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平成27年1月13日市長記者会見

[2015年1月15日]

ID:12235

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平成27年1月13日市長記者会見要旨

議題

  • 「予算編成過程の見える化」について
  • 指定都市市長会シンポジウムについて
  • 「健幸ポイントプロジェクトの参加者説明会及び追加募集」について
  • 「岡山未来づくりプロジェクト」について

はじめに

 皆さん、おはようございます。また、改めまして新年明けましておめでとうございます。
 地方創生が国政の大きなテーマとなる中で、本年は、将来を見据えた新しい総合計画の策定を進めるとともに、圏域の中心都市として、都市圏全体を牽引するまちづくりを目指していきたいと思います。また、昨年に引き続き、人優先の歩いて楽しいまちづくりやESDの推進に力を注ぐほか、新市民病院の開院や、おかやまマラソンの初開催など、市民の皆様の福祉の向上とまちの発展のため、政策をしっかりと確実に進めてまいりたいと考えております。
 報道関係の皆様には、本年も市政への変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

「予算編成過程の見える化」について

 それでは、まず最初に、広報連絡を見ていただきたいと思いますが、「予算編成過程の見える化」について申し上げます。
 平成27年度当初予算の編成は、市長就任が昨年度の10月だったこともあり、私にとっては、初の本格的な予算編成になります。
 市長就任から1年余りを経て、これまでに市民の皆様をはじめ、各方面からさまざまなご意見をいただき、岡山市を取り巻く大きな変化、課題が見えてきたと感じているところです。
 新年度予算におきましては、市政運営の透明化を図る観点から「予算編成過程の見える化」を本格的に実施し、要求から査定までの編成過程を公表していこうと考えております。
 まず、来週早々にも、一般会計・特別会計などの会計別の要求総額や総務費・民生費などの目的別の要求額並びに主要事業の要求額などを公表する予定にしております。広報連絡資料の2枚目、3枚目にイメージが出ていますので、ご参照いただければと思います。
 また、2月の予算案発表時には、要求額に対する査定額並びに、その査定理由を公表する予定としており、こうした予算の編成過程をお示しすることで、市民の皆様と情報を共有しながら予算編成に取り組んでまいりたいと考えております。

指定都市市長会シンポジウムについて

会見する大森市長の様子1

 次に、指定都市市長会シンポジウムについて申し上げます。
 人口減少・超高齢化という我が国が直面する課題に対応するために、国と地方が一丸となって、現在、地方創生に取り組んでいるところです。また、この取り組みの成果をあげるためには、20の指定都市がこれまで以上に日本の成長エンジンとしての役割を果たしていくことが必要です。
 こうしたことから、指定都市市長会では「地方を元気に!~地方創生、今、ここから、指定都市から~」をテーマに、指定都市の持つポテンシャルや、地方創生において期待される役割などについて、皆様に理解を深めていただくことを目的にシンポジウムを開催することといたしました。
 地方創生において女性の活躍の推進が重要な位置づけになっていることから、ディスカッションのテーマの一つにもなっております。このような中で、自治体トップとしてご活躍されている女性の林横浜市長、奥山仙台市長とともに、私もこのシンポジウムのパネリストとしてディスカッションに参加することとなりました。
 岡山市も近い将来、人口減少社会に突入していく中、女性が輝き活躍できる環境づくりや、東京一極集中を防ぐために企業の地方移転を促すなど地方創生に係る政策が必要であり、そのためにも、地方が自主的に魅力あるまちづくりを進めていくことが重要であると考えており、そういう立場からお話できればと思っております。
 シンポジウムの詳細については、お配りしているチラシをご覧いただければと思います。

「健幸ポイントプロジェクトの参加者説明会及び追加募集」について

 次に、「健幸ポイントプロジェクトの参加者説明会及び追加募集」について申し上げます。
 昨年末の記者会見、12月24日に開かせていただきましたが、記者会見で歩いたり運動することでポイントが貯まる「健康ポイントプロジェクト」事業への参加申し込みの状況について、12月22日現在で629人とお伝えいたしましたが、最終的に12月26日締めでは1,266人の方からお申し込みをいただいております。
 短期間での募集にもかかわらず、これだけ多くの市民の皆様から申し込みをいただいたことに対しまして、改めて感謝を申し上げます。
 このたびの募集に当たりましては、国民健康保険の特定健診の結果、特定保健指導の対象となった方、いわゆるメタボリックシンドロームのリスクのある方です、に個別にお声掛けをし、一定の申し込みをいただいております。この事業をきっかけとして、ふだん余り運動ができていない方や健康づくりに無関心な方々が健康づくりに取り組むことになればと思っております。
 早速、先週末には、お申し込みをいただいた方々に対しまして「歩数計」などを発送させていただいており、1月16日から19日にかけて歩数計などの器具の使用方法を中心に、市内6会場で、参加者への説明会を開催する予定としております。
 また、2,000人の募集枠にまだ余裕がありますので、明日、1月14日から2月13日までの期間で追加募集をさせていただきたいと考えております。募集方法は昨年末と同様で、申込用紙に必要事項を記入の上、市役所保健管理課までお届けいただきたいと思います。なお、申込者多数の場合は抽選とさせていただきます。
 報道機関の皆様、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

「岡山未来づくりプロジェクト」について

 最後に、会見の議題ではございませんが、「岡山未来づくりプロジェクト」について少しお話を申し上げたいと思います。
 昨年9月7日から実施しておりました、歴史まちづくり回遊社会実験「岡山未来プロジェクト」は、いわゆる「Imagineering OKAYAMA ART PROJECT」と「ハイコーチャレンジ!!OKAYAMA CULTURE PROJECT」でありますけれども、12月25日をもちまして終了いたしました。「Imagineering」には延べ11万7,000人、「ハイコーチャレンジ!!」には旧内山下小学校跡地・石山公園合わせて約1万9,000人のご来場がありました。民間の創意工夫による、さまざまな魅力づくりが実体験でき、中心市街地全体のにぎわいにも寄与したものと考えております。実験の実施にご協力いただきました皆様方には、感謝申し上げたいと思います。
 なお、実験の検証結果の詳細につきましては、後日公表いたします。
 私から、今日は以上でございます。

質疑応答

会見する大森市長の様子2
  • 記者
     地方創生について3点お伺いしたいと思います。
     まず1点目が、年末に政府が地方創生の総合戦略長期ビジョンを閣議決定しまして、今月9日には地方向けの交付金を盛り込んだ補正予算が閣議決定されましたけれども、こうした国の動きについて市長はどう受けとめられていらっしゃるのか、どういった部分を歓迎されているかをお伺いしたいと思います。
     2点目に、地方版の総合戦略を策定するとか、補正予算をとりにいくために、庁内で独自の組織をつくる予定があるかどうかということ。
     3点目に、岡山市としては何を柱に国にアピールしていきたいと思っているのか、どんな取り組みを国に対して上げていきたいかというところをお願いします。
  • 市長
     9日に説明会もあったようで、我々の方にも交付金がどの程度来るのか等々いろいろな話があったようですが、まず、全体としての評価は、国が地方に目を向けていただいて、地方創生の議論を活発化していただくのは非常にありがたいことだと思います。何といっても一番重要なのは経済といいますか、雇用を生み出す、そういった企業が岡山に育つ、ないしは東京から来てくれる、こういうことは非常にありがたいことで、そこがポイントになるだろうと思います。
     昭和30年代、新産都・工特の時代から何回も何回もこういう東京一極集中是正の議論はなされてきました。私も首都機能移転企画課長という、国会移転、首都機能移転の担当をしておりましたから、そういった政府の取り組みの流れについてはある程度は知っているところです。今回、今までと違うところは、まず、税で、正確な税法上の整理については私も承知しておりませんけれども、地方移転する場合に減税措置などがあるということが出てきております。そして、その土地の手当てに関しても農転の許可等々に関して地方の市町村長に任せていこうという動きもあるということを承知しているところです。そういう点においては、非常に画期的な動きになっているのではないかと思って、そこは歓迎しているところです。法人関係の税と受け皿について申し上げましたけれども、子育ての問題等々を含めていろいろと地方が考えて行うことにサポートしていこうという、そういう動きについては大歓迎です。それが本当に実効性あるものになるかどうかというところが重要ですから、そのあたりの検証を是非国の方でもお願いしたいと思っております。これが1点目です。
     2点目、独自の組織をつくる気持ちがあるかという点に関して言えば、この計画については全庁的にやっていかなければいけないということだろうと思います。27年度中にはつくるようにという要請もなされているようです。それについては国の動きにきちんと対応していかなければいけないという意識を持っております。したがいまして、そういうスケジュール感を頭の中に置きながら、この地方創生に対応するための一つの組織という言い方がいいかどうか分かりませんが、全庁的に対応する母体というものは整理したいと思っているところです。
     3点目ですが、今、私のところに何かここでこれとこれとこれが柱というふうに整理ができて申し上げるものはございません。ただ、急に降って湧いて柱ができてくるわけではなくて、今、岡山市が取り組んでいるようなもの、それらを中心として整理していく、そして第三者といいますか、市役所の中だけではなくて一般の方々からのご意見をどうやって吸い上げていくのか、そういったこともやっていかなければならないと思っているところです。そういうさまざまなプロセスを経ながら、いい地方創生の計画をつくっていきたいと思っております。
  • 記者
     「予算編成過程の見える化」の実施についてですが、一般市民の方々にとってどういう良いところがあるのかということと、見える化を推進しようと思ったきっかけというか、何をきっかけでこういう動きをしようとしているのかということを教えていただきたいのですが。
  • 市長
     この予算編成に限らず政策全般について、こうなりましたという結論ではなく、さまざまな問題に関してこういう議論があります、こういうことを問題として提起させてもらいたいというお話をさせていただいて、市民の方からいろいろなご意見お伺いする中で、岡山市のため、岡山市民のためという判断基準で最終的に判断していきたいということが一般論としてあるわけです。
     この政策の中の最も基礎的なもの、重要なものは予算です。予算はこれまで各局から財政局へ要求があって、そして市長査定を経て、こうなりましたということで市議会の了解を得ていくという作業になっていたわけです。もちろん、市長も市民から選ばれており、また、市議会議員も市民から選ばれているわけですから、間接民主主義としては整理されているわけです。この見える化によって各局からこういう予算要求がある、そして最終的にはこういう理由で査定したと、そういうことをひとつひとつ申し上げることによって、市民の方はどういう状況になっているのか分かられるし、また、それらについてのご意見があるのかないのか、そういったことが我々にも分かるわけです。そういったことを参考にしながら今後の行政に勤しみたいと、そういう理由です。
  • 記者
     これまで発表しなかったタイミングで発表することによって、市民の方々に思いも寄らない反応があったり、あるいは好意的に受けとめられたりするかと思います。そのときには柔軟に対応していくということになるのでしょうか。
  • 市長
     ケース・バイ・ケースになると思います。提示をしていくということは、単にエクスキューズとして出すわけではありませんから、そこでのいろいろな反応などは、当然、頭の中に置いて最終的な決断をしていくということになろうかと思います。
  • 記者
     地方創生で先ほどの質問の回答に関連しての追加のお尋ねですけれども、庁内で検討のための母体のような、組織のようなものは、各局長などの会議というものをベースにというお考えですか。特段、何か新しいものを、本部ですという感じで立ち上げるようなイメージですか。
  • 市長
     例えば具体的に何局に地方創生係をつけるとか、そういったことを考えているわけではありません。もちろん担当は担当として、どこが窓口となるのかということは重要だと思います。その担当を中心として全庁的にやっていこうということで、各局長などを一体としてこの地方創生に組み入れて議論していこうと、そういう意識は持っているつもりです。
  • 記者
     最後に話された「岡山未来プロジェクト」の二つの催しで、岡山城周辺のゾーンのにぎわいがどうだったのか、この実験で何がもたらされたのか、集客人数を含めて評価をお伺いしたいと思います。
  • 市長
     岡山城、後楽館跡地、そして柳川ロータリーに、現代アートを展示していくという「Imagineering」に関して言えば、当初予想10万人、これはそもそも5万人ぐらいではないかという議論もありましたけれども、大きくやっていこうではないかということで目標10万人にしましたが、それをも突破いたしました。現代アートは分かりづらいという評価が一方にはありますが、大勢の方が岡山城周辺に来ていただいたということは非常にありがたいことだと思います。
     イオンからこの1カ月間に230万人ということが公表されておりましたけれども、そういった方々を市内各所に回遊していただくということは非常に重要なわけで、「魅力づくり」に一役買ったことは間違いないだろうと思います。これを一過性で終わったということでは余りにもったいないので、今後の方向性をどうするかということを検討していきたいと思っているところです。
     次に、旧内山下小学校の「ハイコーチャレンジ!!」の関係です。旧内山下小学校は昔の城内ということで、武家屋敷跡が校庭、運動場の下あたりにあります。だから新たにそこをどうするかということは非常に難しいところがあります。ただ、今回、NPOの団体も一緒になっていろいろな催しをやっていただいて、1万9,000人の来場ということで、にぎわいも創出したところです。ここも後楽園周辺としては一つの重要なスポットですから、来年どうするのか。ここで止まってしまうと一時的なものになってしまうわけですから、どうするかということは、考えながら動いていかないといけないということで、予算編成過程の中で議論させていただこうと思っているところです。
  • 記者
     イオンモール岡山の関係で2点お伺いしたいのですけれども、年末の会見で渋滞緩和の要因を臨時駐車場の利用ということで分析されたかと思います。昨日、12日をもって2,800台分の駐車場がなくなってしまったということで、市中心部の今後の渋滞の懸念についての考えはどうかという点と、およそ230万人の来場者数があったということで改めて回遊性の向上への意欲とかプランとか、いま一度教えていただきたいと思います。
  • 市長
     まず、渋滞については、昨日も相当大勢の方がイオンに入っていたということですが、渋滞なく行かれている状況だと聞いております。年末の会見では、確かに臨時駐車場の話を申し上げましたけれども、あわせて県警で行っていただいた交通規制の話も申し上げたと思います。市役所筋を岡山駅の方へ向かっていくところを右折禁止にしていただいたということは大きな効果があるわけですし、岡山駅南地下道を多くの方が使っていただいて、公共交通機関の利用ということが相当徹底できているのではないかと思っています。もちろん、北長瀬の臨時駐車場がここでなくなってどういうことになるのかということは、やってみないと分からないところもありますが、ある程度公共交通機関で来ていただくということと、交通規制とか、ほかのところでも対応することによって、渋滞についてはある程度うまくいくのではないかという気もします。今後の状況を見ながら的確に対応していきたいと思っているところです。
     回遊性については、先ほども申し上げたとおりで、特に、年末年始、これは報道ベースでしか知りませんけれども、3割ぐらいの方が県外から来られているということも伺っています。また、定性的で申し訳ありませんけれども、岡山駅を使うので岡山の名物も結構売れているという話をメーカーの方から聞いたりもしています。それは非常にありがたいことですが、県外の方にまちを回遊していただくためには「魅力づくり」と、回遊性の手段をより充実させていかなければいけないと思います。路面電車の今後の進め方の会議も今月下旬には開かせていただこうと思っていますし、ひとつひとつ着実に施策を進めてまいりたいと思います。

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