旧河原家住宅 主屋・離れ座敷・化粧蔵 付棟札1枚
きゅうかわはらけじゅうたく しゅおく・はなれざしき・けしょうぐら つけたりむいなふだいちまい
市
建造物
岡山市北区御津紙工
平成19年8月27日
岡山県
河原家は江戸時代に庄屋・大庄屋を務めた家で、天保10(1827)年に建て替えられた主屋は一部二階建、入母屋造、茅葺、四周に本瓦葺の庇を付け、南面に大庄屋になったときに設けた向唐破風造の玄関を付けている。離れ座敷は二階建、入母屋造、桟瓦葺で、数寄屋風の瀟洒な部屋と茶室をもつ。二階建の化粧蔵は4棟ある藏のなかで最も重要な蔵であった。これらは江戸時代後期の庄屋・大庄屋の建物群を構成する重要な建物で、ほとんど修改築をうけておらず、歴史的、文化的にも高い価値を有するものである。