ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

平成27年7月16日市長記者会見

[2015年7月17日]

ID:12342

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

平成27年7月16日市長記者会見要旨

議題

  • 新しい文化芸術施設の整備予定地の決定について
  • 国立大学法人岡山大学と岡山市のコンベンションの誘致・開催における連携・協力に関する協定の締結について
  • 「ESDアワード2015」の募集開始について

新しい文化芸術施設の整備予定地の決定について

会見する大森市長の様子1

 最初に、新しい文化芸術施設の整備予定地を決定いたしましたので、ご報告いたします。
 新しい文化芸術施設は、老朽化した市民会館、そして市民文化ホールを一体的に建替えを行うこととし、天神町の後楽館中学・高校跡地を移転先として平成24年度から検討を始めました。平成25年度には千日前商店街からの誘致要望が出されたことをはじめ、施設の移転先や岡山市のまちづくりなどについていろいろなご意見が出ておりました。
 そういう時点で私が市長に就任したわけでございますが、まず文化芸術施設に対し市民が何を求めているか、どんな機能を持つべきなのかという点に立ち返る必要があると考えまして、あり方検討会をつくり、そのご意見を参考にして、平成26年度には望まれる施設のコンセプトをまとめさせていただきました。その後、昨年度末には誘致要望を受けていた千日前地区と表町3丁目地区の再開発準備組合から文化芸術施設についての企画提案を受け、本年度当初から天神町地区と合わせた3地区での候補地の検討に入り、新しい文化芸術施設整備に係る候補地検討会を開催いたしました。
 また、その間、市民の皆様から、3つの候補地での整備をはじめ、現在の市民会館敷地での建替えについてもご意見をいただいたところでございます。
 まず、現地建替えにつきましては、現市民会館敷地は岡山城城郭の中枢部の跡地でもあり、石垣などの遺構が地中に存在する可能性が高く、文化財保護の観点から非常に困難であるなどの理由で難しいと考えました。したがって、他の場所で整備をするということとしたわけでございます。
 そして、候補地検討会では、今日お配りをしている資料の参考資料1にあるように、さまざまな視点からご議論をいただいたわけでございます。
 私としては、この検討会からのご意見や、また市議会での議論など踏まえまして、非常に悩んだ末ではございますが、最終的には千日前地区市街地再開発事業予定地を新しい文化芸術施設の整備予定地とする結論に至りました。理由についてはこれから述べさせていただきます。
 別紙をお出しいただきたいと思います。広報連絡資料の次のページでございます。
 決定理由ということでございますが、一つはまちづくりの視点からでございます。都心1キロメートルスクエアの南東角にランドマークとなり得る集客力のある新しい文化芸術施設が整備されると、表町エリアでの新たなにぎわいの創出や回遊性の向上、さらに周辺への波及効果が期待できると判断いたしました。
 また、施設の機能の視点からですが、敷地にゆとりがあり、新しい文化芸術施設に求められる機能の導入が見込めるという点であります。
 そして、事業の実現性、コストの視点からでございますけれども、まず、通常再開発事業を進める上で、組合設立の際に必要な権利者の3分の2以上を我々一つの目安としておりますが、千日前地区が権利者の83%の同意を得ている、それに対して表町3丁目地区は43%ということになっております。これにより平成33年度までに施設整備が完了し、合併推進債を活用できる可能性が高いと、千日前地区について判断させていただいたわけであります。
 しかしながら、やはり再開発事業には一つのリスクがございますので、条件をつけさせていただきたいというように思っております。来年の5月を期限と書いておりますが、この来年の5月の意味は後でご説明申し上げます。
 まず、岡山市は公共施設である新しい文化芸術施設の整備を平成33年度末に完成させる必要があります。これは、有利な財源である合併推進債を活用するためであり、その事業の実施に必要な確実性を求めるものであるとして付加する条件、誘致推進同意率、準備組合の加入率を100%にしていただきたいと思っております。理由は、三つ、資料の中で整理させていただいております。
 2番目として、平成33年度の施設整備完了が間に合わなくなった場合に生じる市の財政運営に与える影響への対応など、事業遂行に必要な内容について、市と再開発準備組合との間で協議を調えることでございます。
 来年の5月には、この条件が達成されたかどうかなどを勘案し、千日前での事業遂行が困難であると判断した場合には、天神町の後楽館中学・高校跡地での整備へ計画を変更したいと考えております。
 先ほど申し上げました28年5月という意味でございます。参考資料の2をごらんいただきたいと思います。千日前地区の再開発のスケジュールを上の段に書かせていただいております。平成33年度末の整備完了のためには平成28年度末までに都市計画の決定が必要であり、そのためには平成28年6月から手続を開始しなければ間に合わないというためであります。
 また、万が一の場合、天神地区に計画変更するわけでございますが、天神地区においても、33年度末の整備完了を前提に、設計、工事など各工程に必要な時間を考慮すると、平成28年度早期から施設の内容等を検討すべく基本計画に取りかかる必要があるためでございます。
 以上、新しい文化芸術施設の整備予定地の決定とその経緯、理由等についてお伝えいたしました。今後は、これらの内容について、千日前地区再開発準備組合の方々にお伝えするとともに、早急に協議を進めてまいりたいと考えております。
 これから整備を進めていく新しい文化芸術施設につきましては、あり方検討会の中でもご意見がございましたが、現在の市民会館にはないような、市民の誰もがいつでも気軽に立ち寄り、集い、憩えるという機能をあわせ持ったものとしたいと考えております。
 また、この新しい文化芸術施設を核として、中心市街地全体がより活性化し、岡山市がいい町になっていくような取り組みを是非地元の皆さんにも考え、そして行動していただくことを期待したいと思っております。
 そして、末永く市民の皆さんに親しまれ、楽しんでいただける施設となるよう、整備に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

国立大学法人岡山大学と岡山市のコンベンションの誘致・開催における連携・協力に関する協定の締結について

 次に、「岡山大学とのコンベンション誘致・開催における連携協力協定の締結について」でございます。
 岡山市は中四国の交通の結節点であり、JR岡山駅直結のコンベンション施設を有するほか、岡山大学をはじめ学会を主催できる教授の方々が多く在籍する大学が集積するなど、コンベンション誘致・開催に適した土地であると言えると思います。
 こうした中、岡山市では、おかやま観光コンベンション協会や岡山コンベンションセンターを中心に誘致活動を行ってきており、平成26年度には過去最高の300件のコンベンションが開催されたところであります。
 資料の2ページをごらんいただきたいと思います。岡山市におけるコンベンション開催状況の推移でございますが、非常に順調に伸びているというところがうかがえると思います。
 今後、国際会議を含むコンベンションの誘致をさらに推進していくためには、学会のキーパーソンである教授の方々が多く在籍する岡山大学との組織的な協力関係を構築し、今まで以上に早い段階から誘致情報をできるだけ漏れなく収集、分析し、教授の方々に対してタイムリーかつスピーディーな誘致支援を行う必要があると考えているところであります。
 こうしたところから、岡山市より岡山大学地域総合研究センターに働きかけを行いました。岡山大学、そして岡山大学とコンベンションの誘致・開催に関する連携協力協定について協議した結果、このたび締結の合意に至ったものです。
 協定の締結は7月22日水曜日に行うこととしており、協定の締結後は、岡山大学地域総合研究センターを通じて、岡山市とおかやま観光コンベンション協会が大学教授へのアンケート等を実施し、誘致支援を行うとともに、コンベンションの誘致支援サービスの充実を図ってまいりたいと考えております。

「ESDアワード2015」の募集開始について

 今日最後の議題でございますが、「ESD岡山アワード2015」の募集を開始いたしますので、ご報告を申し上げます。
 ESD岡山アワードは、国内外のESDの優良事例を顕彰してすぐれたESDの活動の見える化を図り、ユネスコのESDに関するグローバル・アクション・プログラムや国内外のESD活動の推進に寄与するため、昨年のESDに関するユネスコ世界会議の本市開催を契機に、本年度から新たに始めることとしたものです。
 実施に当たっては、国連大学サステイナビリティ高等研究所やユネスコ・バンコク事務所などで構成するESD岡山アワード運営委員会と本市が共催して事業を進めます。
 資料を見ていただきたいと思いますが、実施内容でございますけれども、グローバル賞と岡山地域賞というのを2種類、2部門を設けて、それぞれの優良事例を選定して表彰することとしております。
 募集に当たっては、主催する各団体から周知するなどしてまいりますけれども、県内はもとより、国内外から多くのご応募をいただきたいと思っておりますので、報道関係の皆様には広報のほうご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

質疑応答

会見する大森市長の様子2
  • 記者
     新しい文化芸術施設の整備予定地の決定についてお尋ねします。大森市長がこの移転先をゼロベースで再検討するという考えを表明されてからおよそ2年半がたちましたけれども、この2年半をどう総括されるのでしょうか。市政や市民にどんなメリットがありましたでしょうか。
  • 市長
     施設の候補地については、当時、先ほど申し上げましたように私が就任した当時は、当初は天神町に移転をするということを前髙谷市長が議会でお話をされました。それ以降、市議会でも多くの議論が出て、必ずしもそのまま進んでいけるような状態ではなかったと、私は承知をしております。
     ただ、その際、どんな施設をつくるのか、そういったイメージが候補地にも当然ながら影響していくのではないだろうかというように思っていたところでございます。そういう中で、あり方検討会を開き、1年間かけて施設整備の、施設内容のイメージを整理させていただきました。それらを踏まえて今回候補地を選定したということですが、あり方検討会の内容も十分この候補地の議論の際には参考になったというように思っております。
     これから具体的な施設の内容について詰めていかなければならないわけでありますが、今までのあり方検討会での議論、そして候補地の検討会での議論、それらは役に立っているというように思っております。
  • 記者
     議論が役に立ったということですけれども、検討会というのはどう役に立ったと思われますか。
  • 市長
     これから一つ一つ施設に落としていくわけでありますが、そこは、具体的には今後でありますが、先ほど申し上げたように、今の市民会館は、どちらかというとイベントが中心となっている、そういう施設であると思います。誰でも市民が気軽に立ち寄って、集い、そして憩うような、そういう施設イメージというものも重要だというように感じております。それらをこれからの文化芸術施設のコンセプトの一つにして、そしてそれがこのまちづくりにも私は生きていくのではないかと思っています。
     今回、千日前ということで決めさせていただいたわけですが、こういうランドマークとなり得る施設が、市民の方が気軽に立ち寄っていただける、そういうものになれば、当然まちづくりにも大きな寄与をしていくものだというように思っております。
  • 記者
     新しい文化芸術施設のことで、先ほど選定理由をお話しされてましたが、選考の上で重視したのはどんな点なんでしょうか。
  • 市長
     幾つかあると思いますが、先ほど言った3点といいますか、やっぱり大きく言えばまちづくりであります。1キロメータースクエアの中に、こういう南東部に大きなランドマークとなり得る施設があれば、回遊性、魅力づくりには大きく寄与するだろうというのが一つ。
     もう一つは、やはり先ほどあり方検討会の議論がありましたけども、そういうような施設をつくるだけのスペースといいますか、余裕があるという点。
     それから、一番ちょっと悩んだところでもありますが、その事業の実施可能性といって、特にこの合併推進債、これ、取得額、建設費の45%が地方交付税で補填されますから、非常に市の財政にとっては大きな話であります。そういう面で、33年度までに施設整備を完了していただきたいと、そういう可能性を持っているところが一体どこなのかというような視点、それらが大きな今回の議論だったと思います。
     一方で、天神の話は、歴史・文化ゾーンとして、そこに新しい文化芸術施設を置いて歴史・文化の拠点にしたいという思いを持っている方も非常に多くおられたことは事実であります。私もそういう点では悩みましたけれども、そこは、今回は全体のまちづくり、中心市街地全体のまちづくりを優先させていただいたということであります。
  • 記者
     千日前とは中心部から少し離れたところにありますけども、全体的なまちづくりを今後どのようにお考えでしょうか。
  • 市長
     まず一つは、中心市街地、よく言われるのは1キロメータースクエア、その中に南東部のランドマーク、これは大きな意味があると思いますが、おっしゃるように少し離れています。そういう面から、今度は公共交通をどうすべきだとかいう話をまた考えていかなければならないと思います。
     それからあとは、先ほど最後に申し上げましたけれども、民間の方々がどういう動きを連動してやっていただけるのか、これも私は非常に大きな話だろうと思います。この民間の動きに対して我々がどうサポートするのか。それらが一体となって、大きくこの町が活性化すればいいのではないかというように思っております。
  • 記者
     新市民会館の話ですが、先ほども市長はコンセプトで気軽に市民が立ち寄り、集い、憩える場というふうに言われていますが、具体的にどういった機能を持った施設にしていこうと思われていますでしょうか。
  • 市長
     それはこれからやっていかなければならないわけですが、よく言われるのは、そういうイベントホールだけじゃなくて練習場が欲しいっていうような市民の方って非常に多いわけですから、そういう、イベントの前に少し練習ができるような、そういったスペースであるとか、それからカフェのように、通常でもそこで憩えるようなものとか、よく言われてはいます。ただ、それを詰めていくのがこれからの基本計画であろうかと思います。あり方検討会の意見、そして市議会でも多くの議論をいただきました。それらをどうこれから内容に落とし込んでいくのか。先ほどのスケジュールを見ていただくとわかりますように、基本設計までその議論をこれから詰めていきたいというように思っております。28年度中ということになりますが、担当には来週からでもこの作業に移るようにというように指示しているところであります。
  • 記者
     箱をつくることになると思うんですけれども、その施設として、これまではやはりプロの公演であったりとか、あと市民の方が発表会をしたりとか、そういった機能だったと思うんですけども、何か舞台芸術に特化するであるとか、市として何か特化したような施設にしたいというようなことはありませんでしょうか。
  • 市長
     あり方検討会でも、いわゆる演劇、おっしゃってるのはそういうことだと思いますが、に適したホールをつくってほしいという議論はありました。そして多くの方もそういうことはおっしゃっております。
     あとは、例えばシンフォニーホールとの連携、そういう面では、シンフォニーではそれができにくい面はあることは事実でありますが、そういったことを考えながら、何が最も適しているのかということをこれから詰めさせていただきたいと思います。
  • 記者
     新しい市民会館についてなんですが、千日前に、一つが面的に再開発をして市民会館をつくるということなんですけれども、やはり千日前の周辺地域が現状のままだと、ほぼ都市機能も何もないところにホールのみが立地しているというようなことにもなりかねないと思うんですが、その点は、現状の捉まえと、こうしていきたいというお考えを伺わせてください。
  • 市長
     そうですね、ここでも申し上げたことがあるような気がしますが、千日前の通りを人がどれだけ通ってるのかという調査をしたところ、たしかピーク時の1桁いってないというのを私は数字として記憶してます。それは、逆に言うと、鶏と卵ではありますけれども、人がそこに集まるような、そういう施設がなくなっている、少なくなっているということにほかならないというように思います。
     したがって、先ほど私が最後に申し上げたのは、我々もこの施設のコンセプトは従来のコンセプトから少し変えていきたいと思っていますが、あとは民間の方々、これに連動してまちづくりを考えていただくのか、そして行動していただくのかを期待をしたいというように思っております。
     我々も、どんなサポートができるのか、具体の動きに合わせて考えていきたいというように思います。
  • 記者
     候補地の選定の理由で、議会でもこれまで議論いただいとのことでしたが、髙谷市長時代のお話にはなるのですが、この議会のほうから具体的な話というようなことがありましたか。また、それが市長の判断材料としてどのような意味合いを持ちましたかということを伺わせてください。
  • 市長
     議会では、それぞれの視点からご意見をいただきました。そして、議会本会議以外でも、私はそれぞれ議員の方にお会いしてご意見をいただいたことも事実であります。それは、一つ、選挙を経て当選をされている方でもあるわけでございます。そういった方々の意見も十分もちろん参考にさせていただいたということで今日の結果となっているということであります。
     ただ、議会の議論で物を決めたのかということは、そういうことではありません。専門家の方の、先ほどの候補地の検討会でのさまざまな視点、そしてそれ以外にも本当に多くの方から私は意見をいただきました。ここにおられる方の中からも私はいただいたこともございます。そういった方の意見を、やはり全体を見させていただいた。あとは私の思いもあわせ、この将来の岡山にとってこの選択が私としてはベストだろうということで今日に至ったわけでございます。
  • 記者
     もう一点。この間の候補地の検討の中で、仮に天神町に決めて今からコンセプトを練っても時間がないよというお話もあった。今回千日前でやる場合でも時間がないという意見もあったのですが、途中から天神町にということになるとさらに時間が短くなるということになるので、施設のあり方、運営もスピード感、スケジュール感でこういうふうに進めていこうというのはどのようにお考えでしょうか。
  • 市長
     もちろん27年度、先ほど言いました今年度やる基本計画の案というのは、千日前を前提として動いていきます。しかしながら、これは先ほどの記者さんからのご質問のように、必ずしもこの場所がどこであろうともやっぱり必要なものっていうのをどういうふうにするかっていうのもあるわけですね。したがって、もし万が一天神町に移らなければならないということになると、この27年度に千日前地区を前提とした文化施設の検討会、基本計画の議論、これらを応用して天神町のほうに持っていこうというように思っております。
  • 記者
     検討会の委員の方からも理想の施設をつくるなら時間が足りないんじゃないかという意見があったかと思うんですが、今言われる予定でも千日前地区の基本計画を応用することだけで理想の施設をつくる時間というのは持てるんでしょうか。
  • 市長
     この理想の施設をつくるのに一体どのくらいの時間がかかるかっていうのは多分人によって考え方が変わるんじゃないでしょうか。私は、このコンセプトについては、昨年度1年間かけてじっくりと議論をさせていただいたと思います。したがって、通常なら先ほどの演劇の話にしても私も普通の素人としては答えられないようなものが答えられる、こういうふうに市役所のレベルも上がっています。そして、各担当がいろんなところも見に行っています。それが、理想の施設に近づいているかどうかっていうのはいま一つわかりませんけれど、どこかで決めていかなければならないわけであります。私としては、2年近く最後の基本計画をつくるために時間があるわけですから、さまざまな人の意見を聞きながら、そしてやっぱり再度専門家の方の意見も聞かなきゃいかんと思います。そういったことを経て岡山市らしい文化芸術施設をつくっていきたいと思っております。
  • 記者
     岡山大学とのコンベンションに関する協定についてなんですけれども、教授に対して終始一貫した誘致支援が行われるとありますが、具体的にはどのようなことをやっていくとお考えでしょうか。
  • 市長
     まずどんな情報があるかっていうのを聞くというのが最初なんです。だから、多分定期的になると思うんですけども、アンケート調査をやっていくと。当面すぐに協定が終わってからアンケート調査を行う。コンベンションに関してどんな芽があるのか。この芽があるときに、教授の皆さんていうのは岡山でコンベンションやるときにどんな助成措置があるかとか、案外ご存じない方も多いと思います。そこはこんな助成措置がありますよっていうことをお知らせして、そしてそれからその教授と二人三脚でコンベンションの誘致決定までやっていくという意味で終始一貫という言葉を使ったわけですけれども、少しわかりにくい言葉でした。
  • 記者
     市長もう一点、昨年度は過去最多の300件のコンベンションがあったとのことですが、今回の協定なんかも含めて今後どの程度まで開催数を増やしていきたいとお思いでしょうか。
  • 市長
     その数字まではまだ整理はできていません。コンベンションシティにふさわしい件数がどの程度なのか、これからをどの程度を目指していくのか、総合計画で議論ができるのかどうか、そういったことは別途やらさせていただきたいと思いますが、今日はまだ用意しておりません。
  • 記者
     新しい文化芸術施設で、今回表町三丁目地区再開発事業は選ばれなかったんですが、こちらの方も移転について強い要望がありました。今回、千日前が選ばれたわけですが、例えば、三丁目は地権者の同意というのは半数にも達していないんですけども、その一部分を加えて千日前をさらに広げて整備をするようなお考え、可能性についてお伺いいたします。
  • 市長
     少なくとも今そういう提案があるわけでもありませんし、今の段階でのミッションとして3地区のうちどの地区を選んでいくのかということなんだろうと思って、今日はね、ということになっております。今後、具体的に全く柔軟性っていうか、そのフレキシブルな対応がとれないかっていうと、今即断できるような話ではないと思うんで、それは状況、状況に応じて的確に対応するということしか言いようがないと思います。
  • 記者
     新しい文化芸術施設ですが、先ほど少し離れている位置に千日前があるので、公共交通の話をされましたが、昔から公共交通をどうするのかという話がある中で、この施設ができることによってそういった公共交通をさらに充実させていくようなきっかけになるのか、市としてそういうふうな方向で考えられているのかどうかをお伺いします。
  • 市長
     先程のお答えにちょっと通じるとこあるんですが、今日のところは千日前地区で決めさせていただいたと。これから多分やることが結構あるんだろうと。そのうちの一つが、やっぱり公共交通の問題だろうというように思っております。これも市役所だけでできるものは何もないわけであります。それぞれの民間の事業者の皆さん方がおられるわけでありますから、33年度末をイメージしてどういうことができるのか、公共交通の充実についても議論していきたいというように思っております。
  • 記者
     コンセプトとして市民が気軽に立ち寄って利用できる場所になって欲しいということですが、そのためには市民の方の協力が非常に大切だということを先ほどもおっしゃっておられます。必ずしもそういう文化芸術が千日前地区で根づいているのかというとちょっとわからない状況の中で、あそこの地区、それから表町全体、市民の方にどういった思いを持ってまちづくりに取り組んでもらいたいと思われていますか。
  • 市長
     まちづくりへの期待っていうのは主にその地元の人ですよね。だから、地元の方があそこに文化芸術施設ができるとなったときにどうすれば全体が勢いを増していくのか、よく言われる言葉でいくと活性化するのかっていうことを考えていただいて、先ほどのご質問にもありましたように人が集うような、そういったお店とか、そういったものができてくるとか、どういうことになっていくのか、どちらかというとこれは民主導になるわけであります。ある面やはり我々としてはもちろんいろいろのお話し合いはさせていただくにせよ、民が中心となって動く行為でありますから、まずは期待をして、相談をいただけることであればどんどん我々も相談し、いいものにしていきたいというところでございます。
  • 記者
     新しい文化芸術施設のことで伺いたいんですけれども、今回選ばれなかった2つについてはどう評価されているか、お聞かせいただけますでしょうか。
  • 市長
     まずは天神でありますけれども、やはり歴史文化ゾーンの一角としてあるわけで、現在利用が決まっていないところであります。これで来年の5月までは様子を見ていかなければならないわけですけれども、もうそれ以後千日前で動けるということになれば、当然やはり歴史文化の一つの拠点として何がふさわしいのか、どういうこれから対応を我々とっていくのかっていうのは早急に議論していかなければならないだろうというように思います。
     次に、表町3丁目であります。ここはある面施設のスペース面から見るとこちらも十分なスペースがございました。最大の問題は、やっぱり同意率が4割台ということで、通常の組合施行でお願いする、これ公共施設が入らないときにもやはり3分の2の同意っていうのはお願いをしているところでありますから、そこはやっぱり今回の新しい文化芸術施設を設置するっていうことにはならなかったわけでありますが、これもやっぱり表町のにぎわいを増していく、そういった再開発につながっていけば私としてはいいことだなというように思っております。
  • 記者
     新しい文化芸術施設について総事業費を現時点でどのぐらい考えていらっしゃるのかということと、それから中身についてはこれから検討ということでしたが、少なくとも規模は定かでないけれども、ホールはつくりそれにプラスアルファをどうするかっていうことを検討なさるという理解でよろしいんでしょうか。
  • 市長
     そうですね。まず、事業費については市が提案したのが140億程度で、表町3丁目からが90億ぐらいだったかな、そして千日前が160ぐらいのオーダーだったというように思います。これはもう一つ一つの施設のラグジュアリーさっていうんですかね、物の程度が違うんで、これは比較にはならないんだろうというように思っております。したがって、まだ総事業費を我々としてイメージを出すには至ってないっていう状況であります。これからがこの市政の、市の財政全体の中でどの程度のものにするのかが安定的な財政運営ができるのかという議論をかましていかなければならない状況になっているというところであります。したがって、数字をここで申し上げる段階にはなってない。
     それから、ホールは必要だということにはもちろんなってますが、先ほど言いましたようにそういう、練習室っていうのは、リハーサル室とか、そういったものはもちろん必要にはなってくることは間違いないと思うんですが、それをどの程度どうしていくのか、それから後は憩えるような施設が一体どういうものなのか、それは今後考えさせていただきたいというように思っております。しかしながら、コンセプトとして誰もが立ち寄れるような、そういった施設にしたいというのは、これは私の思いとしてあるということをご承知をいただければと思います。
  • 記者
     事業費は上限というのを定められてらっしゃらないんですか。
  • 市長
     まだ、定めておりません。
  • 記者
     国立競技場の話もありますんで、総事業費が増えたりするとようなことはないのでしょうか。
  • 市長
     ここで国立競技場の批判をするわけにはちょっといかないんですけれども、今回今まで整理をしたものっていうのは、その事業費自身は3つの候補地から出てきているだけでありまして、それを我々のそのデザイン、そしてその仕様を良しとして千日前に決めたということではないわけでありますから、これから当然我々のほうで基本計画、基本設計をする中で一定の事業費の枠をかけていきたいというように思っております。

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: (広報担当)086-803-1024 (広聴担当)086-803-1025 ファクス: 086-803-1731

お問い合わせフォーム