社会のため、未来のために活躍する「若い力」に注目し、そのチャレンジを紹介するコーナー
「YOUTH CHALLENGE」。今回は、岡山県立瀬戸高等学校(以下、瀬戸高校)についてご紹介します。瀬戸高校の生徒は、SDGsを通して6つの力(見つける力、受けとる力、考える力、つながる力、伝える力、より良くなろうとする力)を学びます。
1年時に「セト☆ラボ」、2年時に「S☆ラボ」、3年時に「D☆ラボ」を行うひたぶるタイム(総合的な探究の時間)を通して地域や社会の課題を知り自分事として考え探究することで、よりよい社会の実現をする力を身に付けます。ももちゃりを活用し岡山市の活性化と住みやすいまちを目指すのは「ももちゃり乗ってかれ~や!」チームの中村美月さんと福島夢叶さんです。
きっかけは、地域にバスや電車が少なく不便に感じたことでした。うらじゃのデザインをマスキングテープに試し貼り
ももちゃりデザイン案を検討
中村さんは「提案したアイデアが相手にうまく伝わらず、提案が中々採用されませんでしたが、実現に向けて粘り強く話し合いを続けてきました。ももちゃりのラッピングが決まった時はとてもうれしかったです」と話します。
福島さんは「最初は人と話すことが苦手でしたがプレゼンや企業・行政の方と話す中で積極的に話し行動することの大切さを学び自分の変化を感じます」と話します。左からももちゃり乗ってかれ~や!チームの中村美月さん、福島夢叶さん
調査のためになまずを釣りあげた
なまずを稚魚から成魚まで育成し定食を出すことを通じて海の豊かさを守ることを目指すのは「なまず定食」チームの本郷俊也さんたちです。
身近な水産資源としてウナギに注目し株式会社SEITSUファームにフィールドワークをしたことがきっかけでした。なまずの天婦羅定食おいしいと好評でした
なまず定食チームの本郷俊也さん
キャリアコンシェルジュの絹田昌代先生は、「卒業生に探究の転機を聞いたところ、学校内での学習・指導ではなく、学校の外で出会った人たちとの言葉や行動を挙げました。挫折や失敗をしながらも学外の人達との出会いの中で成長をする生徒たちが好きなことを通じてイノベーションにチャレンジできることを大切にしています」と話します。
テーマを持って取り組む中で違うと感じたらテーマを変更できる「リスタート」という制度があるんだって!好きなことや興味があることに夢中になれるってステキだね!