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【幼児期の子どもをもつ親への児童虐待の予防・啓発事業】

[2015年6月18日]

ID:40490

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保健師向け研修会の写真

※保健師向け研修会の様子

実施団体

CAPおかやま

協働課

岡山市保健所健康づくり課

解決を目指す課題

児童虐待は、年々増加の一途を辿っているが、児童虐待への対応は現在、事後の「治療」の分野が主流。虐待が起こってから、子どもを児童養護施設等に措置する、ケアする、家族の再統合に向けて、と、「治療的」に関わることは、既に子どもの心身にダメージを与えた後ということになる。家族の再統合も含めた治療やケアには膨大な時間と費用が掛かる。児童虐待の防止に関わる施策を「治療」だけでなく、「予防」に広げることが急務である。

課題解決の方策

  1. 子育て中の親が、子どもが安心して育つために、どう関わることが必要なのかを学べる機会を提供する。
  2. 提供方法として、1歳6か月児健診・3歳児健診の中で「子どもの視野の狭さ」や「子どもから見たおとなの手の大きさ」を体感できるパネルやリーフレットなどを用意する。
  3. 実施前には保健師へ「親を支える」聴き方や伝え方などの対応研修を実施する。

提案書など

協働事業を振り返って

実施団体から(CAPおかやま)

考えるのっぷ
  1. 平成28年度もポスターやパフレットを使った健診の実施
  2. 保健師さんからの振り返りを活かし更に効果的な事業の実施。
  3. 更に拡げる事業として、子育て支援センターや児童館での掲示や利用者の支援のために成果物を利用したり、情報提供等の研修の実施。
  4. 児童虐待の予防に向けて、広く市民に向けての啓発活動の実施。

協働課から(健康づくり課)

  1. 平成27年度作成したポスター、パンフレットを引き続き健診で活用し虐待予防啓発を実施していく。
  2. CAPの研修で学んだ保護者の気持ちや、その気持ちを理解することで健診等での虐待予防に活かしていく。

ESD・市民協働推進センター総評(コーディネーター 渡辺 泉)

コーディネーター渡辺 泉

NPOと岡山市がともに協議を行い、成果物を作成することができました。今回、団体だけでなく市職員や保健師の働きかけが大きく、ともに課題解決を行った良事例となりました。また成果物も今後の活用に繋げることができました。

しかしながら、一歩踏み込んだ健診中の声かけ・働きかけは(受診者が多いこともあり)対応が難しいことが多く、更に拡げていくためには異なる切り口での取り組みが必要になってくると考えます。

事業報告書・収支決算書および最終評価

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