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平成26年1月14日市長記者会見

[2014年1月16日]

ID:11995

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議題

  • 岡山後楽園・岡山城等連携推進協議会の発足について
  • JR西日本本社訪問について
  • 市職員を対象とした認知症サポーター養成講座の開催について
  • 岡山市寄り添いサポートセンターの相談受付状況について
  • 旧内山下小学校跡地について

はじめに

会見する大森市長

 皆さん、おはようございます。
 本日は、今年最初の記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。
 報道関係の皆様には、改めて新年明けましておめでとうございます。
 本年は、秋にESDに関するユネスコ世界会議が開催されます。地域を挙げてこの世界会議を成功に導くとともに、岡山市のESD活動の成果や歴史、文化、自然、食等の魅力を世界に向けて発信し、さらに、これをステップボードとして、コミュニティレベルでの諸活動を通じた人づくりを核とする新たな岡山モデルを高く掲げ、ESDの一層の発展に貢献していきたいと考えています。
 また、同じく秋には岡山駅前にイオンモール岡山が開業する予定です。市内外から訪れる多くの方々を中心市街地全体の賑わいと活力に結びつけていくため、回遊性向上のための政策パッケージを早急に取りまとめ、来年度早期から政策横断的な取り組みを集中的に実施していきたいと考えています。
 こうした取り組みを含め、干支の午のごとく、新しい年が岡山市にとって力強い飛躍を遂げる年となるよう、市政運営に全力を傾注していくつもりですので、報道機関の皆様には、本年も市政への変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 では、本日の案件に入らせていただきます。

岡山後楽園・岡山城等連携推進協議会の発足について

 まず初めに、岡山後楽園・岡山城等連携推進協議会の発足について申し上げます。
 昨年11月の知事との懇談会において、岡山後楽園と岡山城への観光客誘致や滞在期間の延長、県都岡山の顔づくり等を目的とした取り組みについて合意したところです。これを受けて、両施設の一体的運営を図る組織として、岡山後楽園・岡山城等連携推進協議会を設立することになり、1月17日(金曜日)に設立総会を開催します。
 協議会のメンバーは、岡山県と岡山市の関係部署、県の観光連盟、おかやま観光コンベンション協会を予定しています。
 協議会で行う内容については、設立総会での協議内容を受けて、具体的な事業計画を掲げていきたいと考えていますが、この協議会は、単なる連絡調整という役割にとどまらず、一体的な運営や情報発信、新たな集客方法等、さまざまな取り組みにおいて実効性を持つものにしていきたいと思っています。

JR西日本本社訪問について

 次に、JR西日本本社訪問について申し上げます。
 大阪のJR西日本本社を1月21日に訪問します。イオンモールの開業が迫り、岡山が大きく変わろうとしている中で、岡山駅東口駅前広場の路面電車の乗り入れについては、回遊性の向上や利便性の向上に寄与するものと考えられ、今、検討に値する問題だと理解しています。
 東口駅前広場は、JR西日本の所有地がほとんどですので、路面電車の駅前広場乗り入れについて、JR西日本の感触をうかがいたいと考えているところです。
 また、吉備線のLRT化についても、市とJR西日本の実務者間で技術的検討を行ってきていますが、この機会に、私としてもJR西日本と意見交換をしていきたいと考えています。

市職員を対象とした認知症サポーター養成講座の開催について

 次に、市職員を対象とした認知症サポーター養成講座の開催について申し上げます。
 高齢化の進展に伴い、認知症高齢者の数が急速に増加しており、85歳以上の4人に1人が認知症といわれています。
 岡山市においても、現在、認知症高齢者は約2万人おられます。団塊の世代が75歳になる平成37年には約3万人になる見込みです。
 そこで、既にお知らせしていますように、本日午後、市職員が率先して認知症についての正しい知識や接し方を学び、自分たちの身近なこととして認識を深めるため、市職員を対象とした認知症サポーター養成講座を開催します。
 今回は、副市長や局長などの幹部職員、福祉関係職員が受講するほか、私も受講させていただきたいと思っています。
 認知症は、年をとれば誰もがなり得る病気です。市民の皆様におかれましても、認知症を正しく理解し、認知症の方やそのご家族を自分のできる範囲で温かく見守り支えていく応援者になっていただきますようお願い申し上げます。

岡山市寄り添いサポートセンターの相談受付状況について

 次に、昨年12月2日に岡山市社会福祉協議会に委託して開設した岡山市寄り添いサポートセンターの相談受付状況について申し上げます。
 この相談窓口は、平成27年4月の生活困窮者自立支援法の施行を控え、生活困窮者を対象とした新たな相談支援窓口として、国のモデル事業の実施により設置したものです。
 開設から12月末までの約1か月間で、電話や来所等により延べ111件の相談を受け付けました。
 相談内容としては、「仕事探し、就職について」「収入、生活費について」「病気や健康、障害のこと」に関するものが多く、これまでのところ、悩み事を聞くことや相談員からの情報提供が主な対応となっていますが、多くの相談が寄せられており、一定の成果があったものと認識しています。
 困窮状態に陥る前の段階で早期に支援を開始することは大変重要であると思っています。多くの方にこの窓口をご利用いただきたいと考えていますので、報道関係の皆様方にはよろしくお願い申し上げます。

旧内山下小学校跡地について

 最後ですが、事前にはお知らせしていませんでしたが、去る10日、旧内山下小学校校舎等の耐震診断の最終調査結果が明らかとなりましたので、旧内山下小学校跡地に関して少し申し上げたいと思います。
 既に報道関係の皆様方にお知らせをしていますが、1月18日(土曜日)に、活用方法について広く皆様からご意見をお聞きする会を開催します。その際に重要な要素となる校舎・体育館の耐震診断結果ですが、校舎・体育館とも耐震性がないことが明らかとなりました。
 跡地の活用については、現在策定を進めている「都心創生まちづくり構想」に方向性を盛り込もうと考えており、こうした点も踏まえて、多くの意見がいただけることを期待しています。私も参加して、直接お聞きしたいと思っています。
 引き続き参加者を募集していますので、関心がおありの皆様は奮って申し込みをいただければと思います。
私からは以上です。

質疑応答

  • 記者
     JR本社の訪問に関してお聞きします。感触を探るということだろうと思いますが、JRに対して要望することやどういうことを聞きたいかということを、もう少し具体的に教えてください。
  • 市長
     まず、駅前への乗り入れですが、私としては、検討に値する、特に今年の秋、イオンモールの進出が決まっているわけですから、やはり中心市街地の活性化は必要で、それに当たって、乗り入れもプラスになるだろうという認識は持っています。
     しかしながら、これは従前からJR等々と詰めていた話ではありません。以前はもちろん接触もありましたが。
    そういうことで、とりあえず今回、JR西日本の本社にお伺いして、われわれの今置かれている状況、なぜ今こういう議論になっているかということをまず説明させていただきたいと思っています。そして、JRの感触と申し上げましたけれども、JRとしても少し前には検討していたかもしれませんが、われわれとしても長期的課題と位置づけておりましたから、近々の問題として理解されていなかったと思いますので、われわれの説明に対してどのような感触を持っていただけるのか、そういったことを見極めたいと思っています。
  • 記者
     例えば、岡山駅前の土地をそのように使わせてもらえるかどうかという、要は一歩踏み込んだところまで話をされる予定はあるのですか。
  • 市長
     それは感触次第だろうと思います。ただ、JRだけが相手ではありません。例えば交通問題であれば、警察も関係してきますし、それからさまざまな交通事業者等々の関係もあると思います。そういうことも、また別途いろいろと調整していかなければならないと思いますが、どこまでJRが話をしてくださるのか、その様子を見て、また、その場でもお申し出があれば、報道関係の皆さんにも、そのときの様子等々についてお話ししたいと思っています。
  • 記者
     JRとしての感触をうかがうということですが、例えば仮に非常に消極的であれば、岡山市としてもっと積極的になって協議してほしいというところまで要望するお気持ちがあるのかということをお伺いします。
  • 市長
     仮定の議論は難しいですが、消極的であるならば、どういう点を気にされているのかを聞かなければいけないと思います。余り仮定の議論をしても仕方ないと思いますが、われわれとしては、議会でも申し上げたように、これから中心市街地を活性化していくには、この路面電車の活用、駅前乗り入れをすることは意味のあることではないかと思っていますので、それについてご理解を得る努力はしていくのだろうと思います。
  • 記者
     吉備線LRT化について、これも市長としてお話をしたいということでしたが、今の状況、それからJRの話を聞いてどうするのかということをもう少しお伺いします。
  • 市長
     昨年末の議会で吉備線LRT化の話がありました。よくその経緯について承知している議員から、市長が代わったが会いに行かないのかということを言われました。私は公共交通機関の整備については重要な問題だとこの間の選挙のときから申し上げていて、そういう面では、吉備線のLRT化も重要な課題だと思っていますので、そこでも、私自身もJRと少しお話をしたいと申し上げたというのが経緯です。
     一つ申し上げると、皆さんご承知だと思いますが、実務レベルでは議論を積み重ねているところです。特に技術的な課題などについては、JRとの間でも随分議論されていることで、将来的には、議会や市民に対して、議論のたたき台となるLRT化素案を取りまとめ、お示ししたいと申し上げているところだと思います。その状況について、実務レベルの話は私も聞いていますが、JR本社としてどうお考えなのかは直接お話ししたことがないので、そこをどうでしょうかということで、意見交換という表現をとらせていただきました。そういう状況にあると認識しています。
  • 記者
     路面電車の関係ですが、JRを訪問されて、市としてはその乗り入れを実現したいという意向をまずは伝えられるという理解でよろしいでしょうか。
  • 市長
     表現として、検討するとまではっきり申し上げられなかったのが実態です。それはなぜかというと、長期的課題と整理をされていたわけですから、急に、市議会での議論の中ですぐにこれを検討しますということが果たしていいのだろうか、そこまで言えるのだろうかという認識があったので、検討に値するということでとどめたわけです。
     しかしながら一方、今年の11月にイオンモールが進出し、そこで年間2,000万人のお客さんが市の内外から来られるわけですから、その方を駅前にとどめるのではなく、中心市街地全体に行きわたっていただくことが必要だという認識でいることは事実です。そのためには、路面電車の駅前への乗り入れは意義があることだという認識は持っているわけです。そういう経緯、そしてわれわれの今持っている課題、そして解決方法等々をJR西日本には率直に申し上げたいと思っているところです。
     また、JRの方がどういう回答をしてくるのか、そこは今後の話ですので、それに対応した形で、一つ一つ節目をつくりながら前に進んでいければと思っています。
  • 記者
     補足ですが、つまり意義があると市としては考えているということを伝えるレベルの会談ということでしょうか。それとも積極的にしたいというところまでお伝えするのでしょうか。
  • 市長
     そこは、JRと市だけの問題ではありません。並行して、警察、交通事業者、経済界も含めて、いろいろとこれから調整していかなければいけないだろうと思います。したがって、どういう表現が適切なのかよく分かりませんが、そういう中で、私は今中心市街地の活性化には意義があることだと申し上げたところです。われわれとしてやるというところまで、まだ関係者の調整が全部できている段階にはないと思っているところです。
  • 記者
     路面電車の関連ですが、路面電車を運営する両備グループとこの乗り入れについてどの程度話を詰めているのでしょうか。
  • 市長
     両備グループには、しかるべき幹部からは話をしたことは事実ありますが、私が直接やっているわけではありません。交通事業者の方も本格的にはこれからということだろうと思います。調整自体はこれからです。
  • 記者
     路面電車は民間企業ですけれども、そういう中で、21日の訪問に際して、あくまで市とJRのみで、ここに両備さんが絡まない、参加しないのはなぜでしょうか。
  • 市長
     関係者は多いですが、将来的にどういう検討の母体を設けていくかというのはいろいろあると思います。ただ、市として昨年申し上げたのは、おおいに検討に値する問題だと申し上げたわけです。それで、当該駅前広場の土地はほとんどJRが持たれているとなると、私としては、まず話をしていくのはJRの方かなという認識でJR本社の方に訪問させていただくということです。これからどういう状況になってくるか分かりませんが、方向としてそういう検討をしてくことになれば、当然さまざまな方といろいろ調整していかなければいけないということになると思います。
  • 記者
     駅前への乗り入れについて、これは両備さんにお聞きすることかもしれませんが、市長から見て、両備さんは好意的に受けとめているのでしょうか。また、費用の問題もありますが、折半というか、助成といいますか、そのあたりの部分はどのように捉えていますでしょうか。
  • 市長
     まず、費用面の負担の話については、まだ何も議論はしていません。それから、両備さんの意向については、市の幹部が話をしたという報告は受けていますが、ただ、それは両備として何かお答えをいただいたというような段階に至っているわけではありません。したがって、今後JRへ訪問し、折衝が次のステップに行っても構わないという形になってくれば、一つ一つ道を進んでいきたいと思います。
  • 記者
     公共交通の整備については、いつも交通事業者と地元自治体の負担金割合について議論されるところです。まず市が要望するに当たっては、どこまで負担を背負うのかという議論でその話が進んでいくという面もあると思いますが、今回のJR訪問では、そこら辺の議論には踏み込むのでしょうか。
  • 市長
     まず、乗り入れについてどの程度の費用がかかるのか、粗っぽい試算を相当前にやった資料は確かにありますが、実際上、やっていくとなると、どれだけの費用がかかっていくのかということを再度綿密にやっていかなければならないと思います。そういう過程の中で、その費用負担を一体どのようにするのかという議論になってくるのではないかと思っています。もちろん、やる、やらないというのは費用負担の問題も絡んでくることは間違いないわけですが、とりあえずはこういう土俵に乗っていくというか、できるのかできないのか、そういうことを一つ一つやっていきたいと思っています。鶏と卵かもしれませんけれども、費用負担がこうだからお互いがうまくいく、ないしは決裂するという議論はもう少し後で、まずは、この問題についてどう考えていくかということからのスタートなのではないかと思います。
     そういう面では、副市長とか都市整備局長とか、いろいろと内々には関係者の方に話をしているところですが、まだこれらの意見を踏まえて、次のステップをどうするのかというところは実際のところ整理できていません。これは正直なところです。そういう次のステップ、いわゆる政策パッケージに入れられるのかどうか、入れられるにしても、どんな形で入れられるのか、そういうことを、予算までに模索していかなければいけません。余り時間はありませんが、そういうことをこれから約1か月の間やらせていただこうと思っています。
  • 記者
     今この時期にJR西日本を訪問するのは、来年度の当初予算に検討費を盛り込むかどうかという判断も含めてという認識でよろしいでしょうか。
  • 市長
     その要素の一つにはなると思います。
  • 記者
     鶏か卵かの話だと思いますが、話をするのであれば、やはり具体的にこういう形で乗り入れをしたい、検討に値するということを言われると思います。先ほど警察との協議が要るということで、常識から考えれば、桃太郎大通りのところを直進してどこかへ入りたいということだろうと思いますが、何か市長として乗り入れの理想的なイメージがあるのでしょうか。
  • 市長
     いいえ、まだここで発言できるほどのものは整理できていません。地上乗り入れ、地下乗り入れ、いろいろなものが案としてあるということは多分ご承知の上で言われているのだろうと思いますが、そこは、まず利便性と言いますか、JRからの利用者がほとんどでしょうから、そこから利用するに当たって何が一番いいのか、それから、やはり費用がどれだけかかるのか、それらを総合的に見て整理していくことになるだろうと思います。
     もちろん話すに当たっては、頭に置いたイメージ案はみんな持っていると思います。JRにしてもそうだと思います。私もそうですが、ただ、今方向性を出すような、こういう皆さん方の前で言えるようなところまでは熟していないということでご勘弁いただければと思います。
  • 記者
     内山下小学校跡地の関係で伺います。これは市内に現存する学校では最古の鉄筋コンクリート造の校舎ということですが、この校舎の文化財的な価値について市長はどのように認識されているのでしょうか。
  • 市長
     文化的な価値があるものがあるということは、私も行って見させてもらいましたが、承知しているところです。ただ、それ以上、私自身は詳しく承知していません。その文化的な価値がどういうもので、今後の利用に当たってどうしなければいけないのかということがあるのだろうと思いますが、そこは私自身詳細には知りません。
  • 記者
     先ほど耐震診断の確定で、校舎・体育館は耐震性がないということでした。市としては、構想素案の中で校舎については存続を前提にという形で整理されていますが、校舎自体は解体せずに存続するという前提は、市長としては今のところ変えられる方針はないでしょうか。
  • 市長
     まず18日にいろいろな話をお伺いするわけです。その中でどんな意見が出てくるか、もちろん存続を前提としてということが素案にあるわけですから、それは頭の中にありますが、関係者など多くの方が来られますので、存続の是非も含めて、当然ながら議論になってくるということだろうと思います。
  • 記者
     その結果次第というか、意見交換、今後の検討次第では、校舎を解体するというか、取り壊す可能性もゼロではないということでしょうか。
  • 市長
     もちろんそうです。会の案内にも「存続の是非も含めご意見をお聞かせください」と書かせていただいています。皆さん方の意見を踏まえて整理させていただきたいと思っているところです。

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