足守藩主木下家屋形構跡
あしもりはんしゅきのしたけやかたがまえあと
市
史跡
岡山市北区足守
平成14年4月10日
岡山市
宮地山の南東山麓に位置し、北東に庭園の近水園を配して、南東(正面)から東西にかけて幅約2メートルの石積みの掘割で区画し、正面の堀割には曲折を施している。堀割には二ヶ所の石橋と一ヶ所土橋を架け、内側を棟門で固めていた。屋形構は、上部の構築物が廃藩置県後に撤去されてしまい、往時を物語る建物を欠くとはいえ、石橋の残る掘割と近水園が良好に遺存しており、小藩の大名の屋形構を伝える貴重な遺跡である。