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平成26年10月31日市長記者会見

[2014年11月11日]

ID:12196

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平成26年10月31日市長記者会見要旨

議題

  • 地方中枢拠点都市圈構想首長懇談会について
  • ESDに関するユネスコ世界会議について
  • ふるさと納税の返礼品について
  • 「岡山未来づくりプロジェクトImagineering OKAYAMA ART PROJECT(イマジニアリング オカヤマ アート プロジェクト)」について

地方中枢拠点都市圈構想首長懇談会について

 皆さん、おはようございます。
 それでは、まず最初に、「地方中枢拠点都市圏構想首長懇談会」の開催について申し上げます。
私は、市長就任以来、近隣の各首長さんと順次懇談会を開催し、信頼関係を醸成するとともに、お互いの課題の把握に努めてまいりました。
 この懇談会において各首長さんと様々に意見を交わしたところ、「近い将来、人口減少社会に突入することを見据え、市域を越えた施策の取り組みが必要である」とのご意見を数多くいただき、岡山市が圏域全体の中枢都市としての役割を十分に果たすよう、圏域全体の活性化につながる施策を、積極的、効率的に講じる必要があると改めて感じたところです。
 また、国においては、地方の人口減少や活力低下の防止などを目的に、圏域の経済を牽引する中枢都市を核とした、「地方が踏みとどまるための拠点」を周辺都市とともに形成するため、簡素で効率的な相互協力の仕組みで連携できるよう、地方自治法を改正し、その基本的な考え方等を定めた「地方中枢拠点都市圏構想推進要綱」がまとめられたところです。
 このような状況の中、岡山市を中心とした圏域都市が連携して課題解決に取り組むため、「地方中枢拠点都市圏構想首長懇談会」を11月17日に開催することといたしました。当日は、岡山市を含めた13の市町の首長が一堂に会して、まずは、制度についての共通理解と意見交換を行う予定としております。新たな広域連携制度や地方中枢拠点都市圏構想について、総務省からも説明をいただくこととしております。
 この懇談会を契機に、今後、関係市町と議論を重ねる中で、圏域全体の経済を牽引し、圏域の住民全体の暮らしを支えるという観点から協議を進め、より良い圏域の発展に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

ESDに関するユネスコ世界会議について

 次の広報連絡資料をご覧いただきたいと思いますが、「ESDに関するユネスコ世界会議」について申し上げます。
 会議の概要ですが、資料を1枚開いていただきまして、資料1をご覧いただきたいと思います。
 「グローバルRCE会議」が岡山コンベンションセンターで行われますが、海外参加国数49カ国、海外の参加者数190名です。また、「ユネスコスクール世界大会」ですが、これは3つに分かれております。一つが「高校生フォーラム」で、海外31カ国の高校生124名が参加します。また、引率されて来られる教員による「教員フォーラム」は、海外31カ国の教員34名が参加して行われます。そして、国内の「全国大会」ですが、「教員フォーラム」の参加者を含め、国内のユネスコスクール関係者全体約800名で行われます。また、「ユネスコESDユース・コンファレンス」は50カ国、海外参加者数50名、「教師教育に関する国際会議」は42カ国約80名で行われます。「オープニングセレモニー」は11月6日、約1,400名で行う予定です。
 これらの会議に、私も出席して挨拶などをさせていただきたいと思いますが、このうち、「グローバルRCE会議」の中の政策立案者円卓会議では、私自身も参加し、岡山の取り組みを紹介することとしております。
 また、次の広報連絡「イリナ・ボコバユネスコ事務局長と岡山市長の懇談について」をご覧いただきたいと思います。
 ユネスコ本部からは、この事務局長さんと、先日も来られましたチェン・タン事務局長補など、ユネスコ幹部の開会行事への出席も予定されており、11月7日にはボコバ事務局長と懇談をさせていただく予定にしております。私も、昨年、このボコバさんにはユネスコ本部でお会いしました。非常に爽やかで、素晴らしい方だという印象を持っております。
 一方、11月10日から12日に、愛知県名古屋市において、閣僚級会合と全体の取りまとめ会合が開催されます。プログラム概要案は、添付の資料10のとおりですが、11月11日のワークショップのクラスター2「6.ノンフォーマル学習とコミュニティー学習」、そして、12日のワークショップのクラスター4「5.ESDへの全組織的アプローチ」に私自身が参加して、先般、「ESD推進のための公民館-CLC国際会議」で取りまとめられました「岡山コミットメント」や本市のESDへの取り組みをPRするなど、世界へ本市の取り組みをしっかりとアピールしていきたいと思っております。ただ、まだ、こちらの方の詳細が決まっていません。詳細が決まり次第、広報を通じてご連絡させていただきたいと思います。
 このほか、チラシをお配りしておりますが、会議開催中の7日・8日には、岡山コンベンションセンターなどにおいて、サイドイベント「未来へつなごう!おかやまESDふれあい広場」を開催します。俳優のつるの剛士さんをお迎えしてのトークセッションやESDオフィシャルサポーターの白井貴子さんのライブを行うほか、飲食、物販などのブース出展やステージイベントなどを展開し、世界会議の気運の醸成やESDへの市民参画を図ってまいりたいと考えております。
 ESD関係は以上です。

ふるさと納税の返礼品について

 続きまして、ふるさと納税の返礼品について申し上げます。
 10月以降にふるさと納税をされた方へのお礼の気持ちを伝える特産品の送付について準備を進めておりましたが、お配りしている一覧表のとおり、今年度については市の方で選定し、お礼の品の30品を決めました。
 寄附額1万円以上3万円未満の方への3千円相当の品、寄附額3万円以上の方への5千円相当の品とも、それぞれも15品目とし、果物のほかお米や銘菓など合計で30品を選んでおります。
 この中から、寄附額に応じてお礼の品を1点選択していただくことになります。
 返礼品のカタログは、寄附者の方には11月下旬から送付しますが、観光施設等でも配布するほか、様々な機会を通じて広く紹介し、ふるさと納税のPRを図っていくこととしております。申し込みされたお礼の品については、12月以降順 次、発送する予定としております。
 今回のお礼の品については市が決めさせていただきましたが、来年度については市内外の方からお礼の品についてのアンケートを募らせていただこうと思っております。そして、最終的な選定の参考にさせていただきたいと思っております。
 贈られて嬉しいもの、また、喜ばれたものや岡山市を代表するもの、隠れた逸品などアンケートでお寄せいただければと思っております。アンケートの方法等については、お配りしている資料のとおりです。推薦したい品目、そして推薦理由等を書いていただき、たくさんの方から提案をいただければと思っております。

「岡山未来づくりプロジェクトImagineering OKAYAMA ART PROJECT(イマジニアリング オカヤマ アート プロジェクト)」について

会見する大森市長の様子1

 最後に、「岡山未来づくりプロジェクト Imagineering OKAYAMA ART PROJECT」について申し上げます。
 11月2日から、現代アート展「Imagineering OKAYAMA ART PROJECT」がいよいよ始まります。
 国内外から注目を集める現代アート作品「石川コレクション」20作品を、メイン会場である岡山城、サブ会場である後楽館天神校舎跡地及び柳川ロータリービルを中心に展示いたしますが、「街が美術館となり、散歩がアートとの出会いになる」のコンセプトどおり、岡山駅周辺から岡山城に至る中心市街地内におけるアート展示箇所は、多くの方のご協力をいただき、60カ所以上となっております。
 来る11月2日のオープニングでは、アートプロジェクトメンバーである、石川康晴氏、片山正通氏、那須太郎氏のほか、出展アート作家の中から、ライアン・ガンダー氏、島袋道浩氏、小泉明郎氏を来賓として迎えるほか、岡山城天守閣前に卓球台のアート作品を展示していることから、岡山市スポーツ少年団卓球部員の皆さんにもご参加いただき、オープニングを飾っていただきます。
 また、既にご案内をしておりますが、明日、11月1日には、報道関係の皆様、関係者の皆様をお招きし、アート展のプレビュー及びレセプションを開催いたします。プレビューにおきましては、これまでに公表しておりますアート作品のほか、路面電車「KURO」の車内を風船でいっぱいにした特別アート電車もご覧いただくこととしております。これは実際に乗車することもできる、街を走るアートです。詳細は資料をご覧いただきたいと思います。皆様是非お越しいただければと思います。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

会見する大森市長の様子2
  • 記者
     今日の会見内容と直接関係はないのですが、イオンモールの開業があと一カ月ほどに迫っています。そこで、今まで何度もお聞きしていますけれども、改めて、市長から中心市街地の活性化と回遊性の向上のために今後どうされるのか教えてください。
  • 市長
     12月5日にオープンされると聞いております。年間2,000万人集客と伺っているわけで、岡山の商圏が非常に広がって、岡山に来られる人が多くなるということは非常にありがたいことだと思っております。また、そういう方々に岡山市内全体を回遊していただき、楽しんでいただく、また、岡山全体にも経済効果を現していく、そういうことが非常に重要だろうと思っております。回遊しやすいということで、「ももちゃり」も整備拡充しておりますけれども、今回のイマジニアリングもそういう一環だと私は理解しております。県庁通りの社会実験はうまくいきませんでしたが、それについては県警ともこれから相談しながら、次にどうやっていくのか考えていきたいと思っております。また一方で、交通渋滞対策なども十分なのかどうか、状況を見て考えていかなければとも思いますし、段々と近くなって現実になっていくということで、さらなる施策をきちんと点検しながらやっていかなければならないと思っております。
  • 記者
     ふるさと納税のお礼のことでお伺いしたいのですが、今や多くの自治体がこういったものをしているわけですが、その差別化といいますか、他のものに埋もれないためにどうしていきたいと思われますか。
  • 市長
     このごろメディアでも言われていますけれども、どうも華美になって、そういう競争をしあっているというようなことがあります。私は、これは寄附をしていただく方に対するお礼の品ということで、やはり気持ちをあらわしていくということが基本だろうと思います。従前、岡山市の場合、入ってくるものよりも出ていく方が多いというようなこともあって、そこはお礼の仕方が少し足らなかったのではないかということで、このような返礼品を具体的にさせていただくことにしたわけです。今回、この30品を見ていただければ、岡山でつくられた食べ物が中心です。私は、お礼の品としてふさわしいのではないかなというように思っております。ただ、これは非常に短期間に我々のほうで決めた、いろいろな人の意見を聞くことがちょっとできなかったもので、多くの方からの意見を聞きながら、来年度以降は品をもう少し考えさせていただきたいと思います。寄附をしていただいた方に対するお礼という趣旨は逸脱しないようにしたいと思っております。
  • 記者
     何点かございます。
     まず、ふるさと納税に関して、3千円相当と5千円相当と、金額をこの程度にした理由というのが1点と、この返礼品によってどれくらい寄附を見込まれているのか。
     それと、イマジニアリングに関して、どれくらいの人数が来られるということを期待していらっしゃるのか、以上3点お伺いしたいと思います。
  • 市長
     3千円、5千円にしたというのは、一つのバランスだろうというように思います。先ほどのご質問の答えと重複するのですが、寄附に対してのお礼の品ということで考えた場合、この程度のものにするのが一番ふさわしいのではないかと考えて整理をさせていただきました。ただ、中身を見ていただければ、岡山のおいしい、いわゆる食べ物が並んでいると思います。贈られた方はそういう岡山の味を満喫していただけるのではないかと思います。岡山のそういった食べ物が、全国的にさらに流通するということになればありがたいというように思っております。
     どのくらいの収入増といいますか、そういうことを見込んでいるのかということについては、具体の数字を持ってこれに臨んでいるわけではございません。今までよりは増えていただきたいとはもちろん思いますけれども、額として定量的な数字を持っているわけではありません。それが2点目です。
     3点目は、イマジニアリングについて見られる方の数の予想ですが、担当として何か持っていますか。
  • 政策局職員
     社会実験事業の受託者の当初の見込みでは2万人程度ということでお聞きしております。市内中心部へアートを展開するとかいろいろな取り組みをされており、2万人以上を私たちは期待しております。
  • 記者
     地方中枢拠点都市圈構想についてお伺いします。13の市町が集まって、これから具体的に圏域として連携を目指すということになるかと思います。議決を経る必要もあるかと思うのですが、今のところいついつまでに、こういうスピードで進みたいというスケジュール感をどう考えていらっしゃるのかということと、連携分野の現時点でのイメージを伺わせてください。
  • 市長
     今回、13の市と町が集まりますが、まだ、具体的にその連携協約の中身をお互い整理できて臨んでいるわけではありません。これからどんな連携ができるのか、そういったことを相談していこうということでありますので、具体の話はこれからということになると思います。
  • 記者
     確認させてください。いつまでにどうということは、現時点では考えにくいということでしょうか。
  • 市長
     そうです。
  • 記者
     今日の配布資料にも地図を載せていただいておりますが、岡山県の南の端と北の端も入っているということで、広さにまつわる、その課題もあるかと思うのですが、そういうものをどう捉えてらっしゃるのかという点をお伺いしたいのと、総務省からまだ具体的な支援のイメージというものが提示されていない面もあるのですが、そのあたりで国に求めていきたい、あるいは課題だとお考えのことをお願いします。
  • 市長
     皆さんご承知いただいていると思いますが、市長就任直後から関連の市町村、周辺の市町村と懇談など繰り返し行ってきました。それはまずはやはり岡山市と接している市長さん、町長さんと話をさせていただきました。そういったところが核になってくるということは当然言えると思うのですが、やはり、もう少し機能の方から考えてみたときに津山市さんというのは岡山との交通の便も非常にいいわけでありますし、また、岡山県の中では3番目の人口を持ち、一定の産業の核ともなっておられるところでもあります。
     真庭市さんも少し離れておりますけれども、高速道路であるとか、水源の問題であるとか、そういったところでやはり連動をしているという認識のもとで、こういうエリアを設定させていただいたところです。
     今後、この13の市町の中でどうやって対応していくのかということを議論していく中で、最終的な連携協約の段階になって、どういうエリアになるのかは分からないと思いますが、とりあえず、この13の市町でいい姿になったのではないかと思います。言われるように県南から県北まで少し広くはなりましたけれども、そこは一つとして考えていくべきだろうという判断のもとで整理させていただいたということです。
     次に、国の措置ですが、そこはお互いがこれから何をしていくのか、どんな中身で連携をしていくのかによって国の財政措置等の拡充が必要になってくる部分もあるでしょうから、それは国に対しても要求していかなければいかんと思っております。ただ、国への要求を否定するものではもちろんありませんけれども、それなしでもお互い一緒になって考えていくということが、お互いの市町の市民・町民から見てみれば生活利便性の向上につながるとか、そういったこともいろいろあるのだろうと私は思います。国のシステムの変更とは関係なく我々内でやらなければいかんこともいろいろあるのではないかと感じているところです。
  • 記者
     ESDについてお伺いしたいのですが、ESDの会議に臨まれるに当たって市長としての意気込みということを改めてお聞かせください。あと、岡山市は何をどう発信したいかということを教えてください。
  • 市長
     岡山市においては、ESDの会議は始まっています。公民館-CLC会議は既に終わりました。そこでは、29カ国、約700人の方が集まって「岡山コミットメント2014」というものをまとめていただきました。ESDの拠点として公民館、また、東南アジアを中心とするCLC、そういったものを活用してこのESD活動を進めていこうというお互いの国の意思が、国のというとちょっと語弊があるかもしれませんが、参加メンバーの意思があらわれたものだろうと思っております。それは岡山の特徴なのではないかと思っています。それを名古屋での会合にも私はぶつけていきたいと思いますし、名古屋だけじゃなくほかの会合でもいろいろと我々岡山で決めたものはこういうものなんだと、ESD活動のためにこれから必要なんだということを訴えていきたいと思います。
     それからあと、「グローバルRCE会議」とか、「ユネスコESDユース・コンファレンス」、そして「ユネスコスクール大会」、それぞれがいよいよ来週には動き出すわけですから、十分議論をしていただき、名古屋での会合、そして今後の10年のESD活動に是非生かしていただきたいというような思いで、来週は臨みたいと思っております。
  • 記者
     地方中枢拠点都市について、もう一問だけお願いします。
     先ほど伺ったところの続きです。地方中枢拠点都市圏構想に参加した自治体、まだ気が早いのですが、例えば中心都市、拠点都市の方がメリットがあるのではないかとか、周辺市が中心にぶら下がるのではないかというような見方から、議論の一部が出てきております。損か得かというような次元で語るべき話ではないのかもしれませんが、その辺は市長としてはどう整理をつけていらっしゃいますか。
  • 市長
     率直な私の考えを申し上げたいと思います。どこの市が得するとか損するとかという問題ではないのではないかと思っています。圏域に住んでいる住民の方々が、どれだけ生活がしやすくなるのか、また、もちろん産業面も含めてですが。そういった視点で考えていくべきなのではないのかなというように思っております。今回、13の市町が一緒になって議論をさせていただくわけですが、岡山市内に通勤・通学で来られている市町というか、市民、町民の方が相当多いところがほとんどです。そういう面ではやはり一体的に物を考えていかないといけないわけです。これから人口は減少していくわけですけれども、2040年で考えると岡山市は8%ぐらいの減、他のところはやっぱり3割ぐらいの減になっていきます。それらを見込みながら、どう成長戦略を考えていくのか、どう施設の効率的な利用を考えていくのかということは、全体として考えていく必要があるのではないかと思っています。それはあくまでそこに住んでおられる市民の皆さん方の享受される便益といいますか、そういうことなのではないのかなと思っているところです。

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