常寿院前僧正宣胤碑伝(天満宮上棟札)
じょうじゅいんまえのしょうじょうせんいいんひで
市
歴史資料
岡山市南区彦崎
平成19年8月27日
天神社宮司
碑伝は修験者が峰入り修行を終えたしるしとして修行路の宿や行場に立てていた記念碑の一種ともいうべきものである。この碑伝は修験者の常寿院前僧正宣胤が文明13(1481)年5月中旬に峰入り修行を終えたしるしに作成し、のちに天満宮(現天神社)の上棟札に転用していたものである。現存する中世の碑伝は県下はもちろん、全国的にみても極めて少なく、高い資料的価値を有している。