子育て・教育なんでも相談ネットワーク
岡山市教育委員会事務局指導課
学力の低下、不登校児童数と問題行動の増加等、岡山市の教育現場は多くの課題を抱えている。同様に岡山市内の教職員も多くの悩みを抱えており、心身の健康や他者との関係性をコントロールできない事例が発生している。
岡山市内の教職員を対象とした相談窓口開設の案内とともに電話、メール、対面等、相談者の希望する日時と場所で相談に応じられる体制をつくる。
結果として当初の予想を超える現場教職員の働き方・働かされ方や子どもたちの成長に寄り添う自己犠牲的な責任感などを目の当たりにして、現状を克服できない無力感を痛感することとなったが、現役の先生たちに対して自分たちの立場や心情を理解し頼ることのできる相手がいるというメッセージを発信できたことは一定の意義があったと考える。(事業報告書より抜粋。詳しくは下記の事業報告書をご覧ください。)
相談件数は決して多くありませんでしたが、協働課のアドバイスにより相談対応に「カフェ」形式を加えたことで、参加者が増加したこと等から、企画当初の問題意識や実施団体の経験・実績が否定されるものではないはずです。あらためて教職員のニーズの「裏付け」をはかるとともに「案内方法」や「相談体制」の検証を行い、あらためて協働事業として提案していただきたいと思います。(ESD・協働推進センター長 高平)