「地域猫活動」でノラ猫問題を解決しませんか?
所有者のいない猫(いわゆるノラ猫)によるフン尿被害、空き家や納屋などで産まれてしまった子猫、猫が好きな人と嫌いな人の間でのトラブルなど、いま地域を悩ませている問題の一つです。
ノラ猫に迷惑している人、かわいそうな猫がいて心を痛めている人、それぞれ思いは異なりますが、共通するのは「こうした不幸な猫がいなくなること」ではないでしょうか。
その地域で生息する特定の所有者のいない猫を、地域住民が主体となり、適切に飼養管理し猫の数と被害を減らすことで、住み良い地域を作ることを目的とします。
地域猫活動における3本の矢
その他、地域への活動内容の周知は、継続して行っていきましょう。
この活動は、まず所有者のいない猫に不妊去勢手術をしてこれ以上地域で猫を増やさないようにします。その上で、猫達のエサ場の管理、排泄物の処理など適正に飼養管理することで、猫による環境被害を徐々に軽減していくことを目的としています。
期待される効果は、以下のとおりです。
猫にエサをあたえないことで排除しようとしても、解決にはつながりません。
エサ場を失った猫は、近隣周辺に散らばり、各所のゴミをあさるなどの新たなトラブルを発生させます。
猫は犬とは法律の上で扱いが異なるため、保健所が猫を捕獲することはできません。
環境省でも、地域住民の合意の下に管理する地域猫対策活動について、官民挙げて一層の推進を図ることを推奨しており、ノラ猫に不妊去勢手術を行い、きちんとルールを守った管理をすることにより一代限りの命を全うさせることが推進しています。
また、ノラ猫の寿命は、一般的に3から5年といわれており、地域猫の飼養管理が正しい形で行われれば、数年でノラ猫の数は減少傾向を示しますし、フン尿被害の軽減の効果も期待できます。
地域猫活動を始めるにあたって、市に地域猫活動団体として指定を受けることにより、市で指定を受けた団体であることを示す活動証を交付するほか、管理している猫について、指定後に不妊手術を実施する場合、その費用の一部を助成いたします。
ただし、地域猫活動団体として市から指定を受けるには、いくつか要件があります。
また、市で指定を受けるための手続きや助成金の交付手続きなどについては、以下のリンクをご参照ください。
その地域にお住まいの人が主体となって行います。
「こんなことを誰がするのか?」「自分はしたくない」と思う人は少なくありません。
しかし、地域の中には「動物のためなら」「これ以上、ノラ猫が増えないなら」「住みよい地域になるなら」などと協力してくれる人はいます。
このような人を地域で募り、集まった人を中心に活動を始めていきます。
当然、活動をうまく進めるためには、近所の人の理解が得られるような配慮も必要です。
まずは、ご近所やご町内で話をしてみませんか?
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