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文化財名 | 分類 | 指定主体 | 内容 |
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板絵「倭武選三十六人図」 | 絵画 | 市 | 日本史上の「武」の代表36名を選んで「倭武三十六人」と題して描いたもので、和歌の代表者である三十六歌仙に擬えた機知に富んだ内容をもつ。裏面には、享保12(1727)年に岡山藩家老日置忠昌が画工太田善馬と藤原暢直に修補させたと記しており、江戸時代中期の地方の文化的風土を示すとともに地方画家資料としても極めて高い価値を有している。 |
狩野永朝絵馬 | 絵画 | 市 | 京から西大寺にやってきていた狩野永朝が明治10(1978)年に描いた縦4.5メートル、横 5.2メートルの巨大な絵馬で、会陽時の西大寺の様子を克明に描く。本堂の右手に掛かる。裸はもとより、女性を含む町衆や警備員など膨大な数の人、境内建物のほか町屋や船などが克明に描かれ民俗資料としても貴重である。 |
絹本著色宇喜多能家像[1幅] | 絵画 | 国 | 大永4(1524)年の作。寿像、能家は邑久郡南部の国人で武勇の誉れが高い。良好な地方武士の肖像画として貴重である。題賛が有る。 |
絹本著色開山別峰国師頂相 | 絵画 | 県 | 応永12(1405)年の画。頂相とは禅宗の師僧の肖像を意味し、師の印可を受けた証。円満で静かな面相を謹直に写実的に描く。 |
絹本著色十三仏図 | 絵画 | 県 | 室町時代初期の作と推定。忌日に掛けて死者の冥福を祈る画像で、十三仏を配す。各仏尊とも坐造で、造像のきまりを描く。 |
絹本著色清明上河図 | 絵画 | 国 | 中国北宋末の画家張択端の「清明上河図」を明の趙淅が萬暦5(1577)年に模写したもの。当時の節史の様子を中心に風俗・風景を克明に描写している。 |
絹本着色普賢十羅刹女図 | 絵画 | 市 | 法華経信仰に基づく仏教絵画で、画面中央に白象に騎乗する普賢菩薩を描き、向かって左方を向く白象の鼻先には二人の持幡童子を、白象後方には唐装の十羅刹女を精緻に描いている。制作年代が南北朝期に下るとはいえ、平安仏画の雰囲気を色濃く残す優品で、当該期の仏画制作の動向を示す。 |
絹本墨画廬山図 玉澗筆 | 絵画 | 国 | 南宋時代の中国製の水墨画。 |
彭城百川筆 紙本墨画 前後赤壁図屏風 六曲一双 | 絵画 | 市 | 北宋の詩人・蘇軾の『赤壁賦』を題材とした作品である。右隻と左隻はそれぞれで完結しているが、一双屏風として見るとき、広大な長江の情景を想起させ、安定感のある構図が作られている。本図は、制作年が延享3(1746)年と明らかなこと、国指定重要文化財の彭城百川の他の絵画と比べても全く遜色なく、県内に現存する南画として最古級であること、また、後補がないことでも貴重なものである。 |
司馬江漢山水図 | 絵画 | 市 | 寛政9(1797)年の画。絹本。縦57センチメートル。横138.5センチメートル。構図はおおまかであるが、洋風描写手法を採用した江漢の作品で貴重である。 |
紙本安心禅師画像 | 絵画 | 市 | 桃山時代の作と推定。富山城主宇喜多忠家の画像。忠家は備前国主宇喜多直家の弟。本来は宇喜多氏の本貫地の紅岸寺が所蔵していた。 |
紙本金陵山古本縁起[二帖附一帖] | 絵画 | 県 | 永正4(1507)年の作。西大寺の縁起の絵巻で、寛文元(1661)年の補巻が付く。当時の布教用に物語を親しみやすく描写。 |
紙本金地着色洛中洛外図六曲屏風一双 | 絵画 | 国 | 池田藩に伝来の屏風一双(一双の大きさは縦153.7センチメートル、横360.6センチメートル)。二条城の天守がそびえる洛中洛外図形式の代表的作品。元和期(1615から1624)の狩野派絵師の作と伝わる。 |
紙本淡彩世界図屏風[六曲一雙] | 絵画 | 県 | |
紙本著色花鳥図 長谷川信春筆六曲屏風 | 絵画 | 国 | 長谷川等伯(1539から1610)が信春と称した若年期の作品である。 |
紙本墨画山水図 雪舟筆 | 絵画 | 国 | 雪舟が宋の水墨画家玉澗の作を範に描いた山水図。破墨の筆法で団扇形の画面を描く。雪舟の習作過程を示す逸品。 |
紙本墨画清明上河図巻 | 絵画 | 県 | |
紙本墨画老子像 | 絵画 | 国 | 中国製の南宋時代の水墨画で老子の上半身を描く。足利義満、徳川家康、紀州徳川家と伝来した逸品。 |
帝釈天曼荼羅 | 絵画 | 市 | 帝釈天曼荼羅は西大寺に伝来する絵画である。西大寺は天平勝宝三年(751)開創と伝え、会陽の習俗を伝える真言宗寺院である。本図は画面構成や色調、諸尊の表現から李朝仏画とみなされる。縦122.8cm、横123.4cm、絹本または麻布である。製作年代は16世紀後半と考えられる。描線は非常に鋭く抑揚に富み、彩色はほとんど補色もなく、当初のものとみられ保存状態がきわめて良い。 |