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平成27年3月18日市長記者会見

[2019年3月23日]

ID:12289

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平成27年3月18日市長記者会見要旨

議題

  • 「たけべ八幡温泉」オープンについて
  • 超小型モビリティ活用社会実験について
  • リスパック株式会社中四国支店の誘致について
  • 「岡山シーガルズ支援自動販売機」の設置について

「たけべ八幡温泉」オープンについて

 皆さん、おはようございます。
 それでは、まず最初に、たけべ八幡温泉オープンについて申し上げます。
 この「たけべ八幡温泉」でございますが、4月2日にオープンいたします。オープン当日は、午前10時からオープニングセレモニーを行います。
 本施設は、新市基本計画に基づいた事業として、既存の建部町温泉会館と建部町温泉宿泊研修センターを統合して新たに建てかえた日帰り入浴施設でございます。施設内には、露天風呂、サウナ、個室浴室や70名収容の大広間、食事どころ、会議室などを備えております。泉質は、アルカリ性単純温泉で、神経痛、リュウマチ性疾患、疲労回復等多くの効用があると言われております。
 清流旭川の風光明媚な景色を眺めながら過ごすゆったりとした時間は、都会の喧騒を離れ、ぜいたくな源泉かけ流しのお風呂とともに、きっとご満足いただけるものではないかと考えております。
 皆様には、この素晴らしい泉質を持つ「たけべ八幡温泉」を、今後末永くご利用いただきますようお願い申し上げます。

超小型モビリティ活用社会実験について

会見する大森市長の様子1

 次に、超小型モビリティ活用社会実験について申し上げます。
 かねてから次世代の超小型モビリティを活用した都市交通のあり方などについて検討しているところでありますが、まず第一弾として、トヨタ自動車のご協力により、トヨタ車体製の「COMS(コムス)」を3台借り受けることが決まり、3月25日から5月21日までの間、社会実験を行うこととなりました。
 今回の社会実験は、超小型モビリティの活用について来年度から具体的に検討を行うにあたり、まずは車の特性や現在の交通環境における使い方などを実際に試し、そこから見えてくる有効性や課題などを整理しようとするものであります。
 市役所の地下駐車場に3台を常駐し、ここを基点におおむね5キロの範囲内で運行する予定にしており、市の職員や市庁舎を利用されるNPOの方にも使っていただこうと考えております。
 また、岡山大学においても、この「COMS(コムス)」を5台購入され、教職員や学生が使用する社会実験を行う予定であり、この社会実験をきっかけに、今後、岡山市と岡山大学が連携して、次世代の乗り物であるこの超小型モビリティの今後の都市交通における、中心市街地などでの有効な活用策や新しい発想での可能性などについて検討してまいりたいと考えております。
 なお、3月25日13時から社会実験開始のセレモニーを行う予定にしております。詳細は後日お知らせいたします。

リスパック株式会社中四国支店の誘致について

 次に、リスパック株式会社中四国支店の誘致について申し上げます。
 岡山市の経済活性化を目的に、本年度から「岡山市本社・中四国支店等立地推進事業補助金」制度を創設し、雇用や経済効果、税収等が見込まれる企業本社や広域営業拠点の誘致に取り組んでいるところであります。
 このたび、岐阜市に本社があるリスパック株式会社が、この補助制度を利用して立地する企業第1号として、広域営業拠点である中四国支店を岡山市に新たに開設されることが決定しましたのでご報告いたします。
 今回、この補助制度を利用して立地する企業第1号ということで、ここで発表させていただいておりますが、岡山市の方に立地に関わっていろいろな相談があった広域拠点・営業拠点は、このリスパックを含めて全体4件に上っております。したがって、残りの3件は設置したのですが、補助要件には該当していなくて、補助金の適用にはならなかったということをご承知いただきたいと思います。
 リスパックという会社についてご説明させていただきます。昭和50年に岐阜プラスチック工業株式会社の食品容器製造部門を分離独立して設立された会社で、生鮮食品をはじめ、惣菜やデザート、弁当など、各種食品用のプラスチック包装容器を製造する大手企業であります。このたびの中四国支店の開設は、広島市と高松市にある営業所を統合して、中四国の9県を管轄する広域営業拠点として、岡山市へ新設されるものでございます。
 今回、立地場所を岡山市に決定された理由については、管轄エリアである中四国への高速交通網やJR、空港など交通の利便性を評価されたこと、また、本市に広域営業拠点誘致の補助制度があったことなどが決め手になったとお聞きしております。

「岡山シーガルズ支援自動販売機」の設置について

 最後でありますが、岡山シーガルズ支援自動販売機の設置について申し上げます。
 このたび、岡山シーガルズの支援を目的とした「岡山シーガルズ支援自動販売機」を3月23日に設置することになりましたので、お知らせいたします。
 この支援自動販売機は、メーカーよりシーガルズへ売り上げの一部が提供されることで、支援する仕組みとなっております。
 これまで、ファジアーノ岡山の支援自動販売機は設置しておりましたが、岡山市を代表するもう一つのトップチームである岡山シーガルズについても支援自動販売機を設置し、チームの支援へとつなげていきたいと考えております。
 設置場所は、「ファジアーノ岡山支援自動販売機」と同様、本庁舎1階らせん階段下を考えており、3月23日には除幕式を予定しております。
 これは、地元トップチームの活躍が市民の誇りとなり、地域を元気づける大きな力を持っていることに鑑み、岡山市として両チームをしっかり支援していくというメッセージを発信していく目的で実施するものであります。このような取り組みを通じて、みんなで応援しようという気持ちが、より一層盛り上がって欲しいと願っております。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

会見する大森市長の様子2
  • 記者
     企業誘致に関して2点質問させてください。
     この補助制度が始まって1年で1件、該当しないものは3件ありましたということですが、このペースについてどういうふうに評価されておられて、今後どういうふうに取り組んでいかれるかということがまず1点です。
     それから、この補助制度は、本社の誘致についても支援するような制度設計になっていたと思いますが、それはなかなかハードルが高いと思います。実現の可能性についてどんな手応えを感じておられるかということをお願いします。
  • 市長
     中四国支店は増えています。3件プラス1件、計4件というのがどうかということはありますが、私としては急激に増えていくものではないような気がします。しかしながら、こういう傾向が出てくるのは岡山市にとって悪いことではないことだと思っております。
     今、円安に相当振れていますけれども、円高のときに相当海外へシフトされています。これからの経済のグローバル化ということは多分止まらないところがあるのだろうと思います。そして、中四国を全体としてみれば、やはり残念ながら人口減少が起きています。そうなると、我々の中での分析ではあるわけですが、やはり、中国支店、四国支店、これらを統合していくという動きはこれからもあるのではないかと思っております。このリスパック自身が、広島の拠点と高松の拠点を廃止して、岡山で9県の拠点になろうということですから、こういうものはこれからもあるのではないかと思っております。
     こちらからのいろいろなアプローチ、ないしは、受け身の面もあるかもしれませんけれども、一つ一つ大事にやっていくということになっていくのではないかと。
     それから、本社の誘致についてはハードルが高いということは、おっしゃるとおりだと思います。今回、東京圏から地方へ移転するときの、さまざまな税制措置なども講じていただきました。しかしながら、それは非常にありがたいことではありますけれども、税制措置が整ったから、すぐに大きな企業が本社を移転していくということは、やはり一朝一夕にいくものではないのだろうと思っております。
     もちろん、これから私自身も、今持っているツールを使いながらそれぞれの企業にアプローチをしていきたいとは思うのですけれども、企業側の意向と必ずしもうまくマッチングできるかどうかという問題もあるのではないかと。最近、私が霞ヶ関に行ったときに担当の方にお話し申し上げていることは、例えば、経済同友会と自治体との会合とか、そういうものを設けていただいて、我々は岡山の特性などをお話し申し上げて、企業側は企業側でどんな意向があるのか、こういうような会ができればいいのかなというようなことを申し上げています。それなりに賛同していただける方はありますが、そういう話をしているところでございまして、努力はするものの、まだ、大きな動きが顕在化しているというところには至っておりません。これから、さまざまな戦略、総合計画であったり地方創生の戦略であったり、そういうものをつくりながら、考え、そして行動していきたいと思っております。
  • 記者
     今の件に関連して、自治体の企業誘致といえば、以前でしたらいわゆる工場というイメージがあったかと思うのですが、こういうオフィス的なものを誘致することの意義と地域へのインパクトをどう捉まえていらっしゃるのかということを簡単に伺わせてください。
  • 市長
     岡山県も、今年度、大きな誘致に成功したということを言われておりましたけれども、製造業、物づくり系は、全体の傾向としては、国内への設備投資については、円安になって若干回帰傾向にはあるものの、本当に伸びていくのかということは若干懐疑的な見方をせざるを得ないと思います。
     やはり付加価値を持った、いわゆるイノベーション産業であるとか、そういう視点からのアプローチというものが重要なのではないかと思っております。どの程度の敷地が必要だとか、いろいろなものが今までとはちょっと違ってくることになるのではないかと思っております。
     どのカテゴリーに限定するということはないのですけれども、従来の製造業、物づくり系の工場誘致というものとは少し変わってきていることだけは間違いがないのではないかと。したがって、今回のようにオフィスとして拠点を持っていただくというところも多く出てくるでしょうし、我々としては歓迎したいと思っております。
  • 記者
     伊原木知事は、岡山県南の内陸部の土地が少ないのだとおっしゃっていて、特に岡山市内には少ないということがあって、そういう状況下でオフィスの誘致なのかとも思うのですが、そういう発想というのはどうでしょうか。
  • 市長
     必ずしもそれに限る必要はないのではないかなというように思っています。まず、全体の産業の立地動向というか、大きな我が国の産業動向から見ると、それほど大きな敷地を要しないような、そういう産業が多くなってきていることは事実でありまして、そういう面から見ると、オフィスの受け入れとかそういうことはあるのだろうと思います。
     ただ、それに必ずしも限るわけではなくて、岡山の土地が少ないとはいっても、当然ながら農地等々もあるわけでありまして、工場誘致などが実現すれば、地区計画などを使ってそこを企業用地に持っていくというような、そういう手段は持っております。今後の農転許可の市町村への移譲、今、基準をどうするかということが議論になっておりますけれども、それらがどう動いていくかによっても弾力的な動きができる可能性というのは残っているのではないかというように思っております。
     傾向としては、オフィス需要の傾向が強くなることは間違いないでしょうけれども、もっともっと広い範囲で考えていけばいいのではないかと思います。
  • 記者
     超小型モビリティ活用社会実験で2点お尋ねします。
     大森市長も去年11月に岡山大学で「コムス」に乗られたと思うのですが、岡山大学と共同研究する意義、それはどう思っておられますでしょうか。
  • 市長
     岡山大学は、岡山市、岡山県に存在する唯一の国立総合大学であるわけです。そこの影響はやはり非常に大きいわけでありまして、大学側からさまざまなアプローチでこのモビリティがどう活用できるのかということを研究していただくということは、非常に大きなことなのだろうと思います。
     もう一方は、これは行政として、路面電車やバス、それから自転車、歩きという今までの交通手段の中で、ここの部分については、ちょっと難しいなというようなところがあるわけで、そういうところをターゲットにおいて岡山市としてもモビリティを考えてみるということはいいことだと思います。
     行政の目から見たもの、それと研究者の視点から見たもの、これが相まって、いろいろと整理し、そして第二弾の社会実験につなげていこうと考えています。どういうふうにして本当に使っていけるようなことにしていくのか、1つの目じゃなくて2つの目が相まって、より相乗効果があるのではないかと思います。
  • 記者
     市長が実際に試乗されたときにも、コンパクトで快適な走行ということで、使えるのではないかという手応えの回答もありました。また、冒頭の話の中で有効性を考えたいというふうに話されていました。現在、岡山市でいいますと「ももちゃり」がありますが、「コムス」は電気で動き、時速も違いますが、ここのすみ分けといいますか、どのような位置づけでもって「コムス」を発展させていきたいでしょうか。
  • 市長
     「ももちゃり」は有効ですが、自転車に乗れない人、それから雨の日、荷物が少し多かった場合など、幾つかのマイナス点というものもないわけではありません。この「コムス」に乗っていただくと、そういう点は解消されますが、運転免許が要るとか、「コムス」にもマイナス点はないわけではありません。このあたり、うまく補完し合っていくのではないかと思います。
     非常に簡単で乗り心地がいいですから、是非乗ってみてください。自分で乗ってみると、やはり感じが変わってくると思います。試乗していただくことによって、使い勝手とか分かってきますから、そういう面で社会実験は有用なのではないかと思います。メディアの方は是非乗っていただいて、報道していただくに当たっては、自分で体験するということは非常にいいことだと思いますので、是非ともお願いしたいと思います。
  • 記者
     このモビリティは岡山市にとってどんな使い方が理想と考えていらっしゃいますか。
  • 市長
     まだ、将来像がきちんとできているわけではないのです。一般論として、例えば、「ももちゃり」や自転車との関係で、雨の日は自転車に乗りにくいだろうと、それからまた、荷物が多くてもどうかと。高齢で「ももちゃり」や自転車に乗りにくいような方、こういう方には代替できるだろうということはあると思います。スペース的にも自動車に比べて約2分の1ぐらいですから、駐車スペースもほとんどとらないというようなことから見ると、有用性は結構あるのではないかと思います。
     特に岡山市の場合は、歩くには少し市街地が広いです。岡山大学の方も、大学から岡山駅東口、そして後楽園、岡山城へ行くにはちょっと遠い、こういうときに使いやすいのではないかと思っています。実際上やってみないとなかなかうまくいかないので、とりあえず岡山市と岡山大学がそれぞれ検証して、第二弾の社会実験につなげていきながら、こういう使い方を岡山市でやるといいですよということを、またこういう場でもお話し申し上げたいと思います。
  • 記者
     超小型モビリティについて、資料の2枚目にイメージ図があって、「新たな交通システムとして地域へ導入」とありますが、「ももちゃり」やバス、鉄道、路面電車とか、そういうものと組み合わせることで、非常に高いと指摘されている自動車の交通分担率を下げていければいいなという思いからの取り組みということでしょうか。
  • 市長
     そうです。この資料の左下にある「機能分担の例」で、超小型モビリティが担うべき役割が整理されています。他の交通手段と相まって、全体として利用の快適性が図れることが望ましいのではないか、そういうことであります。
  • 記者
     先日、市議会を通過した当初予算では、東区役所の跡地についての事業が入っていたと思います。市でどうするかという方針は、まだ示されてはいないのですが、売却するということですね、何か方針が決まっていれば教えてください。
  • 市長
     東区役所については、今日の記者発表案件ではなく、資料を持っていないので、何とも言えません。来年度中に、この跡地活用についての公募の手続きを整理するという一定の方針は出させていただいていると思います。最終的な資料が今手元にないので、公式の場で言ったら違うじゃないかと言われても困るのですが、基本的に方向性は整理させていただいてると思います。

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