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平成29年3月24日市長記者会見

[2017年3月29日]

ID:12126

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平成29年3月24日市長記者会見議題

  • 平成29年4月1日付けの人事異動について
  • 「岡山歴史のまちしるべ」設置提案募集について
  • 桃太郎グッズの販売について

平成29年3月24日市長記者会見資料

平成29年4月1日付けの人事異動について

会見する大森市長の様子1

 皆さん、おはようございます。それではまず始めに、平成29年4月1日付けの人事異動について発表させていただきます。
 新年度は、策定いたしました総合計画長期構想などに掲げる重要課題に対応できる体制づくりが今回の異動のポイントであると考えております。
 そこでまず、喫緊の課題である「子育て環境の充実」、また「教育の振興」、そして「地域経済の活性化」と「まちの賑わいづくり」など、市政の重要課題に対応する部門に重点を置いた人事配置を行いました。
 まずは「子育て環境の充実」でございます。これは特に、この2月議会でも随分体制の充実については、指摘をいただいた案件でございますが、特に、安心して子どもを預けられる保育の受け入れ枠の確保に向けた体制の整備を行います。
 まず4点、お話を申し上げたいと思います。
 まず1点目として、一定の基準を満たす認可外保育施設や私立幼稚園の預かり保育に対する支援です。2点目は、認定こども園の整備や公立園の民営化。3点目、保育園の入園方法の見直し、第一希望優先から、点数優先へと変えていく、この見直し。4点目は、待機児童・未入園児童へのアフターフォローなど。これらに必要な人員を増員いたします。正規職員5名、再任用等4名の増員を行うところでございます。
 また、公立幼稚園の余裕教室を活用した緊急一時預かり事業を開始するための人員体制を整備いたします。具体的には、再任用等17名を措置いたします。さらに、公立保育園・認定こども園について、保育士の確保(17名増)に努めたころでございます。
 最初に申し上げた4点に基づいて、正規職員5名、再任用等4名と申し上げました。次は公立幼稚園の緊急一時預かり事業、再任用等17名。最後に申し上げたのが、公立保育園・認定こども園についての保育士の確保、17名増というふうに申し上げましたが、これら全体合わせまして、岡山っ子育成局は正規職員22名、再任用等21名の増員となりました。局の増員としては、政令都市への移行後最大でございます。新年度においては、これまで以上に待機児童・未入園児童の解消に向けて取り組んでまいりたいと思います。
 次に、教育の振興でございます。このたび策定いたしました教育大綱においては、学力の向上、そして問題行動等の防止及び解決に向けて集中的に取り組むこととしております。このため、小中学校の教諭としてはここ数年として最大となる21名を増員いたしました。
 さらに新年度から、退職するベテラン教員の経験やノウハウを活かすため、従来のフルタイムとハーフタイムの再任用に加え、週31時間勤務の新たな再任用制度を導入することといたしました。これにより、22名を小中学校に単市で配置し、習熟度別サポートなど、効果的な授業や生徒指導を行うこととしております。
 この新しい再任用の制度がより有効的なものとなるよう、しっかりと検証しながら、計画的な配置を行っていくことで今後岡山市の教育環境が一層改善され、教育課題の解決につながっていくものと期待しております。
次に、地域経済の活性化、まちの賑わいづくりについて、まず経済局を産業観光局に改称し、観光振興にこれまで以上に力を入れるための体制整備を行います。
 具体的には、「桃太郎のまち岡山」をキーワードにした情報発信や、東アジアや欧米に向けたプロモーション、岡山型ヘルスツーリヅム拠点化事業、岡山城再建50周年事業などを推進するため、観光部門の係を再編し、組織体制を整えるとともに、必要となる人員配置、正規職員の2名増を行います。同時に、まちの賑わい創出につながる部門、スポーツ・文化への人員配置、正規職員2名増も行っていきます。
 次に、女性職員の登用でございます。岡山市役所の職員の約4割は女性職員でございますが、より多様性と活力を持った市役所としていくためには、女性職員の活躍が必要だと考えております。
 育児休業の取得が女性のキャリア形成に影響しない人事管理を行うように変更して2年が経過したところですが、着実に女性の層が厚くなっているのを感じているところでございます。こうした中、新年度も女性職員の積極的な登用を行うとともに、人材育成のために多様な職域、職務への配置を行います。
 具体的には、女性の局長への昇任が1名、審議監への昇任が1名います。また、課長級女性職員を4名増やしました。その結果、女性管理職の登用率は、岡山市で初めて10%を超え、10.6%へと上昇する見込みであります。
私が就任したのは25年10月でありますが、26年4月が6.5%だったということから見て、毎年平均1%以上上げてきたということになっているところであります。
 次に、機構改正に伴う異動ですが、効率的、効果的に業務を行うため、都市整備局と区役所の再編や、下水道河川局等の体制整備を図り、適切な人員配置を行ってまいりました。職員数とポストの管理については、施策の重要度、優先度等を勘案しながら、行政の合理化、能率化を図り、育休代替職員46名を除く総職員数は、前年度並みを維持しております。
 また、課長級以上の職員では、昨年の411人から405人と6名減らしております。引き続き、適正なポスト管理に努めてまいります。
 次に、人事交流等について申し上げます。新たに、新年度からは連携中枢都市圏の形成に向けた取り組みとして、赤磐市・瀬戸内市及び吉備中央町と本市との間で、職員の相互交流を行います。
 また、被災地への復興支援については、東日本大震災への対応に加え、新たに熊本地震への支援を行うため、熊本市に職員を1名派遣いたします。熊本市長からも直接電話があったんですけれども、熊本市の公共事業の発注業務等々、非常に大変な状況になっているというようなこともあって、土木職を1名派遣させていただきたいと思っております。
 最後に、今年度の人事配置ローテーションで特に意識した点を申し上げます。市の職員は、多様化・高度化する行政ニーズに的確に対応するため、企画立案能力を一層高める必要があります。こうしたことから、若手職員や女性職員には若いうちに多くの経験をさせるため、従来は5年程度でしたが、早目の異動ローテーション3年~4年や、また企画立案部門への登用など、人材育成の視点を持った人事管理を行っているところであります。
 一方で、職員のワークライフバランスに配慮していくことも重要であると認識しております。昨年6月に、課長以上の幹部職員が「イクボス宣言」をし、「イクボスKPI実践10か条」を定め、職場管理者向けのイクボス研修や育児休業中の職員サポートメニューを実施するとともに、各職場において所属長中心に取り組みを行っております。
 また、男性職員の子育て休暇取得率は、昨年度が100%でございます。今年度1月末までの取得率も100%を達成しているところであります。引き続き、こうした取り組みを進めながら、幹部職員は部下の子育てや介護などに理解のあるイクボスとして意識を一層高めるとともに、風通しのよい働きやすい職場環境づくりなどの取り組みを着実に進めてまいりたいと考えております。
 また、職員には自己研鑽を促すとともに、効果的な研修の実施、公正公平な人事評価制度の推進、適材適所の人事配置を行っていきます。そういったことで、市民の皆さまの信頼と期待に応えることのできる市役所づくりに努めてまいりたいと思います。

「岡山歴史のまちしるべ」設置提案募集について

会見する大森市長の様子2

 続きまして、「岡山歴史のまちしるべ」設置提案の募集についてお知らせいたします。岡山市内のさまざまな地域の歴史や文化の由来等、広く現地で紹介する歴史看板「岡山歴史のまちしるべ」の設置について、地域の団体の皆さまから、企画提案を募集いたします。岡山歴史のまちしるべは、平成27年度から岡山城城下町を中心に設置を行い、現在は周辺地域の陣屋町・宿場町などで、順次設置を進めているところです。来年度からこれに加え、地域の団体の皆さまから、看板設置についての企画提案をいただき、市で選考の上、設置を行ってまいります。提案募集受付は、昨日3月23日から開始しており、5月26日までとしておりますので、ぜひ皆さまからご応募していただきたいと思っております。ご提案いただく内容には、看板を活用した地域での取り組みの予定なども含めることとしており、この事業が、市民が地域の歴史について考えるきっかけとなり、地域活動の盛り上がりや地域の子どもたちへの歴史の伝承など、地域の愛着や誇りの醸成につながっていくことを期待しております。
 私も先日、市内、岡山城周辺等々を見てまいりました。気がつかないことも見ることによって少しハッとするような、そういう意識の変化みたいなものが生じてきたりして、よかったなと思っております。
 また、4月には行事の関係で足守にも行ってまいりますので、足守でのそういう看板も見させていただきたいなと思っております。

桃太郎グッズの販売について

会見する大森市長の様子3

 続きまして、桃太郎グッズの販売について、ご報告いたします。岡山市では、昨年3月に策定された長期構想の都市づくりの基本目標に、「未来へ躍動する桃太郎のまち岡山」が掲げられました。そのシティプロモーションの一環として、桃太郎を本市の都市イメージとして、また実際に体感できる魅力的な観光素材としてピーアールするとともに、観光客の満足度や話題性を高めるため、このたび土産物として情報発信できる桃太郎グッズを岡山市の委託事業として開発し、「桃から生まれた ももちゃ箱」というネーミングで発売いたします。
 商品の中身ですが、第一話、桃の香り茶は岡山産の茶葉を使用した緑茶に、桃のフレーバーを追加しており、緑茶でありながら海外の方にも楽しめるような甘い香りがポイントです。
 また、第二話、旅のお供のお煎餅は、岡山産の小麦と卵を使用したクッキー風味の煎餅で、表面にはキャラクターをプリントしております。「桃太郎」の物語性を想起させるデザインです。お茶請けのお菓子として、桃の香り茶と一緒にお楽しみいただければと思います。私も煎餅は食べましたけれども、非常にオーソドックスな味がして、昔懐かしい味で、非常に美味しかったと思います。このパッケージについては、未来へ躍動する岡山市をイメージし、「未来感」のあるデザインを用いています。桃から生まれた桃太郎のようなわくわく感も楽しんでいただけます。
 では、どのように煎餅及びお茶が、このパッケージから生まれてくるのか。私が実演するのも何でしょうから、桃太郎に実演していただきたいと思います。

説明する担当者

桃太郎(担当者)
 こちらが、「桃から生まれた ももちゃ箱」です。桃太郎が生まれたイメージで、このようにパッケージをパカッと開きますと、中からお土産が出てまいります。ぜひ多くの方々にお召し上がりいただき、そして楽しんでいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
桃太郎に扮していますのは、観光コンベンションの担当で、この桃太郎グッズの商品開発責任者でございます。ちなみに、桃太郎関係の動画にも出演をしておりますので、こういったものの今日のお披露目には最適かなあと思いまして、お願いをしたしだいでございます。
 このパッケージデザインは、今後第三話以降の製品開発を企画される事業者の方々にも使用していただくことができますので、ご活用いただきたいと思います。今は金と銀ですが、例えば色を変えてやるというようなことも考えられるようであります。これらの両グッズは、それぞれ税別900円で本日より観光客が多く見込まれるJR岡山駅・岡山空港・岡山城・岡山後楽園などで販売を開始いたします。今後とも、桃太郎のまち岡山の魅力をさまざまなかたちでピーアールしていきたいと思います。

質疑応答

会見する大森市長の様子4
  • 記者
     人事異動の件からお聞かせください。重要課題を担う部署について、人員を強化するような体制を取るということですけれども、現状の局長をそのまま継続で置かれているというのは、さらに充実させるという意味で、そのままにされているのでしょうか。
  • 市長
     今の質問は、例えば岡山っ子育成局の局長をそのまま据え置いているとか、そういう経済局の局長も、産業政策担当も据え置いているということの意味という理解でいいですね。
     人事にはいろいろな要素があるんだろうと思います。例えば、他の重要なポジションでも、どうしてもローテーションから変えざるを得ない、一番は例えば定年になったりして、それを変えざるを得ないということがあるわけです。だから、そこはやむを得ないわけですけれども、例えば今おっしゃった経済局、産業政策担当、そして岡山っ子育成局というのは、現在本当に大きな課題を持っております。それぞれの局長さんというのは、その課題に対して一生懸命前向きで、それをクリアすべく対応していただいているというように思っております。そういう面から、今おっしゃったように、内容についても、その課題についても十分把握されており、今後の政策方針についても、我々と、何度も議論しているという安心感もございます。そういったさまざまな面を勘案して、やはり継続でお願いしたいと判断したところであります。
  • 記者
     今回、冒頭にもありました待機児童関係の解消に向けた人事異動の配置をみても、この問題を非常に喫緊の課題と思われていると受け止めたんですが、この問題の解消に向けた決意を改めてお聞かせいただけますか。
  • 市長
     昨年、定義を変えて、待機児童729人という数字を発表させていただきました。なぜ定義を変えたかというところの説明の中でも、我々行政として、それは解消をしていかなければならない責任を負っているという面から、真っ正面からとらえて、その待機児童という数を我々として提示できるもの、岡山の生活実態に合わせて提示してみようということで出させていただきました。
     今回、729という数字を出したあと、800人以上の受け皿拡大をしますということを申し上げ、その実現に向けて動いてきたわけでありますが、受け皿自身は900を超える数はできたものの、まだ多くの方が入園希望をされているということになっています。今年、この6月までには待機児童の発表もせざるを得ないわけでありますが、多分解消というわけにはいかない可能性が高いと思います。待機児童を解消していくというのは、子育て中の保護者の負担を軽減するというのもございますが、大きな面でいえばそういう少子化対策ということにもなってきます。また、経済の中で、女性が活躍していただく、そういった女性の活躍推進、また経済対策という面もあるかもしれません。いろいろな面でやはりやっていかなければならないことだろうと思います。
     そういう待機児童を解消するということをやりながら、さまざまなほかの課題がないかということを議論してまいりましたけれど、1つには例えば入園調整のやり方も、今のままではいわゆる本当に入る必要があるというか、ちょっと表現がよくないかもしれませんけれども、そういった方を優先するかたちにちょっとなっていないのではないか。そういったことを変えていかなきゃいかん。制度的にも多くのものを変えていかなきゃいけない。こういったところで、やはり岡山っ子育成局の人員というのは相当数の強化が必要だろうということで、総務局とも多くの相談をいたしました。そして、今までの政令市誕生以来最大といわれる人員の強化をさせていただき、この子育て環境の整備について、できるだけのことはやっていこうという姿勢を表したつもりでございます。
  • 記者
     教員の増員についておうかがいします。今回、21人増員したということですけれども、次年度から県費から市に移りまして、教員の長時間労働が問題化する中で、今後も増員傾向は続けていこうという思いなのでしょうか。
  • 市長
     今後については、一定の退職者を見ながらも、一定の正規職員の確保をやっていかなければならないという意識でもって、ある程度のターム、中期的なそういう計画をもとにした採用を行っていきたいというように思っております。
     そして、本当にこの正規職員だけでどこまで対応できるのかというようなこともあって、今回は再任用で週31時間という形態も新たに加えました。それは先生としてもフルで働くのはなかなか大変だという方もおられて、この週31時間でいくと再任用に乗りやすいというような人の話もよく聞きます。そういった方が入っていただくことによって、通常のクラス単位だけの授業ではなくて、習熟度別になるとやはり先生の数も必要になってくる。学力を向上させるためには、そういう習熟度別の授業も必要だろうと思っています。そういったことに対応ができるように、そういったさまざまな面から体制がきちっとなるように措置をさせていただいたということであります。
  • 記者
     桃太郎グッズのことでお聞きします。イメージとして未来感というところを強調されておられましたが具体的にはどのあたりに未来感が表れているのかというのが1点。また、今後、第三話以降も募られるということでしたが、これからどんなふうに広がって、どんなものを集めていきたい、そして、どんなものを増やしていきたい、そのあたりの継続についての意気込みといいますか、どういうことを重視したいというところがありましたら教えていただけますでしょうか。
  • 市長
     今、桃太郎が実演しましたように、パカッと開きましたよね。中からモノが出てくる、何が出てくるか分からない。これが1つの未来感のイメージです。我々のロゴにも、桃が割れて、上に「桃太郎のまち岡山」と書いてある、こういうのが出てきていると思いますが、それが元気な姿であったり、未来を創造する、そういったことを表しているところであります。
     私が承知しているのは、とりあえず金銀で、第一話・第二話、緑茶と煎餅でありますけれども、第三話以降、これからいろいろとお申し出をいただいて、このデザインをお貸しして、その中に例えばパッケージの色を変えて、その中にいろいろなものを企業の方が考えて、それを売っていく。そういったことも考えられるのではないかということであります。
  • 記者
     ちょっとそれるのですが、先だって選挙管理委員会のほうで、この秋の市長選挙の日程が決まりましたけれども、市長、現時点での2期目に対するお考えをお聞かせください。
  • 市長
     ちょうど3年半たちました。3年半、無我夢中でやってまいりましたけれども、私としては、岡山市が抱えている課題について全力で投球してきたつもりであります。今後、どうするかということですが、私が今までやってきた政策・施策、1つの筋といいますか、線というか、そういったものはまだまだこれからも施策の継続というのは、私は岡山にとって必要なんじゃないかなという思いはあります。そういうところでありますけれども、まだ2月議会を終えたところでありまして、私の今後の進退については、今後市民の皆さんの意見もお聞きしながら、しっかりと熟慮した上でしかるべき時期に判断をして、皆さま方にもお伝え申し上げたいと思います。

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