1月になりましたね。寒の入りを迎えいよいよ冬本番ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。私は年末年始のお休みの間、前回の記事で紹介されていた『行動活性化』の「健康行動」をいくつかやってみました。寒さで動くことに億劫になっていましたが、家に花を飾る、筋トレをする、夜空の星をぼんやり眺める等をやってみて、少し気持ちが切り換えられたように思いました。これからもいろいろ試してみて、自分に合った健康行動を見つけていこうと思います。
昨年12月23日に岡山市内の精神医療・保健・福祉関係者、教育関係者を対象に、令和4年度自殺予防のための支援者研修会を開催しました。講師は福岡大学医学部精神医学教室の衞藤暢明先生をお招きし、43名の方にご参加いただきました。
今回は「若年層の自殺予防の基礎知識」をテーマとし、死にたい気持ちの訴えの対応、自殺のリスクアセスメント、医療機関との連携の際の情報伝達のポイント、自死遺児へのサポート等について講演していただきました。参加者の方からは、
・臨床の経験をふまえた内容でわかりやすかった。
・対象が絞られていたため理解が深まった。
・自殺には複数の要因があるのは当然のことであるが、何か1つの原因を探しがちになってしまうことに気を付けないといけないと思った。
・自殺にも段階や用語があり、それぞれに定義があるということを始めて知った。自殺防止のための情報や動き方を学ぶことができたと感じた。
・日々の支援の中で、これで良いのか悩むことを具体的に言語化して教えていただいてとても分かりやすかった。
等の感想をいただきました。
当センターでも若年層の相談が増えてきており、今回の研修会での学びを支援に活かしていきたいと思います。
遠路をいとわずお越しいただきました講師の衞藤暢明先生には心より感謝を申し上げます。
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