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平成25年10月29日市長記者会見

[2013年10月30日]

ID:11933

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平成25年10月29日市長記者会見要旨

議題

  • 第37回ユネスコ総会での「2014年ESDに関するユネスコ世界会議」に向けたプロモーション活動について
  • 「市長と大盛トーク」と命名した座談会の開催について
  • 介護機器貸与モデル事業の対象機器決定について
  • 中心市街地活性化について

配布資料

はじめに

 本日が最初の定例記者会見となりますが、これから月に2回程度こうした会見の場を設け、市政に関する情報などを積極的に発信していきたいと考えています。また、私だけではなく、各部局にも、これまで以上に市政に関する情報を発信するよう指示したところです。
 報道の皆様方には、引き続き市内外への情報発信についてご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

第37回ユネスコ総会での「2014年ESDに関するユネスコ世界会議」に向けたプロモーション活動について

会見する大森市長の様子1

 では、本日の案件に入らせていただきたいと思います。本日は、まず初めに、パリのユネスコ総会でのプロモーションについてお話を申し上げます。既にご案内のとおり、来年の秋、ESDに関するユネスコ世界会議が岡山市で開催されます。このため、ユネスコ総会開会に合わせ、来月の5日から10日まで、パリを訪問し、愛知県の大村知事らとともに、来年の開催都市の首長としてESDの一層の推進とESDに関するユネスコ世界会議への多くの関係者の参加を訴えることとしました。ペーパーを配らせていただいていると思いますが、主な内容としては、ユネスコ総会中の世界会議PR展示イベントやレセプションの開催、さらにはユネスコ日本代表部主催のブレックファーストミーティングへの参加、日本政府代表演説への同席などのほか、ユネスコ事務局長など、関係者の方々と意見交換などを行う予定としています。開催1年前という節目の時期に、開催地の市長として世界からの参加者に岡山のESD活動の実績や魅力を紹介し、ぜひ、岡山での会議成功につなげていきたいと思っています。

「市長と大盛トーク」と命名した座談会の開催について

 次に、地域の方々との座談会の実施について申し上げます。
 ネーミングはいろいろ考えました。これについてはいろいろなご意見もあろうかと思いますが、とりあえず「市長と大盛トーク」という私の名前をもじった形で銘打たせていただきました。来月から、地域の方々と自由に語り合う座談会を始めたいと思っています。
 これは、私が市長に就任する前から、広い岡山市ですから、各地域でさまざまな地域づくりとか、さまざまな活動が行われていまして、地域の皆さんがどのような考えを持っているのか、自由な話し合いの場でお聞きしたいと考えて、従前からお話をしていたものを具体化するというものです。
 具体的に言いますと、これもペーパーをお配りさせていただいていると思いますが、20人程度の参加者で膝を交えて語り合えるようなスタイルを考えています。11月中に、まずは試行として第1回を開催し、その後、市内の20か所程度で実施し、26年度末までに市内全域を一巡したいと考えています。
 本格実施の際には、地域の皆様からの応募を受け、ご参加いただこうと考えていますので、奮ってご応募いただき、皆様と語り合いたいと考えています。

介護機器貸与モデル事業の対象機器決定について

 次に、総合特区の介護機器貸与モデル事業の対象機器が決定したことについてご報告を申し上げます。去る10月22日、岡山コンベンションセンターにて、1次審査を通過した機器について展示会を開催し、介護に従事する事業者の方々などに、見て、また触れていただいたところです。このたび最終審査を経て、3つの機器を決定しました。まず1つ目が、「コミュニケーション型の介護ロボットのパロ」、2つ目が「見守りシステムのおだやかタイム」、3つ目が「握力支援を行うパワーアシストグローブ」です。これらの機器について、26年1月からの貸与を開始したいと思います。これもペーパーはお手元にあると思います。

中心市街地活性化について

会見をする大森市長の様子2

 最後に、ペーパーは用意していませんが、現在、議論になっています中心市街地について、口頭でお話を申し上げたいと思います。
 岡山市の喫緊の課題である中心市街地の活性化については、関係部局が相当多岐にわたります。政策局、都市整備局、経済局、市民局等々ですが、どうしても各局にまたがっていくと、責任体制が明確ではないというようなことがよくありますので、全体のまとめを政策局長にやってもらうことにしています。そして、中心市街地活性化への新たな挑戦に取り組みたいと考えています。
 ポイントとしては、キーワードの一つは「回遊性」です。駅前には、来年秋、イオンモールの進出が予定されています。あちらの言を借りれば、年間2,000万人の方が来られるということであります。もちろん、市内からも市外からも来られるわけで、そういった方をどうやって岡山の中心街に回遊していただくか。これはやはり一つの大きなポイントだろうと思います。そして、その方々に回遊していただくには、「魅力づくり」も必要だと思います。
 「回遊性」と「魅力づくり」、この2つをキーワードとして考えているわけですが、まずは「回遊性」の向上に重点を置いた政策パッケージを私は世の中に問う必要があると思っています。来年11月に一つ大きな節目を迎えるわけですから、そのためにも、期間を区切って作業を行っていくということを考え、指示しているところです。
 具体的なターゲットとしては、来年度予算の中にどれだけ組み込めるのか、来年度予算の中で示していけるよう指示し、具体化の作業をお願いしているところです。
 私からは以上です。

質議応答

  • 記者
     「市長と大盛トーク」ですが、それは市長ご自身でネーミングをされたのでしょうか。
  • 市長
     これについては、車座トークなどという名称が一般的だと思いますが、一ひねりした方がいいだろうということで、幾つかみんなで案を出してみようということになりました。いろいろな都市も調べたところ、いろんなネーミングがありましたが、少し視点を変えて、「大盛トーク」がいいのではないかということで、私のところに来たときは、案が幾つかあったのですが、それにアンダーラインが引いてありました。皆さん、私のことを考えていただいたのだと思います。そういうことで、みんなで考えた案というふうに整理していただければと思います。
  • 記者
     職員の方が提案されたということですか。
  • 市長
     はい、そうです。
  • 記者
     市長が最終的に選んだということでよろしいか。
  • 市長
     はい。ありがとうございますと申し上げました。
  • 記者
     このトークのテーマは、当初は地域の振興についてということなのですが、テーマはどのように決定されたのですか。
  • 市長
     先ほども少し申し上げましたけれども、公募するにはやはり3か月程度かかるらしいので、本格的な実施になるのが2月ぐらいからです。それまでどうするかというところがまだ完全に固まっていないのですが、2月ぐらいから一巡するまでは地域の振興という形で基本的にやりたいと思っています。各地域を回っていきますので、やはり同じタイトルのもとで皆さんが一体どう考えているのかということを知りたいということもありますし、私の考えも申し上げたいということで、そういった形でやらせていただこうと思っています。
     逆に11月、12月、1月をどのような形でやっていくのか、そこのところはまだ整理していません。それから、一巡した後、どういう形でやらせていただくのか、私は原則として任期中はやらせていただきたいと思っていますので、どうやって形を変えていくかということも、全体を見ながら考えていきたいと思っています。
  • 記者
     SNS、ホームページの利用について、ご自身のフェイスブックは、一旦休まれるということでした。その中で、今後、そういうSNS、ホームページを活用していきたいというコメントもありましが、どのように活用していきたいと考えておられるのかということと、市民から市長への投書はこれからも継続されていく予定なのかどうかを教えてください。
  • 市長
     若干、個人的な話になると思いますが、確かにフェイスブックは、お答えするにも時間的に本当に忙しく、大変なので、それはできないということで、休止という形にさせていただきました。単に、業務の報告であれば、市のホームページで対応できるところもありますが、もう少し私の生の考えも聞いていただきたいという思いもあります。今、考えているのは、メールマガジンのような形で、業務の話と、また私が個人的に考えているようなことを伝達できたらと思っています。
     今は、本当に猛烈な忙しさの中ですので、少し時間をいただくことになるかもしれませんが、早急に進めたいと思います。年内はもちろん、もう少し早目に、できれば11月ぐらいから私の考えをメールマガジンという形でお示しをしたいと思っているところです。これは、私の個人的な考えという部分で、業務的な話はもっと早くできると思います。
  • 記者
     投書についてはいかがでしょうか。
  • 市長
     投書のことは考えていませんでしたが、市民の皆様のお考えがそういった形なのであれば、それはきちっと対応することが必要だろうと思っています。今、投書がどのようになっているのかよく分からないので、コメントはできませんが、市民の皆様からの話ということであれば、きちっと対応させていただきたいと思います。
  • 記者
     中心市街地の活性化について、先ほど政策パッケージを問う必要があるというお話があったと思いますが、どのような形で政策パッケージを問い、また、市長の意見、アイデアはどのような形で反映されるのでしょうか。
  • 市長
     それはこれからの話ですが、どちらにしても、ハード部門、ソフト部門、それらを整理していかなければいけないと思っています。それから、「回遊性」を重点にと申し上げました。それは、なぜかというと、公である市役所ができる部分が多いからです。それも来年11月という一つのターゲット、もちろん来年11月に全てが終わるということではありませんが、一つのターゲットを目指してやっていくべきだということで、そういうことを申し上げた次第です。
     ただ、「魅力づくり」を放置していいかというと、そういうわけではありません。公の部分として、できるものはそのハード、ソフトの中にどうやって入れ込んでいくかということを考えていかなければならないと思います。
     それから、私のアイデアについては、これは従前から申し上げていますが、私としても考えはないわけではありません。ただ、最終的なアウトプットとして出ていくのは、市として、市の考え方として出ていくわけです。個々にお話をする中で、これは私がずっと主張してきたことだということを言うかもしれませんが、それは直接は関係ないことで、あくまでも市の考えとして表に出していきたいと思っているところです。
  • 記者
     冒頭、月1回だった定例記者会見を、今回から2回にということでしたが、どういう思いで月2回という回数を選ばれたのでしょうか。
  • 市長
     これは、一言で言えば市の発信力を増したいということです。今回の中心市街地についてもそうですが、やはり政策の決定のプロセスも私はできるだけ世に問うていきたいと思っています。
     そういう面で、私がこのようにお話を申し上げ、また今のようにご質問をしていただく中で、お互いの共通の考えができ、そして深まって、それが市民の皆さん方に伝わっていくっていうことを私は望んでいるところです。
  • 記者
     中心市街地の政策パッケージは、これからということでしょうが、現時点でどういったメニューをイメージされていて、予算規模でいえばどれぐらいになりそうだと考えられているのか、現時点のイメージとしてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。
  • 市長
     まだ、そこまでコメントできる段階ではありません。少し抽象的かもしれませんが、先ほどお答えしたようなことでありまして、ハード、ソフト合わせた形でやっていきますが、すぐにソフトも確立できないかもしれませんから、そういうところは社会実験のような形でやらせていただくということもあるかもしれません。そういった一つ一つの議論をこれから積み重ねていって、来年度予算の提示という一つの期限の中で、自分たちを追い込んで、具体的に政策を提示したいということが今日申し上げたことの狙いです。
  • 記者
     いわゆる部局横断で政策局長を責任者にされるということですが、これは要するにその部局横断の体制をつくるように指示されたのでしょうか。何かその組織、プロジェクトチームといったものをつくることを念頭に置かれているのか、そのあたりのご見解はいかがでしょうか。
  • 市長
     大きな面で言えばプロジェクトチームかもしれません。ただ、一番私が恐れたのは、各部局が自分のエリアといいますか、所掌分野の範囲に閉じこもってしまい、そして他の部局が動かないから自分たちも動けないというような議論になりがちなところです。したがって、たまたま広報課の担当局長として今日政策局長が来ていますけれども、彼にも私はそういうことは許さないぞということを言っています。これは、一つの市の中の大きな問題であるわけです。だから、責任はもちろん所掌の範囲があるわけですが、それを越えて、みんなで調整し合いながら一つでもいい施策を講じていくということが重要ですので、そのためには、全体を見て、また具体的に進めていく、そういう責任者を置くべきだと思って、これは私の案として両副市長にも話をし、両副市長からも、やはりこれをまとめるのは政策局長がいいだろうという話がありましたので、政策局長にやってもらうということを決めたところです。
  • 記者
     中心市街地の活性化のことで伺います。キーワードとして回遊性と魅力づくりの2つを上げられましたが、現時点で市長はその2つのキーワードにどういったイメージを持たれているのか、岡山市では現在その2つに関してどういったものが足りなくて、今後どういったものを足していくことが必要だと考えておられるのか教えていただけますか。
  • 市長
     よく商店街の通行量も歩行者の通行量も相当落ちているというようなご批判があります。これは数字に現れているから、そのとおりだと思います。やはり人が集い、そして憩う、そういう場づくりはどうしても必要だろうと思います。そのために必要なキーワードは、私はやはり回遊性、魅力づくりだろうと思っているのです。
     今のご質問のお答えになるかどうか分かりませんが、魅力づくりというのは、例えば商店街を考えた場合、商店街の方々がどう努力をされていくのかということが相当部分ウエートを占めていくことになると思います。もちろん商店街以外の魅力づくりもあると思ってはいますが、それにしても官の出る分野はどこまでなのかということは難しいところもあると思います。できるところはもちろんやらなければいけませんが、そういう魅力があっても、人がどうやって動いていくのかということもあります。今でも、「ももちゃり」とか、いろいろなことが動いていて、そういったことはどんどん進めていかなければいけませんが、それもやはり公が動いたところで一つの動きができていくということで、私は、回遊性においては公のウエートが高いのだろうと思っています。
     それをどうやっていくのか、イメージまではいっていませんが、一つの節目が来年11月と決まっていますから、やらざるを得ません。となると、2月に政策パッケージを出そうということまでが今日お話ができるところです。
  • 記者
     その2つのキーワードに関して、もう少し具体的に、担当部局にどのような指示を出されたのかを教えていただけますか。
  • 市長
     今以上の指示はありません。
  • 記者
     総合特区の事業でお伺いします。これについては、もちろん在宅介護の充実ということが大きな狙いでしょうが、この事業にどういった効果を期待しているのかということを教えてください。
  • 市長
     今回、岡山市が総合特区の認定を受けました。そこで、在宅介護と施設介護とのバランスをとっていくということが一つ上げられているわけですが、今回介護の機器についてこのように選定したとなると、介護保険を使ったのと同じ割合で市の支出をすることによって、国とか県も一定の支出をして、岡山市だけ、こういう3点の介護機器の利用ができてくるわけで、一つには実証実験的な意味が出てくるということです。
     これが非常に効果があるということになると、もちろんこれが全国的に広がっていく可能性も出てきます。ということで、在宅介護についてこういう効果があるということを全国に示していくという意味がありますし、第二弾をやることによって、より一層、そういうところも出てくると思います。岡山市として、在宅介護についてこのように真剣に取り組んでいるのだという発信にもつながっていきます。全国的な実証実験という言葉がいいかどうか分かりませんが、岡山で在宅介護についてこういう取り組みをしているという発信という効果ではないかと私は理解しています。
     詳細が必要であれば、担当部局のほうに聞いていただければと思います。
  • 記者
     今回、初の定例記者会見ということで、最初にまず中心市街地の活性化という問題についてお話をされましたが、岡山市として、今この中心市街地の活性化という問題を最大の課題と位置づけて、早急にやらなければならない問題としてお話をされたのでしょうか、その位置づけについて教えてください。
  • 市長
     従前から申し上げていましたが、何が最大かということは非常に難しい話だと思います。ただ、一つの大きなきっかけは、イオンモールの進出が来年の11月にありますから、それまでに一体何をやるかということは、それは喫緊の問題で、これは論をまたないわけであります。したがって、幾つか問題がある中で、最初の記者会見にこの案件を選ばせていただいたのは、そういう喫緊の課題であるという理由であり、最大の課題の一つであるという意味ではそのとおりだと思います。そういう理由から、最初の会見でこの問題を取り扱わせていただきました。
  • 記者
     定例記者会見を増やし発信力を高めるということを言われましたが、今回、中心市街地の回遊性と魅力づくりというキーワードを発表された意味は、市民に対してのPRなのか、それとも20日間、市役所の中で働き始めて、何か変えなければならないと思って発信力を高めようとされたのか、どういった意図があってされたものなのか教えてください。
  • 市長
     まず一つは、われわれがこういうことに取り組んでいるということを市民の皆さんにお伝えしたいということで、これが最大です。それからもう一つは、われわれもこういう発信をしたからには一体何をやっていかなければいけないのかということです。これは、今横で聞いている政策局長も責任を痛感していると思います。そういう面で、市の中を引き締める効果もあると思っています。
  • 記者
     中心市街地活性化の関係ですが、冒頭に新たな挑戦をしていきたいといわれましたが、何か具体的なイメージはあるのでしょうか。
  • 市長
     前の話と同じになってしまいます。もちろん何の考えもなくこういうことを申し上げているわけではありませんが、そこは、これからそういう施策を打とうとしたときに、どんな影響が出てくるのかとか、何が障害になるのかも見極めた上で、私としてはお話を申し上げなければならないと思っています。
     今私は、就任してまだ3週間です。3週間の中で、幾つかの施策の議論は現実にやっています。しかしながら、それに対してのプラス効果、そしてマイナス効果、いろいろなものが必ず一つの施策には出てくるわけです。そのあたりの分析がまだまだ十分ではないわけでありまして、それらを整理してどう発表するかということをやらせていただきたいと思っているところです。
     今後、予算の具体的な提示の時までには、100%とはいかないかもしれませんが、全力を挙げてこの問題については考えていきたいと思っているところです。
  • 記者
     市長が、先ほどから言われている回遊性というのは、それはJR岡山駅前と表町地域の回遊性ということでしょうか。
  • 市長
     そこはもう少し広くてもいいのではないかと思います。いわゆるカルチャーゾーンへ人を動かすということも当然考えられるでしょうし、それからあとは表町もそうでしょう。西川もそうでしょう。幾つもキーポイントはあると思っています。

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