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平成26年3月24日市長記者会見

[2014年3月25日]

ID:12047

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平成26年3月24日市長記者会見要旨

議題

  • 平成26年4月1日付の人事異動について
  • 不動産適正管理等ご案内チラシの固定資産税納税通知書への同封について
  • イオン株式会社と岡山市との包括連携協定締結式の開催について
  • 岡山後楽園・岡山城等連携推進協議会総会の開催について

配布資料

平成26年度当初予算(案)について

会見する大森市長

 皆さん、おはようございます。
 本日は、記者会見にお集まりいただきありがとうございます。
 まず、平成26年4月1日付の人事異動について発表させていただきます。
 市長就任以来5カ月がたったところですが、この間、従来からの課題解決に努める一方、新年度に向けてさまざまな施策の立案、さらに実行のための当初予算の編成、機構の整備など、こうした一連の流れの中で、去る20日には議会で予算を議決いただいたところです。この4月1日の人事異動をもって、まさに新しい市政が名実ともに動き出すということになります。
 政策の立案と予算編成には相当の時間を要しましたが、これらの政策を動かしていく人事にもそれに匹敵する時間を要しました。
 さて、今回の人事異動のポイントを幾つか申し上げます。
 第1に、市職員の職務に対するモチベーションを上げることです。国からの派遣による局長のポストを減らして、プロパーの市職員にその代わりをお願いすることとしました。岡山のまちづくりの方向性を左右する政策局長と医療福祉の責任者である保健福祉局長を国の派遣者からプロパー職員に配置換えし、その下に国派遣の副局長や審議監を配置することとしました。それぞれが相互に競い合いながら、課題解決と政策立案に寄与してくれるとともに、組織の活性化と職員の資質向上に資するものと考えています。
 第2に、多様な職域、職務への女性の登用です。女性の一人を局長に抜擢しました。それほど幹部経験が長いわけではありませんが、子ども・子育てという現場と管理部門での長い行政経験の中で、子供たちや保護者との交流できめ細かい対応ができていたこと、一方で、タフな一面を持っていることから、危機管理担当局長と併せて女性が輝くまちづくりも担当させることにしました。
 また、人事課長、そして東京事務所副所長など、今まで女性が登用されていたことがないポストですが、そのポストにも女性を登用することとしました。切磋琢磨して、今までにない活動や事務事業の展開をしてくれるものと期待しており、後輩の女性たちにもいい刺激を与えてもらいたいと思っています。
 これらによって、課長級以上の女性の占める割合が5.7%から6.5%になりました。来年度以降は、ワークショップの活用や民間企業などとのタイアップによる新しいメニューでもって、今まで以上に女性職員のエンパワーメント、キャリア形成をやっていきたいと思っています。
 第3に、行財政改革の観点に立った職員配置です。これは、局長、審議監のポストを極力抑制することです。施策の推進に逆行するかと思われるかもしれませんが、そこは経験豊かで知見、知識を持った人材を配置したことでクリアできたと思っています。
 地方分権が進み、自治体がこれまで以上に地域ニーズを踏まえ、地域資源を生かした戦略的、効果的な政策を打ち出していくことが求められる中で、職員一人一人の政策立案能力の向上が必要です。
 また、市民との協働によるまちづくりを進めていくためには、その前提として岡山市が市民の皆様に信頼され、期待される組織でなくてはなりません。今後とも、職員の自己研さんを促すとともに、効果的な研修の実施、公正、公平な人事評価制度の推進、適材適所の人事配置などに努め、職員が明るく元気に執務できる組織づくりを通じて、市民の皆様とともに政令指定都市岡山のさらなる飛躍を目指していきたいと思っています。

不動産適正管理等ご案内チラシの固定資産税納税通知書への同封について

 次に、不動産適正管理等のご案内チラシの固定資産税納税通知書への同封について申し上げます。お配りしているこのチラシを固定資産税の納税通知書に同封するというものです。
 全国的にも管理不全の空き家が増大傾向にある中、岡山市においても直近の平成20年の住宅・土地統計調査において約5万戸の空き家が認められ、住戸全体に占める空き家率は実に14.8%、全国の空き家率は約13%ですから、それを上回る14.8%に達しています。
 このような中で、不動産を所有されている皆様方に、不動産の適正管理をお願いするとともに、空き家の利活用を促すため、平成26年度分の固定資産税納税通知書を送付する際に、不動産適正管理等のご案内チラシを同封することを考えています。
 なお、26年度分の固定資産税納税通知書は約26万5,000通ありますが、これについては4月の上旬に発送する予定となっています。この新たな取り組みによって、不動産を適正に管理していただくことや使用可能な空き家の利活用を考えていただくとともに、管理が不十分な空き家の発生を未然に防ぐことで防犯、防火効果などに期待ができるものと考えています。
 また、空き家を売りたい、貸したいが、どのようにすればよいか、またどこに依頼すればよいか、わからない方などのために、空き家情報バンク制度を設けています。
 私も、この会見のレクで初めて承知したのですが、ちなみにこの空き家情報バンク制度を活用した件数は累計13件にしかすぎません。そのうち11件が既に成約済みとなっていまして、現在、この空き家の利用者を募集している件数はわずか2件という状況になっています。
 空き家の利活用や空き家情報バンク制度への認識が高まることによって、登録件数が増大すれば、管理不全の空き家対策につながるとともに、市内にお住まいの空き家利用を希望されている方はもとより、移住・定住希望者への居住支援にもつながることになり、安心・安全で住みやすいまち岡山をより一層アピールできるのではないかと考えています。

イオン株式会社と岡山市との包括連携協定締結式の開催について

 次に、イオン株式会社と岡山市との包括連携協定締結式の開催について申し上げます。
 既にお知らせしていますが、イオン株式会社と岡山市は、岡山市の一層の活性化と市民サービスの向上を図るため、包括連携協定を締結する運びとなり、明日午後2時から締結式を行います。この協定により、市政及び観光に関する情報提供や地産地消の推進、子育て支援、災害対策や暮らしの安全・安心、その他市民サービスの向上等の9項目について、協力し、さまざまな取り組みを進めていきます。
 なお、詳細については、明日の締結式でご説明したいと思います。

岡山後楽園・岡山城等連携推進協議会総会の開催について

 最後ですが、岡山後楽園・岡山城等連携推進協議会総会の開催について申し上げます。
 岡山市観光の核である後楽園と岡山城の一体的活用を図る組織として、今年1月設立した岡山後楽園・岡山城等連携推進協議会の第2回総会を3月26日に開催します。この協議会では、一体的な運営や情報発信、新たな集客方法等、さまざまな取り組みにより、来場者の増加や滞在時間の延長を図ることとしていますが、このたびの総会では、先日の設立総会で協議した内容を踏まえ、26年度に実施する事業の計画や収支予算、さらに中期的な計画、そして数値目標についても協議する予定になっています。
 私からは以上です。

質疑応答

  • 記者
     今日のテーマと少し外れますが、岡山市がこの4月で政令市に移行して5年を迎えます。政令市にはなったのですが、市民の方にとって、それがまだ実感しにくいという指摘もあります。そのあたりを市長はどのように見ておられますか。
     また、5年の節目ということで、先ほども少し話にありましたが、今後、どのように岡山市を飛躍発展させていくのかという抱負のようなものを教えてください。
  • 市長
     政令市移行から、確かにこの3月末で5年になります。言われたように政令市としての実感がないというお話を時に耳にします。政令市としての実感がないというのはどういう意味なのかということは非常に難しいと思います。もちろん道路管理など県が管理していたものは市に移っているわけで、そういう法的な形では政令指定都市として岡山市が適正に事業を行っていると思いますが、政令指定市になってなかなか実感がわかないというのは、多分そういう意味ではなくて、経済の動きであるとか、さまざまなものが躍動感といいますか、そういうものがなかなか感じられないというような話が多いのではないかと私としては感じています。
     そういう面では、何度もここでも申し上げましたが、今回、イオンモールに年間2,000万人のお客さんが来られるということになっています。今まで岡山の商圏が非常に狭い範囲だったのが、このイオンモールができることによって商圏が広がっていくということは間違いないだろうと思います。
     そういったものを利用して、より経済が活性化していくことは私としては是非とも必要だろうということで、中心市街地の活性化の話は今回も大きなテーマとして掲げさせていただきました。
     そういったことをこの当初予算にも掲げさせていただいていますので、そういったものを着実に実行するとともに、その他医療、福祉、教育等々について、政策を一つずつ実行することによって、岡山が動いているというような実感を市民の皆様に持っていただければと思っているところです。
  • 記者
     イオンと岡山市の包括連携協定の件でお尋ねします。詳細は明日という話もありましたが、これは、イオングループと岡山市の連携協定でしょうか。
  • 市長
     イオン全体です。
  • 記者
     イオン全体というのは、イオングループとの提携ということでしょうか。
  • 市長
     そうです。
  • 記者
     この包括連携協定を結ぶことになった経緯と狙いを教えていただければと思います。
  • 市長
     イオンも、こうした進出に当たっては、それぞれの地元とうまく連携していこうという意図を持っているようです。われわれとしては、それが岡山市全体の活性化につながるということであれば、もちろん連携するのはやぶさかではありませんし、そういう面で岡山の地域の発展にもつながっていくという認識を持っていますので、明日締結を結ぶことにしたということです。
  • 記者
     秋にイオンモールが進出するということが一つの契機になっているということでよろしいか。
  • 市長
     もちろんそうです。
  • 記者
     明日の協定締結式に関して、このセレモニーとは別にイオンサイドと個別に会談される予定があるのかどうかということと、もしあるとすればどういったことを要望していきたいかということをお伺いできればと思います。
  • 市長
     それは、式だけではなくて、それはいろんな形で会っていますし、情報交換等々はやらせていただいているところです。
  • 記者
     人事に関して、女性の登用に意欲的だと思ったのですが、国の方では女性管理職の登用の目標があったりするわけですけれども、今後積極的にやっていくというところで何か数値目標なりお考えをお聞かせください。
  • 市長
     率直なところを申し上げますと、今回、私も議会でも申し上げましたし、女性が輝くまちづくりということで是非女性登用に積極的に対応していきたいと思っていました。それで、実際上の今の女性職員の現実、どれだけの方がどういう層にいるのかということを考えて、今回、目いっぱいやらせていただいたつもりです。数値的にも5.7%が6.5%になったということで、ある程度伸ばしたとは思っています。ただ、これを例えば10%にしていくということが、今の実態から見て一体どのようにうまくできていくのかということはなかなかすぐにシミュレーションできないのです。
     幹部の局長登用も1人させていただいたのですが、やはり局長になるためには、さすがにしかるべきところにいないとなかなかそうはいかないということも考えると、そんなに例えば何年後にこうするという目標値を今すぐに整理できるかというと、少し難しいと思っています。
     ですから、これからこの女性登用問題を具体的にどうしていくのかということは、もう少し考えないといけないと思っているところです。すみません、答えになっていないかもしれませんが。
  • 記者
     女性が輝く積極的な人事配置ということなのですが、市長が現状を見たところ、岡山市の女性職員の仕事に対するモチベーションだとか仕事への姿勢というのはどのように評価されているのでしょうか。
     要は、今、国の統計などでも働くことを望んでいる女性はいるけれども、管理ポストとか管理職につくことは望んでいないという統計も出ていたりします。局長ポストに女性を置くことが女性の登用と捉えているのか、それとももっと女性職員が働きやすいような制度とか仕組みを今後市独自につくっていく方針があるのか、市長が考える女性が輝く働き方というのはどのような見解なのでしょうか。
  • 市長
     私は両方の要素があると思います。よくキャリアパスといいます。やはり指導的な地位に立っていただいて、先輩の女性はこのように活躍しているので、自分もやってみたいと思っていただく。今、局長登用の話を言いました。審議監も2人登用しているわけですが、そのようにやはり幹部への登用ということは、私は一つあると思います。
     ただ、言われたように、後者の話、女性が働きやすい職場環境みたいな議論は当然ながらあるわけで、これは一つに女性が輝くまちづくりというのは、今2つの選択肢を言われましたけれども、AだとかBだとかという形を固定してやるのではなく、いろんな施策、総合的な施策が必要なのではないかという気がします。それは、われわれの職場、市役所の女性職員であっても、この今の2つの話だけではなくて、当然保育所の問題であるとか、放課後の児童クラブの話であるとか、いろんなものが全部かかわってくる、そういう議論であろうと私は思っています。
  • 記者
     従来、政策局長が政策パッケージの取りまとめ役ということでした。今回、局長が代わられていますが、新しい政策局長が政策パッケージの取りまとめをされるということでよろしいでしょうか。
  • 市長
     今回、市長補佐監を政策局長に登用することにしました。先ほどもお話が出ましたが、やはり中心市街地の問題は非常に大きな問題だろうと思っています。今までは、政策局長がまとめていたわけですが、これからも政策局長に全体の責任者になってもらおうと思っています。
     そこは、私の考えを市長補佐監自身はよくそばで聞いていたわけで、分かってもらっているし、それからナンバーツーとして国から、国交省の人に来てもらうことにもなっています。それらがうまくいい形で作用して、この中心市街地の活性化が着実に動いていけばいいと思っています。
  • 記者
     関連して、そのナンバーツーのポストですが、国出身の政策局長、保健福祉局長をプロパーにされて、その下に国から来ていただくという、その人事はこれからということになるのですか。
  • 市長
     人選はできています。
  • 記者
     もう一点、今回、岡山っ子育成局の女性次長が危機管理と、あと女性が輝くまちづくりの局長になりますが、危機管理と女性が輝くまちづくり、何となく分野が違うような気がするのですけれども、このあたりはどのようなお考えでしょうか。
  • 市長
     危機管理をやってもらうというのは、私も危機管理をやったことがあるのでよくわかるのですが、危機管理にもいろいろな要素があります。一つの要素として、例えば避難所の対応とか、そういうことは、彼女自身、幼稚園の関係をずっとやっていましたし、今も岡山っ子育成局でやられています。いろいろなそういうきめ細かい分野、きめ細かい対応ができる人なので、危機管理についてもそういう視点からも物を見てもらえばいいのではないかと思っています。
     市民局から女性が輝くまちづくり、いわゆる昔で言う男女共同参画部分を取り出して見てもらうのですが、それも彼女の今までの経験、そして性格、能力を見れば、それにふさわしいと判断させてもらったということです。
  • 記者
     全国学力テストのことでお尋ねします。明日、教育委員会会議が行われて、そちらで方針が決定されると思います。決定するのは教育委員会になると思いますが、教育委員会との協議の中で、市長はどのような考えを伝えられたのでしょうか。
  • 市長
     私が就任当初から、この問題については随分お尋ねがあって、私は切磋琢磨が必要だ、しかしながら、学力テストの公表にはさまざまな問題があり、問題についてはできるだけその問題点を小さくした上で対応していかなければいけないと申し上げました。
     それ以来何度か、教育長を含む教育委員会、教育部局と議論をさせていただき、この議会前にも大体のお互いのイメージのすり合わせを行ったところです。そういう面では、明日、教育委員会で決められる案については、私はいい案がまとまったのではないかと思っています。
  • 記者
     その中で、市長はこういった方向でというようなことは伝えられたのですか。
  • 市長
     私は、やはり目標といいますか、一人一人が勉強し、切磋琢磨する中で、自分の立ち位置と、それから目標、この2つを自分たちが知ることができるようにしていくべきではないかというようなことは申し上げたところです。
  • 記者
     思いという部分でしょうか。
  • 市長
     思いを伝えて、そういう私の思いも踏まえていただいて、教育委員会の方でご議論いただいたと承知しています。
  • 記者
     後楽園と岡山城のことですが、これを比べると岡山市がやっている岡山城の方が、観光客が極端に少ないと思います。このことについて市長はどう思われているかということと、今回、県と市が改めてこうやって手をとることに対する期待という、2点についてお伺いしたいと思います。
  • 市長
     岡山城が少ないというのは、それは遺憾なこと、残念なことだと思いますが、今回の推進協議会を開くに当たって、さまざまな事業展開を私も市の担当から聞いています。これについては、大分いいアイデアややる気を出してきているという感じは率直にしたのですが、私はそれに目標みたいなものを、数字で出すべきではないかという話を、これは決定しているわけではないのですが、そういうことも申し上げて、やはり一緒になってどこまでやっていくのかというところをできるだけ定量的に出して、その目標に向かって歩んでいくというようなことを議論してもらいたいと申し上げました。
     ただ、私自身、推進協議会は随分動いてくれていると思います。今はアヒルの水かきをやっているわけで、水かき部分は結構動いているという認識はあります。
  • 記者
     最終的に、県と市が手を組んでどのようになればいいという期待をお持ちですか。
  • 市長
     今協議会という形を一つの母体として動いているわけです。それによって入場者数が飛躍的に伸びていくことを期待していますし、その次のステップはもう少しそういう状況を見ながら判断していくことではないかと思います。今、言及する段階ではないと思っています。
  • 記者
     イオンと岡山市の包括提携の中で、WAONカードのことでお尋ねします。このWAONカードはご当地限定WAONカードのことだと思っているのですが、例えば香川県には売り上げの0.1%の寄付を受けています。これは地域貢献になり、買い物が直接金銭的なお金として寄付されるということで、例えば商店街なども対象になると考えられますが、岡山市としては、もしこれを受け取るということであれば、そういうことは市民や商店街にどのように説明をしていくつもりなのか教えていただければと思います。
  • 市長
     先ほど申し上げましたが、詳細は明日お話したいと思います。ただ、少し申し上げると、WAONカードの、今のお話は岡山でも適用していきます。そういう面で市の方に一定の額が、用途を限定してにはなりますが、入ってくることになっていくわけです。先ほどの質問でもお答えしましたが、これが岡山市全体のプラスになるかならないかという判断から、私はアプローチさせていただいているところであって、このWAONカードの話も私としては岡山市全体の底上げにつながっていくという認識のもとで、明日発表させていただくということです。
     それ以上の話は、今日は控えさせていただきたいと思います。

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