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文化財名 | 分類 | 指定主体 | 内容 |
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池田忠雄墓塔及び関連墓塔3基 | 石造物 | 市 | 寛永9(1632)年の造立。藩主忠雄の無縫塔墓と殉死家臣の板碑様墓塔及び正室の石製五重の供養塔。江戸時代初期の石造物として優秀であるばかりか近世大名墓塔の代表例である。加藤主膳正墓塔及び野口宗把供養塔は板碑から位牌型の墓碑に移る過渡的な様式を示している。 |
辛川市場法華題目石 | 石造物 | 市 | 室町時代の中頃の作と推定。全高125.0センチメートルの大理石製柱状碑(笠塔婆)。4面に題目を刻む。この地の妙善寺に所在していたという。 |
守福寺宝殿 | 石造物 | 国 | 銘文から暦応元(1338)年に作られたことがわかる花崗岩製の宝殿で、正面は春日造り、背面は寄せ棟造り妻入りの形をとる。 |
石造地蔵菩薩立像 | 石造物 | 県 | 延命地蔵・腰折れ地蔵として親しまれている鎌倉時代作の石造地蔵菩薩立像。 |
石造鳥居 | 石造物 | 県 | 延徳2(1490)年造立の豊島石製明神鳥居。総高2.76メートル。柱に紀年銘と願主の陰刻があり、在銘の豊島石製鳥居では県下最古。 |
石造七重層塔 | 石造物 | 県 | 長禄2(1524)年建立の豊島石製層塔。総高2.15メートル。軸の正面に半肉彫りの仏像、両側面層に紀年銘の陰刻がある。在銘の豊島石製層塔では県下では最古。 |
石造宝塔 | 石造物 | 県 | 鎌倉時代後期の建立と推定。花崗岩製。総高282センチメートル。丁寧な造りで形も整っている。後鳥羽上皇の供養塔との伝えもある。 |
線刻不動明王石仏 | 石造物 | 市 | 文明13年(1481)年に造立された線刻の石仏で、石材は花崗岩の自然割石。不動明王像の姿は絵画的描写に勝れ、施主、造立年月日下絵作者の刻名もあり、貴重な作品である。 |
惣社権現石鳥居 | 石造物 | 市 | 花崗岩製の明神鳥居で'明和5年(1768)の銘がある。形態が中世的な要素を多分に備え、そうした鳥居が江戸中期まで造立された事を具体的に示す作例として重要である。 |
大光院の康永四年法華題目石 | 石造物 | 県 | 1345年の作。総高150センチメートルの方柱状笠塔婆。塔身に大覚僧正筆伝承の鬚題目を薬研彫りにし、背面に造立趣旨と紀年銘を刻む。 |
高蔵大明神鳥居扁額 | 石造物 | 市 | 正慶元(1332)年の作。花崗岩製。縦73センチメートル。横48センチメートル。裏面に紀年と願主の薬研彫りがあり、古代豪族上道氏の祭祀権が持続していたことを示す。 |
皷神社宝塔 | 石造物 | 国 | 高さ395.3センチメートルの宝塔で、銘文から貞和2(1346)年に建立されたことがわかる。南北朝期の様式を代表する県下で最大の石造宝塔である。 |
道讃禅定門石燈籠 | 石造物 | 市 | 慶長3(1598)年の造立。豊島石製。全高222センチメートル。竿に造立趣旨・紀年・施主を刻む。姿に古相を示し、この期の貴重な在銘物。 |
八幡神社鳥居 | 石造物 | 国 | 「康安元年辛丑十月二日 願主神主賀陽重人 大工沙弥妙阿 祝師僧頼澄」の銘文を刻む花崗岩製の両部鳥居で葦守八幡神社の参道にある。両部鳥居としてはわが国で最古級である。 |
比丘尼妙善題目石 | 石造物 | 市 | 応永18(1411)年の作。白色大理石製の柱状碑(笠塔婆)で、総高153センチメートル。正面に題目、背面に紀年を刻む。室町初期の特徴をよく表わし、塔婆の研究資料として重要なもの。 |
法鮮銘五輪塔 | 石造物 | 市 | 「妙法蓮華教」「文禄三年甲午」「法鮮」「十二月十一日」の銘文があり、文禄3(1594)年に造立されたことが判る。豊島石製で全高3.38メートル。備前国主宇喜多秀家の生母の墓塔との伝承あり。 |
松山長昌寺地蔵石仏 | 石造物 | 県 | 応永19(1412)年に完成した花崗岩に彫った磨崖仏。花頭窓風の龕部に地蔵菩薩立像を半肉彫りに刻んでいる。像の両側に紀年銘がある。 |
箕地延命地蔵 | 石造物 | 市 | 花崗岩製で元徳2年(1330)の刻銘がある。'岡山県下でも数が少ない年銘をもつ中世石仏で、厚肉彫りの原形を良く残す延命地蔵としての典型例であり、峠の民間信仰を伝える石造物として重要である。 |
矢田の宝篋印塔 | 石造物 | 市 | 貞治5(1366)年の造立。花崗岩製。全高173センチメートル。美しい格座間の基礎、2面の仏像の塔身、時期的特徴を示す笠、相輪が完存する。 |