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平成28年11月8日市長記者会見

[2016年11月14日]

ID:12066

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平成28年11月8日市長記者会見議題

  • マレーシア・インドネシアプロモーションについて
  • 観光面での平成28年度上半期の動向について
  • おかやまマラソンについて
  • 芸術交流2016の経過等について

平成28年11月8日市長記者会見資料

マレーシア・インドネシアプロモーションについて

 皆さん、おはようございます。
 まずは、マレーシア・インドネシアのプロモーションについてお知らせいたします。
 今後、インバウンド市場をけん引すると言われている東南アジアからのムスリム観光客の誘致に向けて、国の地方創生推進交付金を活用し、真庭市・吉備中央町とともに、岡山型ヘルスツーリズム拠点化事業を実施しているところですが、特にマレーシアにおいては、日本の桜が人気とのことです。来年春の旅行商品の造成には、11月のプロモーションが絶好の機会だということで、ぜひとも市長に来てもらいたい、岡山のPRをしてもらいたいという現地からの要請があり、このたび急遽マレーシア・インドネシアへ赴き、誘客促進のための観光セミナーを行うこととしております。
 15日から17日までの3日間、山本吉備中央町長とともに、旅行会社・航空会社等を対象とした岡山観光セミナーの開催や旅行会社への訪問のほか、マレーシアではテレビ出演も予定しているところです。

観光面での平成28年度上半期の動向について

会見する大森市長の様子1

 続きまして、案件ではございませんが、このたび岡山市内の観光関係の状況について、上半期の実績が上がってまいりましたので、ここで少しご紹介をさせていただきたいと思います。
 岡山では、この春のデスティネーションキャンペーンをはじめ、瀬戸内国際芸術祭や、10月から初めて岡山芸術交流が開催されております。そういう中で、資料をご覧いただきたいと思います。まずは、岡山城天守閣の入場者数ですが、上半期で19万1,643人ということで、23.8%増になっています。外国人は2万3,356人ということで、前年度比57.2%増となっています。
 この数字、例えば19万人という数字は、23、24、25年度の通年での入場者数とほぼ同じ数になっているということで、だいぶ訪れる方が増えているなあということで安心した、ないしは非常にうれしいニュースだと私は思っています。
 次のページ、後楽園ですけれども、49万5,868人、前年度比17.3%、外国人が6万7,930人ということで、31.4%増になっております。
 また、ももたろう観光センター、これも1つの指標になるんですが、資料を見ていただきますと、来館者が5万2,224人。私はあそこを通ったとき、必ずチェックというか、一昨日も2度ほど寄らせていただいたのですが、接客もされ、そして相当の人数の方がパンフレットなんかを見ている、そんな状況でございました。
 その中で外国人の来館者は、9,429人で、165.8%増になっています。これはちょっと異常値ではないかということでお伺いをしたところ、この中の3,188人、全体の33.8%は外国人観光客向けのスタンプラリーの景品交換のための来館者ということで、通常の観光センターに寄られることとは、目的がちょっと違っているところがあって、こういう特異値が出たのではないかなと思います。
 次に、経済効果も高いコンベンションですが、まずここでのコンベンションの定義については、中国地区以上の規模である。そして、市内での宿泊を伴う。参加者数が100人以上の学会・スポーツ大会等に限定するものです。今年度の上半期は172件ということです。下の棒グラフを見ていただくと、平成26年は、ちょうどESDの国際会議があったときですが、その年に開催件数・参加者数というのが大幅に増え、27年度よりも相当数多い数字になって、若干の特異値が出ています。
 28年度を見ていただくと、上半期の数字172件、7万6,679人は、26年度に比してほぼ同じ数が出ております。インターハイの開催とか、そういうスポーツ大会が多かったことにも起因していると思います。10月は、この数字には入ってないですが、岡山市が主催した全国都市問題会議、日中韓3か国の地方政府交流会議、介護保険推進全国サミット、そういったものも相次いで開催しております。したがって、上半期から下半期にかけて落ちてくるということは考えにくいということもあって、コンベンションの開催状況も順調に推移しているのではないかと思っております。

おかやまマラソンについて

 あと少しお話申し上げたいと思いますが、まずは、おかやまマラソン2016です。
 昨年開催された第1回大会では、ランナー・沿道応援・ボランティアなど、すべての参加者が一体となって、岡山のまちに多くの興奮と感動をもたらしました。第2回となるおかやまマラソン2016では、新たにマラソン・ファンランの定員を500人ずつ増やして、1万6,000人のランナーをお迎えいたします。
 特に、フルマラソンでは県外からの参加者が半分近く、47.5%となっておりまして、経済効果も大きいのではないかと思っております。
 昨年に引き続き、私は知事とともにファンランを走らせていただこうと思っています。ゲストランナーとして、フルマラソンには有森裕子さん、ファンランには山口衛里さんに加えて、アテネオリンピック7位入賞の坂本直子さん、お笑いコンビ千鳥の大悟さんにも、出走いただくことになっております。
 ランナーにレース中提供する沿道給食、マラソンの完走者に贈呈する完走メダル、また主会場で開催するおかやまマラソンEXPO2016など、岡山らしいおもてなしで全国各地からの参加者をお迎えしたいと思っております。
 開催まで残すところ5日となりました。大会に関わっていただいた皆さまに、本当によかったと評価していただけるよう、事務局を中心に準備に万全を尽くしてまいりたいと考えております。

芸術交流2016の経過等について

会見する大森市長の様子2

 次に、10月9日に開幕した岡山芸術交流2016ですが、11月27日の会期末まで、折り返し地点を過ぎました。延べ来場者数は10月29日に10万人を超え、一昨日6日終了時点で、約14万人と、多くの方にお越しいただいております。
 10月12日から各会場において、県内小中学校等の校外授業が始まっておりますが、これまでに小学校18校、約1,380名、中学校3校、約260名、支援学校1校、6名の児童・生徒の皆さんの来場がございました。
 芸術鑑賞を支援するNPOの皆さんのご協力もあって、子どもたちからは大変好評をいただいております。引率の先生の言葉を紹介いたします。「いつもはこのような場所に連れてくると、すぐ飽きてしまう子どもたちが夢中になっている」「ふだん、無口な児童が楽しそうに話していた」「児童が皆こんなに楽しそうにしているのは久しぶりに見た。来てよかった」などの言葉です。
 また、偶然ですが、10月29日に来場10万人突破の記念セレモニーを実施しましたが、その10万人目の来場が岡山市立中山中学校美術部の皆さんでした。今後も、市内外から多くの小中学校の鑑賞授業が予定されており、児童・生徒の皆さんには世界的芸術作品に触れ、創造性・感性を磨いていただきたいと思っております。
 また、本展とあわせて行う、岡山の人・場・文化を開き、発信するパブリックプログラムについても、今後も日本人参加アーティストによるトーク、また国内における「芸術祭の隆盛と地域課題」について取り上げるシンポジウム、展示作品をテーマにしたワークショップ、また一般向け鑑賞ツアーなど、現代アートをより深く、より身近に感じていただくための多彩なイベントが予定されておりますので、ぜひ皆さんもご参加いただければと思っております。
 さらに、今申し上げたおかやまマラソンですけれども、47.5%の方が県外と申し上げましたが、その方々にもぜひともこの芸術交流にご来場いただきたいということで、一般券1,800円のところ1,300円にする特別割引券を用意させていただきました。前日の受付の際に、ランナーの皆さんにお配りしたいと思っています。
 開幕以降、地元の新聞、テレビ局の皆さまをはじめ、美術専門誌、カルチャー誌などから取材があり、高い評価をいただいていると仄聞しております。会期末まで、今日を含めて残り18日となりました。市民の皆さまには、世界的な最先端の現代アート作品に間近に触れることができるチャンスでございますので、この機会を逃さず、多くの皆さんにご来場いただくことを期待しております。

質疑応答

会見する大森市長の様子3
  • 記者
     マレーシア・インドネシアプロモーションについてお伺いします。テレビ出演というのはどういった番組に出られるのか、あとムスリム観光客の誘致に向けて、どういったことをPRしていきたいと思っていらっしゃるか、お願いいたします。
  • 市長
     まずは、後者について申し上げたいと思います。やはり、ムスリムというのは食事の制限があります。それから、多くの人が一緒にお風呂に入るというのはちょっと嫌うところもあると聞いております。全般的な傾向なんでしょうけれども。
     それから、お祈りを一日に5回でしたか、するということもあって、旅行でそういった今までの自分たちの習慣というのがどうなんだろうということを相当気にされている。これは前回マレーシアに行ったときに、旅行会社でも、そういう話がございました。そういったところを我々がきちんと配慮してやっていますということを具体的に説明していきたいなと思っています。
     前者については、担当から。
  • 観光コンベンション推進課
     マレーシアの国営放送での朝の情報番組、8時から10時の間でいつ出演するか未定ですが、それに出て岡山のPR、観光のPRをしたいと考えております。
  • 記者
     何か持っていかれたり、工夫されたりとか、考えてらっしゃるのでしょうか。
  • 市長
     それについては、もう少し時間もありますから、我々なりにどういうプレゼンをしていくのか検討したいと思っています。まだ、事務局とのやりとりができていませんので、これから調整をしてまいりたいと思います。
  • 記者
     真庭市ではムスリムフレンドリー対応のセミナーが、参加希望者がいなかったために中止と伺っていて、今回も市長がお見えにならないようですが、連携に対する今後の意気込みを教えてください。2市1町との連携を今後どういうふうにしてムスリム観光客を呼び込んでいくのか、伺えたらと思います。
  • 市長
     私が伺っているところでは、真庭市も特に湯原温泉にムスリムを誘客するためのさまざまな配慮をされようとしているところです。吉備中央町もご存じのとおりです。私はそういう面で2市1町の連携というのはできているのかなと思っていますが、別に2市1町にとどまる必要はなくて、連携中枢都市圏の8市5町も一緒になって考えればいいだろうし、また倉敷のほうともいろいろとこれから一緒になってやることがあるでしょうから、そういったところとタッグを組んでいくということもあるでしょう。
     また、今週、開かせていただきますが、広島・高松・松山の瀬戸内4市もやはり観光客を広域的に誘致していこうという動きをしております。そういった面からも、私はアプローチしていきたいなと思っています。
  • 記者
     プロモーションの関連ですが、先日中枢連携の会合の中で、委員の先生から交流する人をムスリムに限定するのはどうなのかと、もう少し幅広く考えたほうがいいのではないかというご意見があったと思うんです。今回行かれるのは、広く考える中の1つの選択肢という理解でよろしいでしょうか。
  • 市長
     それは当然です。中国・韓国・台湾等々にも我々そういう話をさせていただいています。欧米を含めて…。今、結構、欧米の方が多いですよね。芸術交流の関係もあるでしょうが、後楽園がミシュランで3つ星になっている影響もあるようです。やはり、さまざまな面を考えていくことは必要だろうと思っていますが、ある面、イスラム対応というのはちょっと遅れていたところもあるし、彼らとこの前話をしても、東京から大阪のゴールデンルートにだいぶ飽きてきているというのもあって、非常に彼ら自身も食指を伸ばしている。ということもあり、では行こうかと、そんな気持ちでやっております。おっしゃるように、全体としてはワン・オブ・ゼムであることは間違いありません。
  • 記者
     入場者数の増加についてですが、改めてどのような要因で大幅な増加になっているのか、この分析と、今後、どのような展望をお持ちかということを伺えますでしょうか。
  • 市長
     今後またゆっくりと分析していかないといけないと思うんですが、ただ、23・24・25年度に比べて全体として非常に、急に増えていますよね。もちろん、これは日本全体の訪日客が2,000万人突破したというありがたい余波をいただいていることは事実だろうと思うのですが。それだけで、なかなか説明はできないと思っています。後楽園と岡山城に関しては、私は県とうまく連携できたというのが大きいのではないかなと思っています。従前はイベントも、必ずしも全部協調できていたのかというとちょっと疑問があるところもありますから。一緒になってやり、そしてライトアップ、灯源郷、幻想庭園、こういったものも、春・夏・秋と、本当に人が大勢お越しになるときにさせていただいている。皆さんもライトアップ行かれたと思いますが、普通のライトアップではないですよね。いろいろ趣向を凝らした形になって、特に日中韓3カ国地方政府交流会議で来られた方は、みんな感動していました。この日中韓のオープニングに参加した人たちというのは、一生岡山のことを忘れないだろうという感想をいただいたところです。
     そういう努力がやはり実を結んでいるのではないかなと思います。私は去年、県がやった後楽園のプロジェクションマッピングだとか、そういうものもプラスに作用していると思いますし、それから目立たないですが、シャトルバスを岡山城・後楽園と駅の間で走らせているとか、そういうのも大きいのではないかなと思っています。
     それから、全体として市民も動いていただいている。分析ができているわけではないので、これは私の感想として聞いていただければと思いますが、西川の歩行者天国にも、大勢の方に来ていただいている。民間の方がされている満月BARにしても、本当に多くの方が来て、全体として岡山のまちを楽しんでいるという、そういうムードになってきつつあるのではないかなと。そういう空気も、1つ大きな作用になっているかなと思います。
     ファジアーノも1万人近くの入場者数を確保していますし、私としては、少し全体が能動的になってきているのかなという感じがするところです。最後のほうは感想で、分析ができているわけではございません。
  • 記者
     芸術交流について、今、入場者数が順調に来ているということですが、先日、現代アートの展示で火災が発生するという事案が県外で起きました。芸術交流は屋外の展示も多数ございますが、そういった懸念とか、大丈夫でしょうか。
  • 市長
     あれはちょっと驚きましたね。東京の神宮外苑での事故ですけれども、安全にやっていただくというのは大前提です。そこのところはさらに徹底させていただきたいと思います。
     芸術交流も、2年前にやったImagineeringが多くの方にご来場いただいて、いけるかなという感じを持ってはいました。人数的には、今申し上げましたように14万人。目標が17万人ですから、ある程度は好評いただいているのではないかなと思っております。ただ、我々にあんまり経験がないんです。実感として、いったいどうなっているのかよく分からないところもあって、我々としては、3年に1度トリエンナーレを目指しているので、この第1回目というのをよく分析し、何がよかったのか、何が不足していたのか、そういったことを検証はしていかないといけないと思っています。
     昨日、JR西日本の支社長と会ったのですが、JRに大きなポスターがありますよね。あれも、JRとしても岡山のまちが活気づいていくのは非常に嬉しいことだというところからアプローチできたようです。これからいろいろ分析をしないといけないのですが、みんなで盛り上げていこう、そういう空気というのは感じますね。中国銀行さんも多くのボランティアの方を出していただくとか、いろいろなことがこのプロセスを通じて出てきていて、先ほどの最後の感想に近いんですが、非常にポジティブマインドというか、そういうのが現れてきているのかなという気がして、嬉しいところです。
  • 記者
     広がりを期待しています。
  • 記者
     芸術祭関連の火災の件ですが、明治神宮外苑での火事があって、市の芸術祭の作品も危ないんじゃないのというようなメールなり、ご意見みたいなものはなかったんでしょうか。
  • 市長
     少なくとも、私のところには届いていません。神宮外苑のことは、私は報道でしか知りませんので何とも言えないのですが、今回、5歳の子どもさんが亡くなられたのは、ジムで遊んでいたということでもあるので、同じような形態ではないのではないかと思っております。ただ、要するに安全に展示をしていくというのは当然ですから、そこのところは先ほど申し上げたように徹底していきたいと思います。
  • 岡山芸術交流事務局
     先ほどの火災の件ですが、本日、一斉に施設の点検をしております。火災もそうですが、お客さまの安全性といいますか、怪我がないようにということで、改めて朝指示をして、一斉の点検をさせていただいております。
    消化器等も十分用意していますし、不燃化の作業といいますか、それも施しておりますので、一応安全には期しておりますけれども、そこも改めて安全に行えるように徹底したいと思っております。
  • 記者
     点検は、どんな日程でされているのでしょうか。
  • 岡山芸術交流事務局
     昨日が休館日でしたので、本日、朝、それぞれスイッチとか、映像とか、作品とか、現場で動きます。そのときに、一斉に現場の点検をするということです。あと、本日中に、大体の施設の点検もさせていただければなという具合に考えております。

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