みなさんは「低圧進相コンデンサ」をご存知ですか?
一般家庭で見かけることはあまりないかもしれませんが、工場や作業所、商店などでは、業務用冷蔵庫やモーターを使用する電気機器の力率を改善するため、配電板(盤)に設置されていることがあります。
経年劣化により低圧進相コンデンサ内部の「コンデンサ素子」に絶縁劣化が生じると、短絡(ショート)が発生し発熱、最悪の場合発火します。
低圧進相コンデンサは一般的な電気機器と違い、経年劣化しても外観だけでは劣化や故障等の異常に気付きにくいです。
また、メインブレーカーが入ったまま(通電状態)であれば、電気機器を使用していない夜間などでも出火の危険があります。
昭和50年(1975年)以前に製造された低圧進相コンデンサには保安装置が内蔵されておらず、火災拡大の危険性があります。また、保安装置が内蔵されていても、長時間(おおむね10年以上)使用しているものは劣化し危険な場合があるので、専門業者による点検が推奨されています。
製造年はコンデンサ正面の銘板に記載してあります。
低圧進相コンデンサに心当たりのある方は、早急に対処を宜しくお願い致します。
あなたの大事なものを守るために!!!
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