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【発達障害等で悩んでいる方に対して、寄り添える人材の養成事業】

[2015年6月18日]

ID:40499

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芳泉幼稚園での講演会の写真

※芳泉幼稚園での講演会の様子

実施団体

NPO法人人・ふれあい・ひろば

協働課

岡山っ子育成局発達障害者支援センター

解決を目指す課題

発達障害等で悩んでいる当事者も、育てている家族にも、社会適応不全、社会的孤立状況にある方々が多く、発達障害等で悩んでいる人に声を掛けて話を聞くことができる人材が養成・特定されていない。
発達障害等に関する悩みを話すことができる環境設定(人・空間・時間)が必要とされている。

課題解決の方策

『寄り添える人材』の養成

(1)養成講座の開催(各5時間)

平成27年5月16日(土曜日)(午前10時00分から午後3時00分)
平成27年9月19日(土曜日)(午前10時00分から午後3時00分)
平成28年2月20日(土曜日)(午前10時00分から午後3時00分)

(2)相談座談会を開催し、受講生が現場で体験的に継続的に支援の仕方を学ぶ(OJT)

養成者1人につき、1ヶ月3回×10人×11か月(5月から3月)
1回の相談座談会に6人程度の受講生が支援者として参加し、その支援の様子を指導者が観察し指導する。

(3)継続的な人材育成ができるようにするため、「寄り添う人のための手引き」3冊を作成する。

「聞く・聴く・訊く」コミュニケーションの手引き
「家庭療育」の為の手引き
「相談を受ける」為の手引き

提案書など

協働事業を振り返って

実施団体から(NPO法人人・ふれあい・ひろば)

考えるのっぷ

今回養成された人材を、現実に即して活用できるようにすることが必要と考えております。引き続き人材の養成を行い、一人でも多くの寄り添える人材を養成していく予定です。

発達障害のある当事者の方が、一般社会の中で不安なく過ごすことができるよう、学業、就労等の各場面で対応できるように寄り添える人材を確保し、取り組んでいきたいと思います。
官民双方の連携は不可欠と思いますので、モデル事業終了後も意見交換等、随時対応ができるように調整をしていただけたらと考えます。

協働課から(発達障害者支援センター)

行政が発達障害者支援を担うにあたっては、発達障害がある方への直接支援だけでなく、地域における支援体制も整え、関わっていく必要もあり、岡山市においても「地域支援体制」の整備を進めているところです。

そうした中、不安を抱える方々が、「より身近で」「より早く」「きちんと寄り添える人」に相談できるような体制づくりも課題であり、そういった課題の解決を共に担っていただくことを期待しています。

ESD・市民協働推進センター総評(コーディネーター 岩崎 春加)

コーディネーター岩崎 春加

「寄り添える人材」という、現行の制度施策の隙間から生まれた役割と専門スキルが官民協働で確立されたことにより、7名の人材養成と相談件数増加を導き、2年前までは埋もれていた、「発達障害で悩んでいる方のニーズを可視化することにも繋がりました。

今後は、今年度作成した「寄り添える人材になるための手引き」が地域において普及・活用されることを促し、教育機関、地域住民組織等を始めとする関係機関との連携体制をより強化し、一人ひとりの多様な相談内容に協働のネットワークで応え、適切な機関へ繋いでいくことが求められると考えます。

事業報告書・収支決算書および最終評価

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