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平成29年1月24日市長記者会見

[2017年1月30日]

ID:12092

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平成29年1月24日市長記者会見議題

  • 「岡山操車場跡地 健康・医療・福祉系施設導入区域 民間提案施設整備事業」に係る優先交渉権者の決定について
  • 公園トイレネーミングライツの最適候補者の決定について
  • 第32回「坪田譲治文学賞」の受賞作決定について

平成29年1月24日市長記者会見資料

「岡山操車場跡地 健康・医療・福祉系施設導入区域 民間提案施設整備事業」に係る優先交渉権者の決定について

会見する大森市長の様子1

 皆さん、おはようございます。今日は夢のある話題になりましたので、期待していただければと思います。
 はじめに、岡山市操車場跡地 健康・医療・福祉系施設導入区域 民間提案施設整備事業に係る優先交渉権者の決定についてお知らせいたします。
 岡山操車場跡地のうち、市民病院の東側約3ヘクタールのエリアにつきましては、従前より健康・医療・賑わい等の機能を備えた整備を行うため、民間事業者に対し、事業プロポーザルを行ってまいりました。このたび、昨年11月に事業提案をいただいた3者の事業内容を審査した結果、優先交渉権者を大和リース株式会社に決定いたしましたのでお知らせいたします。
 審査では、大和リース株式会社の提案事業のくつろぎ・安らぎ、楽しみのある空間づくり、そして地域を交えた積極的なイベントへの取組を特に高く評価したところであります。
 それでは、提案事業の概要についてご説明いたします。広報資料の提案概要書及びパース図をご覧いただければと思います。
 「まちと共創するパークサイド・リビング」をコンセプトに事業用地を駅病院側と公園側の大きく2つに分け、駅病院側を生活利便エリア、また公園側を体験滞在エリアとし、9種類のゾーニングを行っています。AからIゾーンまででございます。
 そのうち生活利便エリアには、Aゾーンに子育て世帯向けの集合住宅、Bゾーンに診療所・薬局、Cゾーンにフィットネスクラブ、Dゾーンにスーパーといった比較的周辺住民や駅・病院利用者にとって利便性の高い施設が配置されております。
 一方、公園側ですが、体験滞在エリアでは、緑豊かな空間の中に多彩な飲食・物販等の専門店がEからIゾーンに点在するかたちで配置されております。専門店には例えば雑貨店、ガーデニングショップ、レストラン、アウトドアショップ、カフェといった店舗が予定されております。このような公園との一体感を演出した商業施設は、提案者の大和リース株式会社にとっても全国初の試みと伺っており、非常に意欲的な提案となっております。
 また、駅と公園を結ぶ敷地内の歩行者通路は敷地内に設けられた4つの屋外広場にもつながり、また植栽や曲線状により、楽しく歩ける空間づくりの工夫が施されています。
 さらに、Iゾーンの施設の一画にはスタッフが常駐するまちづくりスポットが配置され、地域の方やテナント企業をメンバーとした催し、また子育て支援・企業支援を目的とした交流活動などを積極的に行うこととしております。
 本事業の提案では、施設全体の利用者として、年間延べ240万人、従業員等の直接的雇用として約200人、施設整備費として約40億円と見込まれております。今後のスケジュールといたしましては、優先交渉権者と今年度中に基本協定の締結、平成29年内を目途に定期借地契約の締結を行い、市は事業者へ土地の引き渡しを行います。事業者による施設整備完了後、提案スケジュールでは平成30年度中のオープンを予定しているところです。
 なお、審査講評については、本日このあと市のホームページで公表する予定ですのでご確認いただければと思います。
 今日はこのパースを用意しておりますが、見ていただきますと、ここが北長瀬の駅ですね。これが市民病院ですから、公園側から見た図です。公園と非常に一体感を持つようなものでありまして、ここはマンション系になっていくんだろうと思います。ここがエントランスです。駅から降りて、エントランスを見ると、こういう感じです。
 駅を降りて、右手には市民病院があります。左手には今回のこのエントランスがこういうかたちで施工されます。ワクワクしませんか。

公園トイレネーミングライツの最適候補者の決定について

会見する大森市長の様子2

 次の話題も、夢のある話題です。長い間、努力していました公園のトイレのネーミングライツの最適候補者が決まったということのお知らせです。
 岡山市では、まちなかの特色のある公園について、その特性を活かし、民間活力の導入を含め、市民協働で利活用やルールづくりを行うパークマネジメントを推進しているところです。
 その取り組みの1つとして、公園のトイレをきれいにし、快適に使用していただくため、平成28年9月30日から11月18日まで、市内の2つの公園を対象にトイレのネーミングライツ事業者を募集しました。その結果、西川緑道公園においては3者から応募があり、平成28年12月22日に開催された選定委員会において、カジノン株式会社を最適候補者に決定いたしました。
 資料をご覧ください。提案内容としては、大便器を洋式に変更するほか、すべての便器を取り換えます。絵を見ていただいたほうがわかりやすいですね。3枚目は女子トイレです。女子トイレにはパウダールームを設置するなど、快適性を向上させることにしています。これは間仕切りが省略されていますので、実際のものは間仕切りができてくるということになります。
 そして、その前のページをご覧いただきたいと思いますが、外壁にデジタルサイネージを設置いたします。ここで情報発信を行っていくということです。さまざまなイベントとか、催しものなどがここに掲載されていくということです。
 屋根をご覧いただきますと、太陽光パネルの設置が行われまして、エネルギー消費の軽減などの付加機能を持たせていきます。あわせて環境をより快適にするために、週5回程度の見回りを行うということです。希望金額は、年額10万円で契約期間は3年となります。
 次に石山公園においては1者から応募があり、同じく選定委員会において、株式会社インテックスを最適候補者に決定いたしました。提案内容ですが、最後から2番目のページをご覧ください。
 トイレ自体はあまり変えないんですが、周辺の環境整備です。古い瓦を破砕してリサイクルしたガーデニング材であるテコラをトイレ周辺に敷き詰める。この部分がそうです。
 敷き詰めることによって、水たまりができにくくなる。汚れた靴によるトイレ床面の汚れが軽減できるとともに、トイレ周辺が明るくなるなど、トイレ及び公園の美化が期待できます。あわせて週1回の見回りを実施いたします。希望契約金額は、年額10万8,000円で、契約期間は1年4カ月の予定です。
 今後は最適候補者と内容等について協議を進め、協議が整った段階で契約を締結し、今年の4月のオープンを目指して改修工事等を行っていく予定です。
 公園トイレのネーミングライツの事例は、正確なところはわからないのですが、我々が承知している限りでは中四国初めてだと思われます。岡山市としても当然ながら初めての試みでしたが、魅力的なご提案をいただき、ご応募いただいた事業者の皆さまには、心から御礼を申し上げたいと思います。
 なお、候補者が決まって、この会見に臨むに当たって、女性の職員から今回のトイレについての感想を聞きました。公園のトイレ、一般的には、女子職員いわく「3K」だというんですね。「3K」というのは、1つはやはり怖い。トイレ周辺の暗さもあるんでしょうね、怖い。そして臭い。汚い。いわゆる「3K」で、あんまり利用したくない場所というイメージを持っていたところですが、今回はこのようなものになっています。灯かりもあり、使うにあたっても非常に快適な感じがするということで、ぜひ使ってみたいと。特にパウダールームが設置されているというのは女性にとって非常にうれしいことだということでした。通常の維持管理にプラスアルファの管理もしていただくことになって、維持管理も充実していきますので、これなら使ってみたいという声が聞かれたところです。
 女性を含めて、市民や観光客の皆さんに公園のトイレを気持ちよく利用していただくことによって、地域経済の活性化、また女性が輝く社会づくりの推進につながることを期待しております。

第32回「坪田譲治文学賞」の受賞作決定について

会見する大森市長の様子3

 最後ですが、第32回「坪田譲治文学賞」の受賞者が決定いたしましたので発表させていただきます。
 受賞作は岩城けい様の『Masato』に決定いたしました。受賞作は集英社から出版されております。受賞作の概要と作者の略歴は資料1のとおりです。
 選考の経過について概要を説明させていただきます。平成27年9月1日から平成28年8月31日までの1年間に、全国で刊行された単行本の中から、大人も子どもも共有できる優れた作品という観点で、小説家・児童文学者の方などから推薦のあった96の作品について、4回の予備選考委員会で審査し、受賞候補5作品を選考いたしました。
 そして選考委員会は、平成29年1月17日午後3時から東京都で開催されました。選考委員は作家・エッセイストの阿川佐和子様、小説家の五木寛之様、文芸評論家の川村湊様、児童文学者の西本鶏介様、小説家の森詠様、以上5名でございます。
 選考委員会では、候補作を一作ずつ審議した結果、岩城けい様の『Masato』が受賞作品に選定されました。受賞者ご本人と選考委員のコメントは資料1に掲載しております。また、坪田譲治文学賞については、資料2に記載しておりますが、岡山市名誉市民の坪田譲治氏の名前を文壇にとどめ顕彰する目的で昭和59年12月に条例を制定し、昭和60年度から毎年度優れた作品に贈られています。資料3ではこれまでの坪田譲治文学賞受賞作の一覧を掲載させていただいております。
 今年度の贈呈式は、2月26日午後3時から岡山市中区小橋町にある岡山市立市民文化ホールにて開催し、記念行事として選考委員の阿川佐和子様による講演「書く力」も開催いたします。
 私からは以上です。

質疑応答

会見する大森市長の様子4
  • 記者
     操車場跡地の集合住宅は、パースを見る限りではそれほど高くない建物のようですが、低層系ですか。
  • 市長
     私は、高さまでは伺っていないです。子育て世代をターゲットにしているということで、賃貸で60平米前後のものと聞いております。子育て世代を中心に住んでいただくということであれば、緑というのは非常に子どもたちの生育にもプラスになってきます。もちろん、スポーツ系だとか、病院もありますからね。
     こちらのほうには、今、公園の整備を行おうとしているところです。子育て環境にはすばらしいじゃないかという提案として承ったものだと理解しておりまして、本当に最適な環境なのではないかなと私自身も思うところです。
  • 記者
     この場所というのは、1994年に市の公社が取得してからずっと塩漬けになっていた場所だと思います。そういった経緯も含めて、ここで新たに動き出したということで、改めて市長の所見、ご感想をいただきたいと思います。
  • 市長
     おっしゃるとおりでね。これを公社が買ったのが188億円でしたっけね。金利だけで50億超えているんですね。 52億。やはり、ちょっと時間がたったなあという気がいたします。
     実は、この計画ができたのが平成25年の3月だったと思います。私の就任したのが10月でした。そのときも議論として、もちろんこの基本計画で行くというのが大勢でしたが、若干、市長としてこの計画がどうなんだというような話もありました。首長が代わると考え方が少し変わる場合もあります。私としては、市が提案し、議会もご了解いただいたものですから、この案でぜひ行くべきだと。金利もどんどんかさんで、それは市民の税金で対応する形になるわけですから、前髙谷市長の時代に決められたものを推進していくというスタンスをとってまいりました。そういう面では、大きな計画の考え方はわかったものの、本当にどんなものになるのかなという期待と不安が入り交じった状態であったわけです。
     そういう中でここに至る過程もいろいろありましたが、私は今日最初に申し上げたように、夢のあるものに仕上がりつつあるのではないかと感じているところです。こういったものが出来上がると、岡山の一つの大きな面での拠点にもなってくるだろうと思っております。
     私が就任して、それでも3年何カ月かかかったわけですが、当初の選択に間違いはなかったなと思っているところです。
  • 記者
     「健康・医療・福祉系施設導入区域」という言葉だけ聞きますと、こちらに健康系、医療福祉系の施設が集積するというイメージを持つ方は少なくないと思いますが、今回の計画は市長がご覧になって、率直にどのような印象をお持ちでしょうか。
  • 市長
     まず、健康・福祉・医療という方向性、そういうものは持っていると思いますが、それ以上のものになっているんじゃないでしょうか。やはり夢みたいなもの、楽しみの要素というのは必ず必要だと思いますし、健康・医療・福祉の要素にプラスアルファしたワクワク感のあるすばらしいものを提案していただいたと、私は理解しております。
  • 記者
     先ほど岡山の1つの拠点にもなっていくというご発言があったんですが、このエリアがどういう拠点として育っていくことを思い描いていらっしゃるのでしょうか。
  • 市長
     そもそも、このあたりは住宅の多いエリアですよね。そして、市民病院が昨年オープンして、おかげさまで、北長瀬駅から直結しているということもあって、多くの方に利用していただいております。今回のこの施設ができると、先ほど申し上げたように子育て世代が1つのターゲットになってきます。多くの方がここに集まってくるというような子育て世代を中心とした魅力ある場所になってくるだろうと思っています。
  • 記者
     とても夢のあるイメージ図で、コンパクトシティの1つの例なのかなという気がしますが、市全体のまちづくりを考える上で、この一帯は今後、どういう位置づけになっていくのですか。
  • 市長
     1つはなんといっても、駅前から西川・表町、そして岡山城・後楽園、こういう一帯を多くの人に楽しんでもらう。今、回遊性の向上という形でやっていますが、そういった視点はこれからも必要だろうと思います。
     ただ、そのエリアだけではなく、この前NHKで放映されていましたが、問屋町の魅力もアップしている。そういうことも1つ。私はいろんなところで魅力がアップし、競い合っていくことも非常に重要じゃないかなと思っております。
     例えば、西口、奉還町の商店街も、皆さま歩いてみられるとおわかりだと思いますが、新しい動きがどんどん出ています。こういう一つ一つの動きに相まって、この北長瀬は大きな面では住宅エリアだと思いますが、そこに市民病院が加わることにより、そしてこういう施設が加わることによって、一つの大きな拠点をなし、人を魅了する、そういう場所になってくるのではないかと思っています。
     都市計画上の位置づけでは、中心部の大きな拠点もありますが、それだけではなくて当然ながら岡山には地域の拠点をなすようなエリアというのがいくつかありまして、1つが西大寺であり、1つが北長瀬。ほかにもいくつかありますけれども、そういう1つの地域拠点としての存在感をより増していくんじゃないかなと思っております。
     そして、それぞれの生活拠点に来られる方が、こういう地域拠点にも来ていただくような、そういう存在になってくれるんじゃないかなと思っています。
  • 記者
     子育て世代を中心とされたということですが、その理由を教えてください。
  • 市長
     理由というか、これは3者の提案の中の1つとして出てきているわけです。そもそもこのエリアは、結構子育て世代が多いんです。そこで今回、この緑の中で育てていこうという提案をいただくのは、私はすばらしいことかなと思ったところです。フィットネスとかは別に子育て世代に限りませんし、皆さん方もぜひ、カフェとかいろんなものができますから行っていただければと思います。
     この件に集中していますが、トイレのネーミングライツもなかなかのものなんですけどね。ダブらせてはいけないかなと思ったんですが、日程の問題があるので、今日一緒にやらざるを得なかったんですけれども。
  • 記者
     トイレの関係で、もともと金額だけではない部分の提案がネーミングライツの1つの大きな特徴だったと思いますが、そういう意味で、提案、民間のアイデアを最初に見られたときは、どういう感想をお持ちになったのでしょうか。
  • 市長
     多分あなたもそうだと思いますが、見た瞬間すばらしいと思ったよね。西川緑道公園のトイレというのは、ちょっと暗いですよね。うちの職員が女性の立場からいうと、あそこへはあまり入りたくないということで、じゃあ市が直すというやり方もないわけではないですが、今回は民間の力を借りながら。やはり民間というのは発想も豊かですし、いろいろなアイデアを出してくれる。私はそういうのがうまく結実した結果なんじゃないかなと思っております。
     西川の歩行者天国も、私は来年度から定期開催をしていきたいなあと思っています。現在も満月BARほか、さまざまな動きがいい形で推移をしているところです。その中でよく言われたのが、トイレがちょっと汚くて入るの嫌だよねということ。そういう話をよく聞いていた中で、このように民間の企業に提案していただき、その写真を見る限り、本当にすばらしい感じがいたします。早く4月になって、完成を見たいもんだなと思っているところです。
     金額のほうは、一定額以上にしないと変な形で応募されても困るということで、年間5万円以上としましたが、10万ないしは10万8,000円ということで、非常にリーズナブルに対応していただいたと思っております。

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