が一番気にしてたのは、会議の前後からその会議が終わった後、岡山とESDの関係をどうしていくのかっていうところに腐心をしておりました。それをユネスコ本部、そして国のほうにも申し上げていたわけでありますが、今回、ユネスコのESDにおけるローカルガバメントとして岡山市がメキシコシティー、そしてハンブルグとともに選ばれ、それを牽引していく立場にもなれたということで、明後日からメキシコシティーにも行かせていただくわけでありますけれども、ESDを通じての情報発信、またESDを育てていくっていう岡山の存在というものが十分浸透していってるかなというようにも思ってるところであります。
     ちょっと長々と話しさせていただきましたけども、私としては一定の成果っていうものが出てきたんじゃないかというように思います。様々な方から新たなまちづくりの胎動みたいなものがうかがえるというようなこともご指摘をいただいたりもしております。今後の2年、慢心することなく一歩一歩、岡山市の発展、そして岡山市民の生活の向上のために頑張っていきたいと思っている次第でございます。
  • 記者
     質問がかぶるかもしれないんですけども、2点ありまして、まず1点目が4県の都市市長会議についてで、販路拡大だとか観光ということは出ておりますけれども、市長としてはどういう対象の人たちにどういうものを売り込んでいきたいのか、どう誘致していきたいのか。訪日客とか増える中で岡山はまだあまり関西圏に比べたら観光客を取り込めていないっていうところもあるでしょうし、4市が一緒になることで何を目指すのかっていうのをもう少し踏み込んで伺いたい。
     あと2点目で回遊性の向上社会実験についてなんですが、今回2回目で、あと一回分ぐらい今年度予算は残っていると思うんですけれども、第3回目をいつごろやるという考えはあるのか。あと社会実験にも予算はかかるわけで、今後、何回か実験を重ねるということなんですけれども、まちづくりの回遊性をしていく上で何を目指しているのかを伺いたいと思います。実験の先にあるもの、何が目標にあってこの実験をするのかっていうあたりをもう少しお聞かせください。
  • 市長
     この社会実験は何のためにやるのかっていうのが、ここすごい重要なんだろうというように思ってます。それは、私自身いろいろな資料を見たときに、岡山の中心街の人の流れっていうのが必ずしも十分じゃないと。これは自動車の分担率も非常に高いですから、岡山の場合、やっぱり点から点、車で行って帰っていく、そういう形態が非常に多いんです。だから、市内の中心街でも楽しんでもらおうと、歩いて楽しんでもらおうと、それはいろんな効果がそこから出てくるわけです。これは岡山の人もそうですけども、岡山の市外から来られる人にも同じような楽しい環境をつくって人々に歩いていただく、楽しんでいただく、そういうことができないだろうかと。そして、その中心街が岡山市全体を牽引していく、こういう姿っていうのができないだろうかっていうふうに考えて、この社会実験をやらせていただいているわけであります。先ほどのNHKの質問の答えにちょうどかぶっちゃいますけども、そういう意図でやってるつもりであります。だから、これから最終形をどういうふうに求めていくのかっていうのは、こういう実験を繰り返しながら考えていくということになるわけでありまして、今回でこの実験自身をやめるっていう話にはならないというように私は思っています。
     まだ予算があるじゃないかっていう話がありましたけども、私は年内にもう一回やらせていただければっていうように思っているところであります。
  • 記者
     年度内ではなくて年内ですか。今年中にもう一回?
  • 市長
     今年中にもう一回やりたいと思っています。これはもちろん予算ですから使えるのは今年度ですけど、できれば冬になる前にやらせていただければと思っているところであります。ただ、これから警察との協議もやっていかなければならないわけですから、いつとはなかなか今日の段階では言えませんけれども、できれば年内に行いたいというように思っております。
  • 記者
     関連で、県庁通りを今回新たに1車線閉じてっていう形でやりますよね。3回目のときにはさらにどういう形でやることになるんでしょうか。
  • 市長
     いや、まだそれが言える段階にはなってません。
  • 記者
     2回目の結果を踏まえて、また3回目…。
  • 市長
     もちろんそうです。
     最初の質問は、4県都の市長会議で、具体的に誰を対象にどう売り込んでいくかって、そういうことですね。
    そこは私のイメージでは、岡山にも相当、外国の方は増えました。増えましたが、おっしゃるように京都とか大阪、特に今、近畿が相当多いというのが数字でも表われているようですけれども、それに比べるとまだまだっていうところもあります。そういった外国の方にこの瀬戸内海を回ってもらうとか、瀬戸内海の産品を味わってもらうっていうようなことができればいいなとは思ってますが、これこそ、これは今、私が思っていることでありまして、4市の市長でとりあえず来週、話をさせていただき、その後、多分、事務方ベースでそれらを踏まえて具体的にどうしていこうかっていう話になってくるでしょうから、まだ具体的なイメージはそれ以上のものはありません。
  • 記者
     訪日客とか国内の客とか、その辺もまだ…。
  • 市長
     両方あると思いますよ。両方あると思いますが、私のイメージなんかは訪日っていうようなイメージはあるんですけれども、そこは市長会議でも私自身はそういう話はさせていただこうと思ってますが、3市の市長がどういうご発言をするのか、別に私自身こだわってる話はありませんから。まず第一歩として何をやっていくかっていうのは4市で合意したものから入っていけばいいことなんで、それらについては4市の市長さんの話を踏まえての議論になるんじゃないかと思っております。それは松山での話を楽しみにしていただければと思います。
  • 記者
     会議は今後、4市、持ち回りでやるんでしょうか。
  • 市長
     次回どうするかとか、そこも会議で議論をさせていただくということになると思います。私のイメージは、持ち回りということになると思いますけど。したがって、来年は松山市以外の3市のうちどこかということになると思います。

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